映画「東京島」(2010年)を観ました。
目立たない女、清子(木村多江)は、夫(鶴見辰吾)とともにクルーザーで世界一周の旅に出るが、途中で嵐に遭い、無人島に流れ着く。
一方、島には与那国島での過酷な労働に耐えかねて逃げ出したフリーター達が同じように流れ着いていた。
サバイバル生活を送るうちに、夫は死亡、唯一の女性となった清子は男たちに崇め奉られ、奇妙な共同生活が始まる。
サバイバル生活の中に不思議な秩序が生まれ、微妙なバランスの上に生活していく人間模様を描いた映画です。
「バトル・ロワイヤル」ほどの極限状態ではないものの、唯一の女性を巡る男たちの駆け引き。
その一方で、どことなく無気力で島を敢えて出ようとはしない若者たちと、都会の生活を振り返って、島を出るためには手段を選ばない清子とが対照的に描かれているのが、現代社会を象徴しているようで面白いです。
グローブトロッターのスーツケースやブランド物の服と、無人島のサバイバル生活はある意味対照的なはずですが、アマンリゾートのコテージのような雰囲気にも見えて妙にマッチするシーンもあって、こちらも面白いです。
目立たない女、清子(木村多江)は、夫(鶴見辰吾)とともにクルーザーで世界一周の旅に出るが、途中で嵐に遭い、無人島に流れ着く。
一方、島には与那国島での過酷な労働に耐えかねて逃げ出したフリーター達が同じように流れ着いていた。
サバイバル生活を送るうちに、夫は死亡、唯一の女性となった清子は男たちに崇め奉られ、奇妙な共同生活が始まる。
サバイバル生活の中に不思議な秩序が生まれ、微妙なバランスの上に生活していく人間模様を描いた映画です。
「バトル・ロワイヤル」ほどの極限状態ではないものの、唯一の女性を巡る男たちの駆け引き。
その一方で、どことなく無気力で島を敢えて出ようとはしない若者たちと、都会の生活を振り返って、島を出るためには手段を選ばない清子とが対照的に描かれているのが、現代社会を象徴しているようで面白いです。
グローブトロッターのスーツケースやブランド物の服と、無人島のサバイバル生活はある意味対照的なはずですが、アマンリゾートのコテージのような雰囲気にも見えて妙にマッチするシーンもあって、こちらも面白いです。