映画日記-「ステキな金縛り」(27/601)

映画「ステキな金縛り」（2011年）を観ました。



三流弁護士の宝生エミ（深津絵里）。いつもドジばかりで、ボス（阿部寛）からは、とうとう最後の事件と引導を渡される。
エミが担当することになったのは妻殺しの疑いのある男、矢部（KAN）の弁護。矢部は自分にアリバイがあるというが、そのアリバイとは、奥多摩の旅館で落武者の亡霊に圧し掛かられて金縛りにあい、殺人現場に居合わせることができなかった、というものだった。
全く信じていなかったエミだったが、調査のために同旅館を訪れ、自分も落ち武者の更科六兵衛（西田敏行）の金縛りにあって、矢部の無実を知る。
矢部の無実を証明するため、エミは六兵衛に法廷での証言を依頼し、六兵衛も承諾するが、問題は幽霊の証言という前代未聞の事態を検事や裁判官に受け入れさせるか、ということだった。

三谷幸喜作品の典型的なコメディ映画です。最初はコミカルなバタバタから始まり、最後は心温まる感動のエンディングという構成です。

三谷作品ではお馴染みの深津絵里のほか、西田敏行、戸田恵子、佐藤浩市などが出演。また、エミと対峙する敏腕の検事を中井貴一が演じるなど、豪華な俳優陣となっています。
下らないと言えば下らないけれど、テンポよい構成や演出などがよく練り込まれていて、純粋に楽しめる映画です。