内海先生のFB投稿より
サルでもわかる農業用語♪
種子法の問題を知るならまずここから。
遺伝子組み換え食品:遺伝子組み換え食品とは生物に遺伝子操作を行い、新たな遺伝子を発現させたり、別の遺伝子を入れ込んだりすることで新しい形質が生み出された生物、そしてそれが食品となっているものの総称です。現在の具体的な生物としては除草剤耐性、虫に対する毒性の確保、貯蔵性増大などを持たせています。遺伝子組み換え食品は世界中で増加傾向であり、その大手を担っているのがモンサント、シンジェンタ、デュポン、リマグレインなどの外資系です。遺伝子組み換え食品を利用すべきか、安全かそうでないかについては世界中で議論になっていますが、もちろんのこと非常に危険ですがニンゲンに理解するのは困難です♪。遺伝子を具体的に改変発現させる場所としてプラスミドという場所が基本となっています。遺伝子組み換え食品を作る具体的な方法として現在の主要な方法は、パーティクル・ガン法とアグロバクテリウム法がありますが、後者の方が安価で使われやすいとされています。遺伝子組み換え食品の危険性を考えるときは、それに使われる農薬(たとえばモンサント社のラウンドアップなど)とセットで考える必要があります。
F1:生物(特に植物など)において、異なった遺伝子を交雑の結果生じた第一世代目の子孫をいいます。一代交配種とか一代雑種と呼ばれることもあります。この結果生じた子孫の形質が両親のいずれよりも優れる場合、この現象を雑種強勢といいます。この考え方をもとにして農業の交配というのは行われてきました。またこの現象自体は自然界にも存在しますのでF1自体のすべてが悪とまでは言えません。日本人同士が結婚して子供を産めば日本人しか生まれませんが、日本人と白人が子供を作れば、ある意味八頭身の顔もかわいいと現代人が思える、ハーフの子ができます。これも言い方をかえればF1といえるでしょう。それを農業で応用しているわけです。F1の作り方はいろいろあるそうですが、一番基本なのは農家が原始的に雄しべをとってしまうというやり方です。そしてたとえば大きなトマトの雌しべにミニトマトの雄しべの花粉をつけると、F1が生まれるという寸法です。しかし現在はこのような原始的な手法は取らず、自家不和合性や高圧二酸化炭素などを使用してF1を作るのだそうです。F1の最も大きな問題は企業の種の占有にあるといわれています。
雄性不稔:現在問題視されているのがこの雄性不稔です。これとF1の作業を結びつけると植物の質が変化しすぎ、ミトコンドリア異常が蓄積されると予想されています。雄性不稔とはたまに先天的に表れる、「もともと雄しべがない(=もともと植物として不妊症)」植物を、無理やり農業技術的に増やし(戻し交配などといいます)、雄性不稔性を持たせた植物を母親として、父親に雑種強勢が働く別の系統の植物から花粉を移すことで、F1雄性不稔の食物が完成します。この技術で最初に作られたF1雄性不稔の野菜は玉ねぎで1944年のことだそうです。今のミツバチの減少はネオニコチノイドという農薬によるとされていますが、それだけでなくこの雄性不稔技術がミツバチの減少をもたらしているとする説もあります。人間の不妊に関係しているのではないかという説もあります。なぜなら花粉の仲介をミツバチが行うからです。日本中の野菜のかなり多くがいまやF1雄性不稔種であるとも言われています。
放射線育種論争:放射線を照射した作物を人間が食べてどうなるかという体系的な研究はなかなか見当たりません。遺伝子を傷害するので安全ではないことはわかりますが、どの程度なのかというのはすべて未知です。しかしこの放射線育種について反対する人の多くは、実は遺伝子組み換え食品賛成論者であることが多いです。つまり放射線育種はとんでもないが遺伝子組み換え食品は安全であるという論法です。これに限りませんが、このような放射線育種や遺伝子組み換え食品が安全であるという理論の原点は、DNA研究者のフランシス・クリックによるものが基本となっています。その理論とは「人間が食べたものはすべて消化されアミノ酸に分解され人体内で再統合される。遺伝子も高分子のタンパクであり一度消滅するため、遺伝子組み換えされた食品を食べても人間が異常になることはまったくない。」というものです。栄養学も似たようなものですが、まったくよくもまあこんな巧妙な嘘を考え出したものですね♪。
固定種や在来種:固定種というのは、伝統野菜・地方野菜・地場野菜と呼ばれるもので、その地域の気候風土のなかで何世代にもわたって選別・淘汰されて、その地域の風土に合った種として固定化したものを指すそうです。なので生育時期や形、大きさなどがそろわないことがむしろ基本であり、地域の食材として根付き、個性的で豊かな風味を持ち、もっとも重要なのは自家採取できるということです。昭和の初期までは日本の野菜のほとんどは固定種だったといえます。自家採種という言葉もありますが、これは農家が種取りをしてる野菜という意味でほとんど同じですが定義的には違います。在来種という言葉もありますが、これはある時代以降日本に存在した植物というのが定義だそうです。だから似ているので厳密には固定種と在来種は同じではありません。いま遺伝子組み換え食品や雄性不稔F1種の危険が叫ばれているため、固定種や在来種を見直すという動きがすすんでいるのです。
サルでもわかる農業用語♪
種子法の問題を知るならまずここから。
遺伝子組み換え食品:遺伝子組み換え食品とは生物に遺伝子操作を行い、新たな遺伝子を発現させたり、別の遺伝子を入れ込んだりすることで新しい形質が生み出された生物、そしてそれが食品となっているものの総称です。現在の具体的な生物としては除草剤耐性、虫に対する毒性の確保、貯蔵性増大などを持たせています。遺伝子組み換え食品は世界中で増加傾向であり、その大手を担っているのがモンサント、シンジェンタ、デュポン、リマグレインなどの外資系です。遺伝子組み換え食品を利用すべきか、安全かそうでないかについては世界中で議論になっていますが、もちろんのこと非常に危険ですがニンゲンに理解するのは困難です♪。遺伝子を具体的に改変発現させる場所としてプラスミドという場所が基本となっています。遺伝子組み換え食品を作る具体的な方法として現在の主要な方法は、パーティクル・ガン法とアグロバクテリウム法がありますが、後者の方が安価で使われやすいとされています。遺伝子組み換え食品の危険性を考えるときは、それに使われる農薬(たとえばモンサント社のラウンドアップなど)とセットで考える必要があります。
F1:生物(特に植物など)において、異なった遺伝子を交雑の結果生じた第一世代目の子孫をいいます。一代交配種とか一代雑種と呼ばれることもあります。この結果生じた子孫の形質が両親のいずれよりも優れる場合、この現象を雑種強勢といいます。この考え方をもとにして農業の交配というのは行われてきました。またこの現象自体は自然界にも存在しますのでF1自体のすべてが悪とまでは言えません。日本人同士が結婚して子供を産めば日本人しか生まれませんが、日本人と白人が子供を作れば、ある意味八頭身の顔もかわいいと現代人が思える、ハーフの子ができます。これも言い方をかえればF1といえるでしょう。それを農業で応用しているわけです。F1の作り方はいろいろあるそうですが、一番基本なのは農家が原始的に雄しべをとってしまうというやり方です。そしてたとえば大きなトマトの雌しべにミニトマトの雄しべの花粉をつけると、F1が生まれるという寸法です。しかし現在はこのような原始的な手法は取らず、自家不和合性や高圧二酸化炭素などを使用してF1を作るのだそうです。F1の最も大きな問題は企業の種の占有にあるといわれています。
雄性不稔:現在問題視されているのがこの雄性不稔です。これとF1の作業を結びつけると植物の質が変化しすぎ、ミトコンドリア異常が蓄積されると予想されています。雄性不稔とはたまに先天的に表れる、「もともと雄しべがない(=もともと植物として不妊症)」植物を、無理やり農業技術的に増やし(戻し交配などといいます)、雄性不稔性を持たせた植物を母親として、父親に雑種強勢が働く別の系統の植物から花粉を移すことで、F1雄性不稔の食物が完成します。この技術で最初に作られたF1雄性不稔の野菜は玉ねぎで1944年のことだそうです。今のミツバチの減少はネオニコチノイドという農薬によるとされていますが、それだけでなくこの雄性不稔技術がミツバチの減少をもたらしているとする説もあります。人間の不妊に関係しているのではないかという説もあります。なぜなら花粉の仲介をミツバチが行うからです。日本中の野菜のかなり多くがいまやF1雄性不稔種であるとも言われています。
放射線育種論争:放射線を照射した作物を人間が食べてどうなるかという体系的な研究はなかなか見当たりません。遺伝子を傷害するので安全ではないことはわかりますが、どの程度なのかというのはすべて未知です。しかしこの放射線育種について反対する人の多くは、実は遺伝子組み換え食品賛成論者であることが多いです。つまり放射線育種はとんでもないが遺伝子組み換え食品は安全であるという論法です。これに限りませんが、このような放射線育種や遺伝子組み換え食品が安全であるという理論の原点は、DNA研究者のフランシス・クリックによるものが基本となっています。その理論とは「人間が食べたものはすべて消化されアミノ酸に分解され人体内で再統合される。遺伝子も高分子のタンパクであり一度消滅するため、遺伝子組み換えされた食品を食べても人間が異常になることはまったくない。」というものです。栄養学も似たようなものですが、まったくよくもまあこんな巧妙な嘘を考え出したものですね♪。
固定種や在来種:固定種というのは、伝統野菜・地方野菜・地場野菜と呼ばれるもので、その地域の気候風土のなかで何世代にもわたって選別・淘汰されて、その地域の風土に合った種として固定化したものを指すそうです。なので生育時期や形、大きさなどがそろわないことがむしろ基本であり、地域の食材として根付き、個性的で豊かな風味を持ち、もっとも重要なのは自家採取できるということです。昭和の初期までは日本の野菜のほとんどは固定種だったといえます。自家採種という言葉もありますが、これは農家が種取りをしてる野菜という意味でほとんど同じですが定義的には違います。在来種という言葉もありますが、これはある時代以降日本に存在した植物というのが定義だそうです。だから似ているので厳密には固定種と在来種は同じではありません。いま遺伝子組み換え食品や雄性不稔F1種の危険が叫ばれているため、固定種や在来種を見直すという動きがすすんでいるのです。