映画日記-「二重生活」(84/1131)

映画日記-「二重生活」（2016年）を観ました。

大学院生の珠（門脇麦）は、アニメーターの卓也（菅田将暉）と同棲し、愛し合う生活を送っていた。
100人の実生活を通じて人間を見つめなおすことを修士論文のテーマに選んだ珠は、指導教官の篠原教授（リリー・フランキー）から、100人の取材ではなく1人を徹底尾行することを勧められる。
珠が対象に選んだのは、いつもアパートのベランダから見つめていた近所の幸せそうな家族の父親、石坂（長谷川博己）だった。
大手出版社で売れ筋の本を扱うやり手サラリーマンで、幸せな家族の父親のイメージの石坂には、尾行するうちに裏の顔があることを知る。

修士論文のテーマとして選んだ尾行によって、人の裏の顔と、崩壊する家庭生活に直面してしまう物語です。
人間誰しも、プライベートの面はあるもので、全て掘り出してしまうと、掘り出した人間にもその重荷が圧し掛かってくることが描かれています。
かくいうワタシも仕事生活はそれなりに真面目なビジネスマンで、裏の顔は狂ったパウダージャンキーであることはあまり知られていません。もっとも、前十字靭帯再建手術のために装具をつけているので、なぜかを説明せざるを得ない羽目には陥っていますが。

尾行中に、幾つかおしゃれなお店が映って、いちいちネットで調べてしまいました。そのうちの一つがラ・ファミーユでした。