心穏やか委員会

笑い飛ばせば気分は上々。

スキュ-バダイビングが趣味ですとか言ってみたい。

2020年02月06日 | 日記
「趣味は何かありますか?」

あるとき、唐突に聞かれて戸惑いました。
それも絵画が趣味の人に。

「ん~特にこれと言ったものは・・・・・・・。仕事で無い事は間違いないのですが。」

音楽は大好きだけど「音楽鑑賞です」なんて学校の自己紹介カ-ドみたいで面白くないし、
そう答えたところで、概ね相手の僕に対する興味は消滅します。

そして、会話が弾むようにするにはと考えました。


「朝のジョギングです!」
おぉ、これならスポ-ツ好きなら聞いてくれるぞ。

しかし僕の場合、そこそこ走れるものの、基本的には夜に美味しくビ-ルを飲むため、
お腹がど~んと出ないようにするためであって、
「へぇ~じゃあ横浜マラソンとか出るんですか?」などと返されると、(実際これ多いです)
「え?そこまでの根性は持ち合わせてなくて・・・・・・」
カッコ良さは半減し、ただの運動おやじかと、また話が終わってしまいます。


では、知的方面で勝負するのはどうでしょう?

「読書です。」
まあ、これまた渋いが本当です。
最近、僕の中でブ-ムだった「芥川龍之介」は新潮文庫の全巻を無事制覇し、2周目に入りました。

特に古書が好きで、古本屋さんを覗くのは楽しいです。
伊勢佐木町にある「カッコク堂」は100円の掘り出し物が多く、ちょくちょく行きます。
「僕らの知恵袋」實野恒久著 昭和21年



如何にも紙質が戦争直後ですが、その大変な時期に子どもの未来のために頑張ってたんだなぁ。
實野さんは、戦後の学校教材の分野で活躍された方のようです。
子どもの質問に先生が答える形式で「インフレ-ションとは何ですか?」って。
今の子どもが聞くでしょうか?僕でも聞きません。


そして今は森鴎外に挑戦しています。


これも100円で買ったのだけれども、如何せん古い。
家で眺める分には雰囲気があるけど、ちょっと電車で読むのが恥ずかしいです。




ちょっと!?そこのあなた?
ドン引きしてるでしょ?
そう、家族も呆れています。
僕の大事な昭和3年の本を「どちらかというと・・・・ごみ?」と奥さんは言い捨てました。


だから「趣味は何ですか?」とか聞かないでください。
今度聞かれたら「お洗濯」と答えます。
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