「伊春市の旅」のお話。(その1) 私達4人はハルビン駅を午後11時05分に出発する「鳥伊岭駅」行きの寝台列車に乗り込んだ。寝台列車は3段ベッド。下段と中段に2人ずつに別れ、上段には別の乗客が乗り込んだ。列車は満員の乗客を乗せて出発した。夜遅い時間とあって、列車が発車してから少しの時間4人で懇談すると、すぐに眠気を覚え、私達は寝りにつくことにした。
早朝、列車の「揺れ」と「音」に目が覚めた。私は中国の寝台車に何回乗っても、この「揺れ」と「音」が気になり、なかなか熟眠することができない。時計を見ると午前5時半。窓の外を眺めると、白い「霜」が野菜畑や屋根の上に白く降りていた。外は間違いなく氷点下の気温であろう。列車と平行して流れる川からは「湯気」が上がっていた。
定刻の早朝6時50分に「伊春駅」に到着すると、若い女性の現地旅行ガイド、呉超さんが私の名前を書いた紙を持って笑顔で迎えてくれた。呉さんのガイドは全て“中国語”。中国語学習には最適の環境であるが、私はここでも“中国語”のレベルアップの必要性を痛感することになる。
「伊春市の旅」 出発前のハルビン駅前。
「伊春市の旅」 ハルビン駅の「VIP」の待合室入口。
「伊春市の旅」 「鳥伊岭駅」行きの寝台列車。途中「伊春駅」に停車する。
「伊春市の旅」 寝台車に乗りこんだ「4人組」。 西山先生(左)と山口さん(右)
「伊春市の旅」 寝台車に乗りこんだ「4人組」。 大島先生(左)と筆者(右)
「伊春市の旅」 思ったよりきれいな寝台列車の洗面所。
「伊春市の旅」 きれいに掃除された寝台列車のトイレ。
「伊春市の旅」 写真ではよく見えないが、早朝、白い「霜」が降りていた。
「伊春市の旅」 早朝、川面からは「湯気」が出ていた。
寝台列車の「切符」は79元。旅行会社に依頼したため、予約手数料が加算され、100元(日本円で約1.250円)。
車掌さんがこの「カード」と「切符」を引き換えにくる。降車駅近くになると寝ている人を起こしてくれる。
定刻の早朝6時50分、「伊春駅」に到着。
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