ふしょうなブログ

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愛に恋(恋の捨て方について)

2005年10月03日 06時32分10秒 | 詩の背景
  日本人は恋愛事に繊細なせいか、「好き」と「愛してる」、「恋」と「愛」と言い回し、言い方がそれぞれ二通りあります。英語で好きに当るLikeだと恋愛的な表現には用いないようで、英語で恋に落ちるはfall in love with~とやはりLoveを用います。(話はズレますが、ジャズのスタンダードナンバーに「Falling In Love With Love」という名曲があります。直訳すると「恋に恋して」って感じです。)

  では、好きと愛してる、恋と愛の違いは何でしょう?独断と偏見で一刀両断すると、プラトニックな状態、つまりベッドに入る前が恋じゃないのかな。恋が愛に変わるって事は恋に落ちた二人がベッドインする事で恋が愛に変わるような気がします。そう考えると、好きって状態は恋愛の助走状態で、熟してくると愛しているに変わるんだろうな。

  裏も表もお互いに知り尽くして愛し合うのだろうね。恋の時は良い面しか見せない、見えてないのかも。(もう一つ余談でジャズのスタンダードナンバーにDont Smoke In Bedという曲もあります。愛し合った後のベッドの中で煙草を吸わないでってところでしょうか。こう考えるとジャズって男と女の総てのような気がします。)

  詩と恋愛、永遠のテーマです。詞の世界も好きだの愛しているだので永遠にいちゃつき状態のようで、どんな曲にせよJ-POPのジャンルは恋愛だらけだしねえ。でも、それだけ人々の共感を得る、人々のニーズがあるのでしょう。何かで読んだのだけど、恋愛感情は種の保存行為と密接な関係にあるのだけど、それだけでは説明できないのだとか。

  再び、詩と恋愛、現代詩では意外とテーマになる事が少ないようです。詞を意識してかワザと避けているのかな。どちらかと言うと恋愛より死に傾いていて、恋愛を語る詩は恋愛詩として軽んずるようです。哲学的なテーマも勿論詩として大切なテーマである事は確かだけど、詩と恋愛、詞で語る恋愛よりも深いところで語れると思います。何しろ、この世にいるのは男と女の二通りだしねえ。

  今回投稿した「恋の捨て方」、愛する女性と同居していながらも、男の本能で恋をしてしまうカル~イ男の詩です。なんと身勝手なと女性から非難を浴びそうですけど、昨今のダブル不倫の果ての殺傷沙汰とか聴くに及ぶと、昨今の恋愛事情はあながち絵空事、テレビドラマの中の話ではないようです。事実はドラマよりも奇なりって感じです。

  ゴミ捨て、何故か男の仕事です。女性は化粧しないと表に出れないのもありそうで。昔は旦那が起きる前に、ちゃんと化粧して素顔を見せなかったらしいけど、今じゃねえ。
スーツ姿でゴミ袋、何となく間抜けな姿で闘う男の一日は始まります。でも、密かなお楽しみをこっそりと胸に隠して颯爽とオフィスに向かいます。今年の新入社員か、派遣さんに好みの女性でもいたのかな(笑)



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