映画日記-「シザーハンズ」(100/1248)

映画日記-「シザーハンズ」（原題"Edward Scissorhands", 1990年）を観ました。

ベッドサイドで孫娘を寝かしつける老女。眠れないと訴える孫娘に、老女は山の上にある廃れた邸宅の話を始める。
昔、邸宅には老発明家（ヴィンセント・プライス）が住んでいた。発明家は様々なものを発明していたが、最後に人造人間エドワード（ジョニー・デップ）を発明する。エドワードは精巧にできていたが、唯一、手の指だけがハサミのように尖ったナイフを与えられていた。最後に人間の手を取り付けてもらえるはずだったエドワードは、その直前に老発明家が突然死してしまい、以後は一人でひっそりと邸宅で暮らしていた。
エイボン・プロダクツのセールス・レデイのペグ（ダイアン・ウィースト）は、訪問販売の末に邸宅を訪れてエドワードと出会う。心優しい彼女は、エドワードが教育も受けず、一人で邸宅で暮らしてきたことを気の毒に思って家に連れ帰る。
ペグの家族はエドワードを快く受け入れ、街の人々とも親しくなるうち、エドワードは、ペグの娘キム（ウィノナ・ライダー）に恋心を抱くようになる。

鋭いハサミのような手を持つ、しかし心優しい青年が、一度は街に受け入れられるものの、誤解が元で怪物視されていく悲しい物語です。
当時はSNSなどというものはありませんでしたが、現代のSNSを見ていると、ある人物があっという間に怪物に仕立て上げられていく様はこの時代と変わっていません。
そういう意味では本当の怪物はどちらなのだろうと思います。
ジョニー・デップとウィノナ・ライダーはこの後に結婚し、その後泥沼離婚したことは有名。
ヴィンセント・プライスは、あのマイケル・ジャクソンのスリラーの中での声を担当したのだそうです。