映画日記-「体脂肪計タニタの社員食堂」(63/774)

映画「体脂肪計タニタの社員食堂」（2013年）を観ました。

タニタの副社長、幸之助（浜野謙太）は、何を始めても長続きしないことでワンマン社長の父、卯之助（草刈正雄）からはいつも怒られ、ストレスから激太りしている。
幸之助が責任者を務める新製品開発プロジェクトでは、批判的意見が多数消費者から寄せられ凹んでいたが、父が倒れたことで社業の一切を仕切らなければならなくなった。
高校の同窓会の写真に、かつてのポッチャリ、春野菜々子（優香）がスリムになっているのを見つけた幸之助は、社員食堂でダイエットレシピの開発を依頼する。
そうして幸之助は、体脂肪率40%を超える他の社員の丸山謙吾（宮崎吐夢）、福原紀美子（小林きな子）、太田仁（草野イニ）を集めて、3か月で痩せるダイエットプロジェクトを始める。

体脂肪計のタニタと社員食堂を題材にした映画です。タニタは実在の会社ですが、社長や副社長のエピソードはフィクションです。
ただし、社員食堂で無理なく痩せるレシピが開発されたのは事実で、本作はそれを下敷きにしています。

プロジェクトの足を引っ張ったりする悪役や、内輪もめ、といった争いが出てこない、ほのぼのとしたストーリーが印象的です。
浜野謙太や宮崎吐夢などは、特別太っているわけではありませんが、高校時代の菜々子役の優香を含め、いわゆるデブメイクはなかなかリアルでした。