大分県大分市で米軍か自衛隊機が低空飛行し苦情が殺到した

2015年11月10日


騒音：「低空飛行うるさい」苦情相次ぐ　大分

大分市内で１０日夜、「航空機が低空飛行をしてうるさい」といった騒音の苦情が大分県などに相次いだ。

県は自衛隊機か米軍機とみて、九州防衛局に住民が不安を感じる飛行をしないよう申し入れた。

今年、県による同様の申し入れは１５回目で、自衛隊機や米軍機と判明したケースもあるが、改善されていない。

騒音は１０日午後８時半から午後９時ごろにかけてあり、苦情は県に７件▽県警に５～６件▽大分市に２件。「低空飛行の飛行機の音で恐怖を感じた」「ドーンという音がした」などの内容だった。

九州防衛局は取材に対し「民間機の可能性もある」としたうえで、自衛隊機の飛行の有無を確認すると説明。米軍機については「本省を通じて米軍に問い合わせると思う」としている。

大分県上空は米海兵隊の垂直離着陸輸送機オスプレイの低空飛行訓練ルートの一つになっているが、県は「オスプレイの訓練飛行については事前通告を要請している。

それ以外の米軍機や自衛隊機の飛行は事前通告がない」としている。
毎日新聞社