2017年3月5日
9人乗り県防災ヘリ墜落=3人死亡、6人安否不明―消防隊員ら訓練中、山中に・長野
5日午後3時10分ごろ、長野県の岡谷市と松本市にまたがる鉢伏山(1929メートル)の山中で、県の消防防災ヘリコプターが墜落しているのを県警のヘリが発見した。
防災ヘリには消防隊員ら県職員9人が乗っており、うち3人は県警ヘリに救助され松本市内の病院に搬送されたが、死亡が確認された。
残る6人の安否は不明だがうち2人は意識がない状態で、県警や消防などが救出を急いでいる。
県警や県によると、死亡が確認されたのは消防隊員伊熊直人さん(35)=松本市神林=、同甲田道昭さん(40)=同県上田市上田=。もう1人はパイロットの岩田正滋さん(56)とみられる。
墜落したのは消防防災ヘリ「アルプス」(ベル412EP型、定員15人)で、パイロットと整備士各1人、消防隊員7人を乗せ、同日午後1時半ごろ信州まつもと空港(同県松本市)を離陸。
現場近くの前鉢伏山でロープを使い地上に下りる訓練をした後、午後3時すぎに戻る予定だった。
離陸直後に1回交信があった後、連絡が取れなくなり、離陸から約1時間後に県が県警に通報した。
県警はヘリに収容した3人のほか、機体の一部に体を挟まれた状態の2人を発見したが、呼び掛けには応じなかったという。
日没や積雪により5日は上空、地上からの救出活動を打ち切り、6日早朝から再開する。
県によると、搭乗していた9人はいずれも男性の県職員で、うち消防隊員7人は、長野県内の広域消防本部などから県に派遣されていた。
パイロットの岩田さんはベテランで、主に山岳救助を担当していた。
墜落したアルプスは1997年に導入され、今年2月に定期点検を受けたばかりだった。
長野地方気象台によると、長野県内は5日午前は晴れ、午後は薄曇りで、強い風は観測されていなかった。
国土交通省は航空事故に認定し、運輸安全委員会は航空事故調査官3人を現地に派遣する。
時事通信社
救助難航に焦燥感=安否確認追われる―防災ヘリ墜落事故・長野
長野県の消防防災ヘリコプターが墜落した5日、長野市の長野県庁には阿部守一知事ら幹部が相次いで慌ただしく登庁し、搭乗していた9人の安否確認に追われた。
現場は雪深いといい、救助隊が現場に入るのは容易ではなく、職員らは焦燥感を募らせた。
県は午後3時12分に「消防防災ヘリ事故対策本部」を設置。
自衛隊に派遣要請し、山梨県にもヘリによる捜索支援を依頼した。
知事ら幹部は危機管理部のある部屋に詰めた。しかし、ヘリによる捜索は日没で打ち切られ、地上からの捜索も腰ぐらいまでの雪で難航。
救助活動は午後8時10分ごろに打ち切られた。
救助された3人の死亡が確認されたことが報告されると、県幹部は「人命救助の使命感を持った人たちだっただけに、痛恨の極みだ。残念だ」と唇をかんだ。
他に現場で2人が発見されたが、呼び掛けに応じないという。
時事通信社
墜落した長野県消防防災ヘリに搭乗していた方々は次の通り。各消防本部は派遣元。
機長、岩田正滋さん(56)
整備士、清水亮太さん(45)
長野市消防局、瀧澤忠宏さん(47)
上田地域広域連合消防本部、甲田道昭さん(40)=死亡確認
長野市消防局、伊熊直人さん(35)=同
佐久広域連合消防本部、大工原正治さん(42)
松本広域消防局、小口浩さん(42)
松本広域消防局、高嶋典俊さん(37)
北アルプス広域消防本部、伊藤渉さん(35)
産経新聞
3月6日
新たに消防隊員2人の身元が判明 ヘリ墜落
5日、山岳救助の訓練を予定していた長野県の防災ヘリコプターが墜落した事故で、乗っていた9人全員の死亡が確認された。
この事故は5日午後3時すぎ、消防隊員など9人が乗った長野県の防災ヘリコプターが松本市入山辺の鉢伏山の山中で墜落しているのが見つかったもの。
5日に発見されたパイロットの岩田正滋さん(56)、消防隊員の伊熊直人さん(35)と甲田道昭さん(40)の3人が死亡した。
そして、6日、機体から残る6人が見つかり、正午すぎまでに全員の死亡が確認された。
身元が判明したのは消防隊員の伊藤渉さん(35)と高嶋典俊さん(37)。
警察は残る4人の身元を確認している。
日本テレビ
9人乗り県防災ヘリ墜落=3人死亡、6人安否不明―消防隊員ら訓練中、山中に・長野
5日午後3時10分ごろ、長野県の岡谷市と松本市にまたがる鉢伏山(1929メートル)の山中で、県の消防防災ヘリコプターが墜落しているのを県警のヘリが発見した。
防災ヘリには消防隊員ら県職員9人が乗っており、うち3人は県警ヘリに救助され松本市内の病院に搬送されたが、死亡が確認された。
残る6人の安否は不明だがうち2人は意識がない状態で、県警や消防などが救出を急いでいる。
県警や県によると、死亡が確認されたのは消防隊員伊熊直人さん(35)=松本市神林=、同甲田道昭さん(40)=同県上田市上田=。もう1人はパイロットの岩田正滋さん(56)とみられる。
墜落したのは消防防災ヘリ「アルプス」(ベル412EP型、定員15人)で、パイロットと整備士各1人、消防隊員7人を乗せ、同日午後1時半ごろ信州まつもと空港(同県松本市)を離陸。
現場近くの前鉢伏山でロープを使い地上に下りる訓練をした後、午後3時すぎに戻る予定だった。
離陸直後に1回交信があった後、連絡が取れなくなり、離陸から約1時間後に県が県警に通報した。
県警はヘリに収容した3人のほか、機体の一部に体を挟まれた状態の2人を発見したが、呼び掛けには応じなかったという。
日没や積雪により5日は上空、地上からの救出活動を打ち切り、6日早朝から再開する。
県によると、搭乗していた9人はいずれも男性の県職員で、うち消防隊員7人は、長野県内の広域消防本部などから県に派遣されていた。
パイロットの岩田さんはベテランで、主に山岳救助を担当していた。
墜落したアルプスは1997年に導入され、今年2月に定期点検を受けたばかりだった。
長野地方気象台によると、長野県内は5日午前は晴れ、午後は薄曇りで、強い風は観測されていなかった。
国土交通省は航空事故に認定し、運輸安全委員会は航空事故調査官3人を現地に派遣する。
時事通信社
救助難航に焦燥感=安否確認追われる―防災ヘリ墜落事故・長野
長野県の消防防災ヘリコプターが墜落した5日、長野市の長野県庁には阿部守一知事ら幹部が相次いで慌ただしく登庁し、搭乗していた9人の安否確認に追われた。
現場は雪深いといい、救助隊が現場に入るのは容易ではなく、職員らは焦燥感を募らせた。
県は午後3時12分に「消防防災ヘリ事故対策本部」を設置。
自衛隊に派遣要請し、山梨県にもヘリによる捜索支援を依頼した。
知事ら幹部は危機管理部のある部屋に詰めた。しかし、ヘリによる捜索は日没で打ち切られ、地上からの捜索も腰ぐらいまでの雪で難航。
救助活動は午後8時10分ごろに打ち切られた。
救助された3人の死亡が確認されたことが報告されると、県幹部は「人命救助の使命感を持った人たちだっただけに、痛恨の極みだ。残念だ」と唇をかんだ。
他に現場で2人が発見されたが、呼び掛けに応じないという。
時事通信社
墜落した長野県消防防災ヘリに搭乗していた方々は次の通り。各消防本部は派遣元。
機長、岩田正滋さん(56)
整備士、清水亮太さん(45)
長野市消防局、瀧澤忠宏さん(47)
上田地域広域連合消防本部、甲田道昭さん(40)=死亡確認
長野市消防局、伊熊直人さん(35)=同
佐久広域連合消防本部、大工原正治さん(42)
松本広域消防局、小口浩さん(42)
松本広域消防局、高嶋典俊さん(37)
北アルプス広域消防本部、伊藤渉さん(35)
産経新聞
3月6日
新たに消防隊員2人の身元が判明 ヘリ墜落
5日、山岳救助の訓練を予定していた長野県の防災ヘリコプターが墜落した事故で、乗っていた9人全員の死亡が確認された。
この事故は5日午後3時すぎ、消防隊員など9人が乗った長野県の防災ヘリコプターが松本市入山辺の鉢伏山の山中で墜落しているのが見つかったもの。
5日に発見されたパイロットの岩田正滋さん(56)、消防隊員の伊熊直人さん(35)と甲田道昭さん(40)の3人が死亡した。
そして、6日、機体から残る6人が見つかり、正午すぎまでに全員の死亡が確認された。
身元が判明したのは消防隊員の伊藤渉さん(35)と高嶋典俊さん(37)。
警察は残る4人の身元を確認している。
日本テレビ