阪神電鉄では今年に普通列車用として
5700系
を投入し、8月より営業運転を開始しました。普通列車用では5550系の投入以来、暫く動きが無かったのですが、5131形・5331形などの古参車がまだいて、その置き換えが必要となった事から導入に至ったようです。
5700系は普通列車用として5201形以来約50年ぶりにステンレス車体になった事が大きなポイントです。でも、先頭形状などを含め1000系がベースになっています。そういや、5500系も先頭形状が9000系と同じ形状なんですよね・・・(材質は異なるけど)。
編成は梅田方から5701+5801+5802+5702と4両編成を組み、オールMとなっています。但し、先頭車は片方の台車のみにモータを搭載しているため、実質的に従来通り3M1Tとなっています。
塗色デザインは普通列車用の青色を配置していますが、ドア部分のみに青いアクセントを大きい丸で表現している事がポイントです。1000系でもステンレスの無色を基本にドア部分にオレンジ色を配置しており、コレと同じ考えでしょうか・・・。でも、前面は1000系から色を青にしただけという印象です。
車内
はオールロングシートですが、普通列車用らしく青系でまとめています。でも、袖仕切りの大型化など阪神では初めての試みも随所で見られます。そして、梅田方先頭車の5701には短時間の乗車に対応して座りやすくるために座席高をやや高くした「ちょい乗りシート」を試験的に導入したこともポイントです。吊り輪も高さにバリエーションを加えていますね・・・。
5700系では阪神で初めて
LCD車内案内表示器
を装備しています。そのLCDは阪急の1000・1300系と同じ大型のものが千鳥状で配置されています。大型化されているため、通常の案内と広告が一緒に表示されており、更に5700系のPRも行われていました。これ、凄く見やすいですよね・・・。
そして、阪神では初めて
半自動ボタン
が設置された事がポイントです。普通列車は西宮や御影などで退避のための長時間停車が多く、室温を確保するために採用されたものです。半自動ボタンはJRでは多く見られるのですが、大手私鉄ではめったになく、意外な点でした。ボタン自体はどちらかというとJR東日本と同じタイプのようです。
でも、初めての半自動ボタンが故に各駅や車内ではボタンに関する注意喚起が盛んに行われていました。一応、5700系は限定運用で走っているのですが、半自動ボタンがゆえにそのダイヤ告知がなされている駅があるようですね・・・。
5700系は普通列車用なので、地味な存在のはずなのですが、各駅では5700系をPRするポスターが各駅で見られました。更に前面にはジェットシルバー5700系と記載された札を掲げていました。そこまで熱心にPRするとは驚きました・・・。そういや、これまでの青胴車は赤胴車をベースに普通列車用に作り替えたようなイメージでしたが、今回の5700系は新機軸(車内設備だけでなく、永久磁石同期電動機などの機器面でも新機軸があった)が多かった事から盛んにPRしているのでしょうね・・・。
以上です。
5700系
を投入し、8月より営業運転を開始しました。普通列車用では5550系の投入以来、暫く動きが無かったのですが、5131形・5331形などの古参車がまだいて、その置き換えが必要となった事から導入に至ったようです。
5700系は普通列車用として5201形以来約50年ぶりにステンレス車体になった事が大きなポイントです。でも、先頭形状などを含め1000系がベースになっています。そういや、5500系も先頭形状が9000系と同じ形状なんですよね・・・(材質は異なるけど)。
編成は梅田方から5701+5801+5802+5702と4両編成を組み、オールMとなっています。但し、先頭車は片方の台車のみにモータを搭載しているため、実質的に従来通り3M1Tとなっています。
塗色デザインは普通列車用の青色を配置していますが、ドア部分のみに青いアクセントを大きい丸で表現している事がポイントです。1000系でもステンレスの無色を基本にドア部分にオレンジ色を配置しており、コレと同じ考えでしょうか・・・。でも、前面は1000系から色を青にしただけという印象です。
車内
はオールロングシートですが、普通列車用らしく青系でまとめています。でも、袖仕切りの大型化など阪神では初めての試みも随所で見られます。そして、梅田方先頭車の5701には短時間の乗車に対応して座りやすくるために座席高をやや高くした「ちょい乗りシート」を試験的に導入したこともポイントです。吊り輪も高さにバリエーションを加えていますね・・・。
5700系では阪神で初めて
LCD車内案内表示器
を装備しています。そのLCDは阪急の1000・1300系と同じ大型のものが千鳥状で配置されています。大型化されているため、通常の案内と広告が一緒に表示されており、更に5700系のPRも行われていました。これ、凄く見やすいですよね・・・。
そして、阪神では初めて
半自動ボタン
が設置された事がポイントです。普通列車は西宮や御影などで退避のための長時間停車が多く、室温を確保するために採用されたものです。半自動ボタンはJRでは多く見られるのですが、大手私鉄ではめったになく、意外な点でした。ボタン自体はどちらかというとJR東日本と同じタイプのようです。
でも、初めての半自動ボタンが故に各駅や車内ではボタンに関する注意喚起が盛んに行われていました。一応、5700系は限定運用で走っているのですが、半自動ボタンがゆえにそのダイヤ告知がなされている駅があるようですね・・・。
5700系は普通列車用なので、地味な存在のはずなのですが、各駅では5700系をPRするポスターが各駅で見られました。更に前面にはジェットシルバー5700系と記載された札を掲げていました。そこまで熱心にPRするとは驚きました・・・。そういや、これまでの青胴車は赤胴車をベースに普通列車用に作り替えたようなイメージでしたが、今回の5700系は新機軸(車内設備だけでなく、永久磁石同期電動機などの機器面でも新機軸があった)が多かった事から盛んにPRしているのでしょうね・・・。
以上です。
コメントありがとうございます。
そうですね。1000系と似た面がたくさんありますが、新技術や新機軸もたくさん入れているので、よりイメージアップにつながりそうですね。
機器を阪急1000系と同様のものを導入する事によりコストダウン出来たのでは?
まあ、一般乗客でも新車と分かるデザインだから、阪神電鉄のイメージアップに貢献するでしょう。