斬剣次郎の鉄道・バス斬り

 拙者、斬剣次郎である。たった今から、鉄道・バスを斬る

石北線4621D

2014年09月02日 20時06分51秒 | 鉄道
 石北線の
 4621D
 は上川発遠軽行きの普通列車ですが、上川~白滝間で唯一の下り普通列車でもあります。その4621Dの上川の発車時刻が6時16分と早いため、上川で宿泊しないと乗ることができません。というわけで、その4621Dに乗車しましたのでレポートします。



 朝6時頃に上川駅に入ると、4621Dは1番ホームで発車待ちしていました。4621Dはキハ40-832+キハ40-726の2両編成でした。1番ホームには更にもう1両のキハ40系が止まっていましたが、これは6時11分発旭川行き4520Dです。前夜のうちに3両とも旭川からやってきて、ここで2+1に分割してそれぞれ向かうようです。そのため、改札口にその旨が記載されていました。


 6時11分に旭川行き4520Dが出発し、4621Dのみ取り残されました。でも、その4621Dも6時16分に出発します。



 上川を出てひたすら山の中を走って行きます。周辺には何もなく、廃止になった旧天幕駅、中越信号場、上越信号場、奥白滝信号場を通って行きます。この区間は特急列車や特快きたみで何回か通っていますが、普通列車でゆっくり眺めるのは初めてです。でも、朝一の列車なので、運転停車は無く、ひたすら過ぎていくばかりです。
 上川を出て48分後に
 上白滝
 に到着しました。上白滝は山越えが終わって視界が開けたところにあり、片面1面のホームを持つ無人駅です。上川~白滝間で唯一の駅ですが、昔は天幕、中越、上越、奥白滝と駅が続いていたのですが、過疎化を理由に廃止され、上白滝のみ残ってしまいました。
 上白滝に停車する普通列車は上下1往復のみで、下りは朝、上りは夕方です。それでも乗客が1人乗ってきまsた。


 上白滝を出てほどなくして白滝に停車し、その次に
 旧白滝
 に到着しました。旧白滝は上白滝と同じく片面1面のホームを持つ無人駅です。この駅に停車する列車は下り1本(4621D)、上り3本と少なく、完全に遠軽方面の利用を意識した設定になっています。尚、白滝~遠軽間は数往復の普通列車が設定されていますが、一部の普通列車は旧白滝を通過します。ここで高校生数人が乗車してきました。



 旧白滝の次が
 下白滝
 です。下白滝は相対式ホームの2面2線を持つ無人駅です。この駅に停車する列車は旧白滝と同じく下り1本(4621D)、上り3本と少ないです。つまり、4621Dは上白滝、旧白滝、下白滝に停車する唯一の下り列車となります。ここでも数人が乗車してきました。



 次の丸瀬布と瀬戸瀬はある程度の本数が停車しますが、4621Dはその下り初列車の役目を担っています。
 写真は
 瀬戸瀬
 です。相対式ホーム2面2線を持つ駅です。上川~遠軽間で普通列車に乗車するのは初めてだったので、ちょっと撮ってみた次第です・・・。



 上川を出て約1時間35分後の7時52分に
 遠軽
 に到着しました。ここでキハ40-832を切り離し、キハ40-726の1両のみで4659Dと列車番号を変えて網走へ向かいます。

 4621Dに乗ってみて、上川~白滝間の下り唯一の普通列車、上白滝、旧白滝、下白滝に停車する唯一の下り列車であるだけでなく、キハ40系の旭川からの送り込みを兼ねていいますが、それだけに色んな役目を担っている事を感じました。
 以上です。

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2 コメント

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Unknown (冬みかん)
2014-09-02 22:17:12
こんばんは。

上白滝には48分後ですかw
北海道の普通に乗っていると、ふとうとうとして目が覚めてもまだ次の駅についていないというのはよくあることではありますが、それにしても48分も走りっぱなしなんですね。
北海道の雄大さを感じますね。乗ってみたいですがハードルはなかなか高い。

北海道のダイヤは通学を意識して作られているようで、本数が少ない割に親切な設定になっていますね。
東日本も見習っていただきたい。
Unknown (斬剣次郎)
2014-09-04 01:04:49
 冬みかん様
 コメントありがとうございます。

 過疎化による廃駅が相次いだ結果、駅間距離が延びて48分後になってしまいました。ほとんどが山の中だったんで、まだかな?という感じはありました・・・。
 通学を意識したダイヤ・・・、まさにその通りですね。旧白滝と下白滝において上下で停車本数が違うのもそれを示しているかと思います。

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