一昨日の日中は雨が降らなかったので、目星をつけておいた花を見に車で連れて行ってもらいました。
その近くまで行ったら、いつもお花が咲いていてご主人とお喋りもしたことのある家に奇妙な花が!
えっ、あれは何? 門から2m位奥に咲いています。
「写真を撮らせて下さい」とお願いしようとしましたが、インターフォンはずっと奥の玄関にあります。黙って一礼して、1m位入らせて貰いました。
うーん、この花は山陽メディアで見たことがあるような…。そうだ、思い出しました。
ゲットウ (ショウガ科 ハナミョウガ属) 熱帯から亜熱帯アジアに分布する多年草
「地下茎は横に這い、あちこちから地上に偽茎を立てる。偽茎は高さ2mほどになり、先端の方に互生するように大きな葉をつける。葉は楕円形で緑、やや硬くて艶がある。5月-6月に偽茎の先端から穂状花序を出す。花序はやや垂れ下がり、赤い縁取りの入った白い苞に包まれた蕾が並び、その先が開くとそこから突き出すように大きな白い花を咲かせる。花弁は厚みがあり、蝋細工のような手触り。唇弁は黄色で、中央に赤い縞模様がある。9月-10月に赤い実を結ぶ。」
偽茎とは葉鞘という葉の根もとの部分が重なって茎のようになったもの。
三陽メディアの温室で見たのです。温暖化のせいか、こんな所でも育つんですね。
「葉からは甘い香りがするので、アロマオイルや香料に利用され、ムーチーと呼ばれる餅のような伝統料理を包んで蒸したり、香り付けを兼ねて肉や魚を包んで蒸し焼きにする料理や、お饅頭の包装などにも幅広く利用されている。」
残念ながら葉の香りを確かめませんでした。ちぎるわけにもいきませんでしたし。
三陽メディアフラワーミュージアムで見たのは斑入り葉で、キフゲットウと呼ばれます。
2016年 6/16 このときは花の写真も上手く撮れませんでした。今回近くで見られて良かったです。
ゲットウの実 この後赤くなります。
2015年に、徳島県に住む友人が見せてくれた写真です。記憶をたどると色々出て来るものですね。
目的ではなかった珍しい花に出会えてラッキーでした。
身近な所でも、意外な植物が育っていることに驚きました。これだから花探しはやめられません。