ふしょうなブログ

ご不要になった詩は粗大ゴミでお出しください

101作目から

2005年11月05日 00時28分25秒 | 詩に関わる話
11月2日付で記事を投稿しましたように現代詩フォーラムにおいて次回投稿する作品が自身にとって記念すべき100作目になります。そして、ひとときの安らぎに旅の疲れを癒す間も無く、吹き始めた偏西風が旅立ちの時を急かし始めました。古ぼけて痛んだ帆は今にも破れそうですが、偏西風を受けて膨らみ始めたのです。

ついては、101作目より詩のスタイルを変更します。

1.縦書きに拘っていましたが、縦書きを基本的に捨てます。
2.そうなると行分けにもある程度拘っていたのを、暫くは拘らないつもりです。
3.無題の詩(UNTITLED)を少なくとも50作近くは投稿したいです。
4.引き続き愛をテーマとして取り上げたいのですが、かなり屈折したものに
  なりそうです。

艫綱は本当に解かれるのか、このまま偏西風は吹きつづけてくれるのか、Yock自身にも判りません。でも、旅立たずにはいられない状況下に置かれていることは確かなようです。




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E.G.P.P.100(One Hundred)STEP 52

2005年11月04日 23時36分24秒 | 詩に関わる話


  今夜もまたJUNさん主催のE.G.P.P100へ行ってきました。今回は数えて52回目(STEP52)だとか。テーマは「ビート」です。今回も前回の朔太郎同様、ビートには疎いYockですので、ちょい困りました。(アレン・ギンズバーグ詩集持ってはいますが、途中で放り出した前科ありです)

  オープニングにJUNさんの朗読するギンズバーグの代表作「吼える」を聴きました。どうなんだろう、この手の詩は感覚で捕らえるべき詩なのかなと考えてしまいます。ちょっと、小さな壁に再度突き当たった感のあるYock自身としては、この手の詩にもチャレンジしたくなっているのは確かです。



  間にやまさん達の熱唱をはさみ、再びJUNさんオリジナルの「チキンスープブルース」の朗読です。この詩は故高山貴久さんへ捧げる詩との事です。

  詩の朗読会とは異なった雰囲気のE.G.P.P.ですが、これはこれで結構楽しい一時を過ごせましたし、この形式の良し悪しについては詩の朗読自体をはっきりとした形で捉え切っていないのでなんとも言えません。POECA!を覗くと詩の朗読会結構あちこちで開催されているようです。有名な詩人さんの朗読を一度聞いてみたくなった今夜のE.G.P.P100でした。

JUNさんのブログ(風雅遁走)
URL: http://angura.blogzine.jp/fugue/


POECA!
URL: http://www.poeca.net/


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後ろ指さされたい

2005年10月17日 17時32分17秒 | 詩に関わる話
  本来なら練馬美術館にて開催中の佐伯祐三展について記事を投稿する予定だったのですが、なんと月曜日は休館日との事。どうもお間抜けです。今月23日までの開催との事ですので、今週中には是非ともと考えています。

  さて、ブログ開設を期に捨てた筈の詩作を再開し、リンクの細い糸を辿り、詩の投稿サイトへお邪魔するようになりました。何とか皆さんにも読んでいただけるようにもなり感謝の念堪えることありません。

  詩を書き続ける事により荒れ地だった心に恵みの雨が降るようになり、まだ貧弱な若芽ではありますが新たな生命の息吹きも確かに感じられます。

  そんな感謝の意味も込めて詩に真面目に取り組まれている若い方々を応援したい気持ちで一杯です。で、詩とは何だろう、詩の題材を何に求めるのかの一つの目安になるような詩を今後書ければ良いなと考えています。

  詩のテーマ、現代詩では無いとか鼻で笑われようと、後ろ指刺されようとも愛を歌っていきます。で、一口に「愛」といっても様々な愛の形あると思います。男女の愛、男同士、女性同士、母性愛、両親を想う愛、人間愛、自然を、そして地球、宇宙への愛。無限のテーマのようです。では、愛とは何だろう、辞書によるとエロス的な愛とアガペー(非打算的な無償の愛)の二通りあるとの事。勿論アガペーも大切な詩のテーマだけど、Yockの場合はエロス的な愛を歌いたいです。

  となると、どうしても演歌っぽくなるのかな(苦笑)いずれにしても大人の愛、屈折しがちな愛をテーマとしたいです。

  正直花の名前も良く知らないので、花鳥風月は上手く歌えそうもありません。まあ、そんな手合いでもありますし、都会に感じる自然はどうやら人間ぐらいだし、そして先の述べましたように永遠のテーマ「愛」について、これからも歌っていきたいです。



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詩遊会について(投稿のお誘い)

2005年10月09日 19時19分18秒 | 詩に関わる話

  先日、記事を投稿していて、はたと思ったのですが、現代詩フォーラムと詩遊会さん、お分かりにならない方にはさっぱりですよね。私的なブログなので、それで良いのかも知れません。でも、あまりにも一方的かなと思ってしまいます。このブログを読まれた方で興味を持たれた方もいらっしゃるかなと考えますので、簡単にご紹介しますね

まずは詩遊会さんから紹介します。

  こちらを知ったのは現代詩フォーラムに投稿し始めて暫く経つ頃、詩遊会を主宰する落合朱美さんに詩遊会でも投稿してみないかと誘われたのが最初です。「詩遊会」、名前だけは何となく知っていたのですが、会の詳しい内容までは知りませんでした。もっとも今でも詳細と言うか総ての部門へ投稿した訳では無いので知っている範囲でご紹介します。

  まず主宰者は先ほど述べましたように、落合朱美さんです。お手伝いされているスタッフの方(さちさん、ルナクさん)そしてサポーターの方が何人かいらっしゃいます。

では、実際にどうやって参加するかについて、ご紹介します。

1.詩遊会のアドレスは次のとおりです。
  URL:http://oba-poe.ktplan.ne.jp/
2.ENTER よりお入りください。
3.Informationに、会のルール(楽しむための最低限のマナー)が書かれていますの
  で、お読みください。
4.同意されましたなら、雑談用掲示板に「挨拶」等、書き込まれると良いでしょう。
  ここらへんも、特に他のサイトと何ら変わりないと思います。
5.書き込まれた後、投稿する前に他の方の詩についてコメントをつけるのが詩遊会
  さんでのマナーとなっています。得てして、自分の詩は読んで欲しいけど、他の
  方の詩を読むのは苦手な方もいらっしゃると思います。でも、「勉強」って言うと
  重荷になるかもしれませんが、他の方の詩を読んでみる。そして、自分なりの
  コメントと付けてみる。つまり、詩を読んで、イメージされたモヤモヤな印象
  を言葉を使い形作る事は、ご自身の詩作においてもとても大切な事だと思います。
  スレッドの形で綴られた作品とコメントの数々、ぎこちない言葉でも何でも、
  心に感じた事を綴ってみる。そして、他のメンバーの方々より頂戴したコメント 
  に微笑んだり、時には励まされたり。
  こんな感じで、詩、言葉について親しみを感じあうサイトだと思います。
6.それから、詩遊会さんの特徴としては、個々の作品について現代詩フォーラム
  のようにポイントは付加されませんが、そのかわり落合さんをはじめスタッフ
  の方々の選考による月間賞の発表があります。

  大体こんな感じでしょうか?Yockの拙い説明では、多分お判り頂けないかと思います。でも、面白そうだなとお感じの方は実際にサイトへ遊びに行って下さいね。

「詩遊会」さん、Yockとしては、こんな方にお奨めします。

1.ひとりで詩を書かれている方
2.誰かに詩を読んで欲しい。他の方々の詩も読んでみたい方(詩集とか読む手も勿論
  ありますが、もっと身近な方の詩、同じ空間、同じ時代に暮らしている方の作品、
  生きた詩を読みたい方。
3.感動を共有したい方。
4.心へ訴える、心で感じる詩を書かれている、書いてみたい方。
5.歌詞のコーナー、企画詩のコーナーもあります。詩より詞が好きな方も
6.それから、定型詩(短歌)のコーナーもありますので、短歌に興味のある方
  などなどです。
  
  参加し始めて、まだ日が浅いYockですので、もっと他に、こんな良い面もあるのにとスタッフの方々よりお叱りを受けてしまいそうです。ゆっくり、のんびり丁寧に言葉と楽しみたい方なら大歓迎と思いますので、是非一度サイトを覗いて見て下さい。よろしくお願いします。


詩遊会
URL: http://oba-poe.ktplan.ne.jp/


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E.G.P.P.100(One Hundred)/STEP51を観て来ました

2005年10月07日 23時45分57秒 | 詩に関わる話

  なんとも外道な顧客のおかげで徹夜仕事を強制され睡眠時間わずか数分の体にアドレナリンを無理やり注入しまくり、新宿百人町の大久保水族館にて開催されたEGPP100に乱入です。ごみ袋こそ提げていないけど恥ずかしいぞ!どうするかって、入場料払ったし出れない、帰れない、バドは美味しい。7時30分開始時刻まで残り数分。ライブで投稿記事書くなんてナイスすぎます。

  店内は何と満員状態、幕開けは、JUNさんのおしゃれな挨拶で始まりました。今夜のテーマは朔太郎の猫街だそうです。JUNさんの朗読する猫街良いなあ。朔太郎はどっちかとゆーと良く分からんほうだけど。

  うーむ、いよいよ始まったEGPP、しょっぱなの「たらさん」から、いきなしディープな雰囲気です。

  次の方はドラムソロです。何でもパンクバンドの方だとか、パンツは分かるけどパンクはSピストルズぐらいかな。でも新宿百人町で唸るドラムもかなり良い感じです。

  で、次は「やまさん」の弾き語りです。ギターで奏でる魂の叫び、やっぱし心に鋭く突き刺さります。2本目のバドで少し酔いました。

  4番目の方は、「おもとなお」と言う方です。一人芝居を演じられました。詩の朗読プラス携帯電話から流れるBGM新鮮です。芝居を演じている時の雰囲気と終わりにステージで挨拶されている時のなんともナイーブな笑顔とが好対照、かつ新鮮で良かったです。

  次の方「恋川春町」さんです。パティスミスの詩を朗読されました。言葉を次々と弾き出すには、散文詩若しくは長文の詩が良いのだろうか。うーん体力勝負かも(苦笑)

  会場は大いに盛り上がる中、次の方は「松井さとこ」さんです。むむ、かなり綺麗な方です。何でも久しぶりの出場だとか。英語の自作曲から始まりました。ハスキーな歌声良いなあ。

  で、再びJUNさんの登場とあいなりました。ホームのJUNさんは伸び伸びしていて、あの時の不完全燃焼が嘘のようです。嗚呼、酩酊した魂を揺さぶるJUNさんの朗読、時の経つのも忘れてしまいす。

  小雨交じりな金曜日の夜、3本目のバドで酔った魂とディープだけど、何となくアットホームな会場の雰囲気。久しぶりに楽しいひとときを過ごせました。

(お詫び)
出場された方のお名前、聞き誤りあるかも知れません。誤りありましたなら、お詫びします。

10/7 E.G.P.P.100/STEP51
URL: http://angura.blogzine.jp/fugue/2005/09/107_egpp100step_3a30.html


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詩の置き場所

2005年09月29日 18時58分08秒 | 詩に関わる話
  以前詩遊会さんに投稿した「あの道この道帰り道」を今朝、現代詩フォーラムに投稿した後、考え直して1時間後に削除しました。たまにやるんです。投稿しようか迷った末に投稿した挙げ句、やはり削除する事を。

  その作品の良し悪しよりも、其々の詩には在るべき場所があるなあと思ったからです。置いてみたら、詩が何となく居心地悪そうにしている。そう思い削除しました。

  特に現代詩フォーラムのようにポイント制の場所はそうかも知れません。
詩に込めた自分の思いをポイントにより計られる、現代詩フォーラムという姿見に自分自身を映して見ることは、独り善がりに成りがちな思いを一人立ちさせる意味合いからすると、とても大切な事です。

  でも、ルナクさん、さちさんの作品へ寄せた思いを込めた詩について計られるのは、おふた方の心まで計られてしまうようで相応しく無いのかなと考えます。(この作品は投稿する為に作った訳ではなく、読書感想文のような作品ですし)

  現代詩フォーラムのような場所に投稿する以前は、自分の作品にさほど思い入れはありませんでした。でも、作品を投稿し他の方々より暖かい評価を頂くことにより一人立ちした作品は自らの手を離れ、眺める度にいとおしさは増すばかりです。

  そう分かっていても、日々、洪水のように投稿される珠玉の作品達に触れていると、つい投稿してしまう自分がいます。ある意味意地が汚いのかも(苦笑)

  自身に必要なのは強い意志と詩に対する真摯な姿勢のようです。ふらつくハンドルを握り締め、長く曲がりくねった道をゆっくりでも良いので、これからも進めたら良いなとつくづく感じた今朝の失態でした。



日記と詩・パート1

2005年09月17日 19時26分37秒 | 詩に関わる話
  今日は中秋の名月を明日に控えた3連休の初日です。午前中、幡ヶ谷まで出かけ、落合さんのHP「お昼寝の時間」ではありませんが、午後はシエスタと洒落込みました。丁度今頃は夏の疲れが出やすい時期です、皆さんもご自愛くださいね。

  さて、随分と間延びした感もありますが、日記と詩について書いてみます。日記など書いた事が無いけど、ブログを開設したので「徒然なる物」を綴ってみたい、あるいは、詩を書いてみたいけど、難しそうだな。そうお思いの方は結構いらっしゃるのではと思います。

  Yock自身も日記に関しては三日坊主でして1ヶ月と続いた事ありません。唯一続いたのはフライフィッシングを趣味として時期に書き留めた釣行記でしょうか、釣りに出かけた日の天候、場所、タックル、仕様したフライの種類、釣果等を書き記しました。たまに読み返してみると、出かけた時の想い出が脳裏に浮んできて、それはそれで楽しかったものです。

  日記ってなんだろう、手元にある岩波書店より出ている荒川洋治著の「日記をつける」を紐解いてみると日記とは「つける」ものとあります。何をつけるかというと、日付と曜日、天気、時刻等となっています。ブログのスタイルも確かにそうなっていて、記事は基本的に日付ごとに並ぶようになっています。新しい記事を投稿する際には時刻も自動入力されますので、あとは天気を入れると日記をつける出だしは整いました。

  ブログに記事を投稿するけど、不特定多数の人に見てもらうのを前提をしない、ブログではなく、普通の日記をつけたいのであれば、その日の出来事を時系列に並べるとよいでしょう。具体的に時刻を入れても良いし、午前、午後とかでも良いでしょう。最近読んだ新聞の記事によると、三食食べた物を日々記録すると成人病予防、治療に効果があるとか。カロリー計算までしなくても、摂ったものを列挙するだけでも効果があるそうです。そう考えると、身近な出来事を列挙するだけでも、後日読み返して、ああこの日にはこんな事があった、そうか以前はこんな事をしていたけど、最近はご無沙汰しているなとか読み返す楽しみが出てきそうです。

  なんだか、日記をつける事の意味、意義とは「読み返す楽しみ」のためにあるようです。たとえば:


  6月15日(晴れ)午前 映画○○○を見に行った
        以前から観たかった話題の映画だったので、有楽町まで出かけ、
        期待に胸を膨らませて観たところ、何と期待に反して……
        

  こんな風に、映画の印象、楽しかったかのか、つまらなかったのか等、書き添えておくと、後日読み返したときに楽しさ倍増って感じです。

※以下、パート2へ続きます^^


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追伸(ウエノポエトリカンジャム3)

2005年09月07日 22時38分53秒 | 詩に関わる話
  4STAGEに出演されたフーゲツのJUNさんが、ご自身のブログにて出演された側からのコメントを寄せられています。また、JUNさんのブログ上にてYock宛に稚拙な記事に対し、ありがたいコメントを頂戴しております。リンク先を記事の終わりに載せますので是非ご一読願います。

  12時少し前に現地に到着したYockは、お目当ての公式ガイドブックとタイムテーブルを受け取ると以前から決めていたカンパを募金箱(?)に入れ、いよいよ会場に足を踏み入れました。
  予想していた程度の入りで、すり鉢状の観客席に設けられた、4メートルぐらいのコンクリート製ベンチに1組~2組ぐらいづつ腰掛け、静かに開幕を待っている感じです。せっかくだからと前列寄りにYockは座りました。緊急レポートで書いたようにアフリカンドラムが鳴り響き、これは良いかもと期待は高まるばかりでした。

◎パフォーマーの方々を紹介してみます
   
1STAGE(12:00~13:10)
  MC(司会) 稀月真皓
  合計16組の主演者の方々
  (現代詩フォーラムでお見かけする方々)
   今村知晃さん、ツバキ嬢さん、Choriさん、木の葉揺さん、マスイジュウさん、
   鈴川夕伽莉さん
  
  2STAGE(13:25~14:45)
  MC(司会) 山田広野
  合計17組
   田中智子さん、初代ドリンク嬢さん

  3STAGE(15:10~16:25)
  MC(司会) 平居謙
  合計17組
   河野あきらさん、藤坂萌子さん、totoさん、井上千芳さん、山内緋呂子さん、
   太郎本人、タモツさん、

  4STAGE(16:40~18:10)
  MC(司会) Achico
  合計18組
   松岡宮さん

  5STAGE(18:25~20:00)
  MC(司会) 和合亮一
  合計10組
   ユーリさん

  (※1 出演された方々のお名前を現代詩フォーラムの「名前で検索」を行い
      リストアップしました。H/Nで検索しましたので、同じH/Nをお使い
      の方が他にいらして、実際には参加されていない場合もあるかと
      思います。ご了解ください)

  何故か西口プロレスより神風、アントニオ小猪木、芸人の月乃光司、 
  伝説のフォークシンガー三上寛まで参加されました。
  もちろん、フーゲツのJUNさんも第1回より連続3回目の出場です!!

  パフォーマーの方によって持ち時間に差があるのかなと疑問に思っていたところ、出演されたフーゲツのJUNさんのコメントで理解できました。そんな仕組みがあったとはって感じです。
  それから多少ですが政治的匂いも感じられたのはYockだけでしょうか?詩と政治、詩とイズム、切り離せないものではありますが…
  どうも愚痴になりそうなので、このくらいにします。

  田中智子さん、ZONISTさん、柴田英里さんによるライブペインティングが、時折襲う豪雨にもめげず敢行され、白地の布に羽ばたく不死鳥のような鳥を描かれ、完成後ステージ上段に飾られました。良い写真があれば皆さんに紹介出来たのですが、ちょっと残念です。

風雅遁走!(JUNさんのブログ)
URL: http://angura.blogzine.jp/fugue/2005/09/upj3_52a6.html]

UPj3(主催者馬野幹さんのログ)
URL: http://homepage3.nifty.com/miki1973/upj3yes.htm




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緊急レポート(ウエノポエトリカンジャム3)

2005年09月05日 19時29分08秒 | 詩に関わる話
  昨日は3年ぶりに上野水上音楽堂において開催されましたポエジャム3(ウエノ・ポエトリカン・ジャム3)に行って参りました。全5ステージの内4ステージを観て(聴いて)きましたので早速レポートしたいと思います。
  このレポートに異論、異議等おありの方も多数いらっしゃるかと思いますが、Yockは詩について初心者同然であり、また、このようなイベントにオーディエンスとして参加したのは全くはじめての経験であることをご理解の上、ご容赦願えれば幸いです。

  アフリカンドラムの鳴り響く中、予定の12時を少しばかり押して1STAGEの幕が開けました。どなたかの「ご挨拶」でもあるのかなと期待していましたが、あっさりとMCの稀月さんにより1番目の今村さんが紹介されポエジャム3の幕が開けました。

  総勢80名の『パフォーマー』による『パフォーマンス』が演じられた訳ですが、Yockなりの感想、問題点(?)らしきものを思いつくままに述べたいと思います。

1.会場は適切だったか?
  善意のカンパを募り入場無料が前提だった為か会場費の制約、日程的問題もあり
  開催地を上野水上音楽堂としたようです。しかし開催途中からの降雨により屋外の
  サブステージで開催予定だったイベントの一部をメインステージ上階で行ったため
  にメインステージで行われていたパフォーマンスに音が被り、演じる方も演じず
  らく、聴くほう(観る方)も聞きづらかった一幕がありました。
  出入り自由、のんびりと聴く(観る)には相応しい会場(屋外には屋台もありまし
  た)かなと思いますし、開催にこぎつけるまでスタッフの方々は本当に苦労され
  ただろうなと察するに余りあるものがあり、感謝の念は絶えません。しかし、身勝
  手すぎるとは思いますが、『詩を朗読』された方、『詩の朗読』を聴きたかった人
  には決して良い環境とは言えなかったのかなと思いました。

2.何がパフォームされたのか
  ざっとですが出演されたパフォーマーの方々を大別すると:
  1)カンペを手に詩を朗読された方
  2)詩を暗唱された方
  3)詩と歌詞の間と確信犯的に行ったり来たりした方
  4)ラップ風に詩(歌詞?)を発声(歌った?)方
  5)詩らしき物を大声(怒鳴った)で発声された方
  えっと思われる方もいらっしゃるとは思いますが、とりあえず自分的にはこの5つ
  に別けられる(括れる)のかなと感じました。

  1)カンペを手に詩を朗読された方
  カンペを持つ手が小刻みに震えている方も見受けられ微笑ましい手作り感を感じま
  した。一度文字にした詩(自分で書いた詩だと思います)を朗読のいう言葉の持つ
  本来の意味の通りに読まれました。でもカンペを読もうとするあまり、カンペで顔
  が隠れてしまうシーンも散見され、カンペによってパフォーマーとオーディエンス
  との間に垣根のようなものが出来たように感じました。

  2)詩を暗唱された方
  顔の表情が良く見えますし、会話の基本は「話す人の口元を見ろ」と言われる
  とおり詩の内容が理解しやすかったと思います。
  どちらかと言えば、このような場では、手にカンペを持たず詩を暗唱する。
  時には身振り手振り等の肉体的パフォームも織り交ぜオーディエンスを詩の世界
  に引き込む。これが、このようなイベントでの最良の方法かなと感じました。

  3)詩と歌詞の間を確信犯的に行ったり来たりした方
  詩の朗読の最中、詩の昂揚に合わせて高ぶる場面では歌いだすような仕草をされ
  る方がいらっしゃいました。(女性の方です)
  必然的に詩が歌詞に変調するような感じですが、このスタイルもパフォーマーの
  の発する言葉にオーディエンスの注意を惹きつけるテクニカルな方法と評価した
  いです。
 
  4)ラップ風に詩(歌詞?)を発声(歌った)方
  3)の方が詩を意識しつつ詩と詞を行ったり来たりしたのに対して、この方々は
  歌詞に拠り場を置きながら詩を発声(歌う)感じでした。歌詞と詩の違いを模索
  していたようで多少中途半端にも感じました。どうでしょう、割り切ってアカペラ
  でラップした方が良かったのではと感じます。
  しかし、なかには言葉を弾丸のようにはじき出す方もおられ、「おぬしやるなあ」
  と思わせる方もいらっしゃいました。
  
  5)詩らしきものを大声(怒鳴った)で発声された方
  肉体でのパフォーマンスに重きを置いているパフォーマーの方もいらっしゃいま
  した。それはそれで、このような会場に相応しいのかなとも思いますが、俗語を
  大声で発声しても、その言葉の持つ如何わしさ、隠微さが抜けてしまい、嫌らし
  い感じよりも、気の抜けたビールのような気分でした。どうせなら、ハードゲイ
  の格好をしたりSMチックなコスプレに徹底した方が良かったなと思えてなりません。
  なんだか売れない芸人のようでした。

(まとめ1)
  現代詩フォーラムにてお見かけする方も多数参加され、あのH/Nの方は、あの方なんだなあと、まるで同窓会を窓の外から覗いているような気分にもなれました。山内緋呂子さんの着物姿、たもつさんの実直を絵に描いたような姿などなど、一見出来ただけでもじゅうぶんだったかなと野次馬気分では思います。こちらからは名乗らずに失礼したかなとも思いますが、それは次の機会にでもと思います。

(まとめ2)
  これを機会に朗読会にも顔を出してみようかなと思うようになりました。まあ、オーディエンス側としてですが(きっぱり)。

(まとめ3)
  理想のパフォーマーとは何かと考えてみると、
  ①詩は暗唱する
  ②詩の昂揚に合わせてジェスチャー(振り)を入れる
  ③朗読するに相応しい声(発音が良い)
  ④感情に溢れた朗読が出来る

  こんな感じでしょうか。パフォーマーの側にまわる気も無いものが何を言っているんだとお叱りを受けそうですが、理想は上記の4点かなと思います。③は生まれ持ったものもありそうですよね。でも、④の感情に溢れた、思い入れ、思い込みでカバーできそうです。(かな?)


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愛読者は誰?

2005年08月30日 20時29分19秒 | 詩に関わる話
  値の張る耐久消費財のカタログを一番熱心に見るのはその商品の購入を検討している人では無く、既にその商品を購入した人だとか。主な理由としては、その商品を選択し、購入したのは正しい判断だったと自分自身に納得させるためらしいです。

  翻って詩作について考えてみると、自分で作った詩の一番熱心な愛読者は自分自身ではないでしょうか。完成した詩を縦にしてみたり横にしたりして眺めてみる。何度も読み返してみる。時には、せっかく苦労して作った詩なのに気に食わなくなったり、自身の才能の無さを嘆いたり悲しんだりしても、それはそれで至福の時でしょう。
  詩で名を成して生活の糧にする事は現実的では無い以上、あくまでも趣味として詩を書かれる方々が大多数を占めていると考えます。(絵を書いたり、写真を撮る等の創造的な趣味と同じなかと思います。)

  今はインターネットの普及により自作の詩をいとも簡単に、不特定多数の人へ向けて発表できるようになりました。それでも一番熱心に自作の詩を読むのは自分自身では無いでしょうか。当然ながらその詩を作った張本人ですので、詩を作るに至った背景や動機は判りきっていますし、読む度に意外な発見があったりして楽しいものです。

  ただ、詩作を重ねる毎に他の人にも読んでもらいたい、感想を聞きたい、他の人の詩と比較してみたくなる等の欲がでてくるのも当然の成り行きです。
  不定期になると思いますが、Yock自身の経験を踏まえながら自作した詩の投稿までの道程を記事にしたいなと考えています。

  次回は「日記と詩」を予定しています。



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