じゃっくり

日常をひたすら記すブログ

出会いサイトで本当に好みの人と出会えるの?

2004年05月10日 | 雑記
まず、結論から言おう。「出会い系サイトでは、9割9分、好みの人と会えない。」
いきなり、夢を壊すようで悪いが、出会い系サイトは今のネット状況では利用しないほうがいいだろう。なぜか。
 そもそも、人はネット以外の日常生活、学校であったり、職場、はたまたサークル活動、合コンなどで自分の好みの人を探す。そこでは、リアルの人物が存在する。顔も見れる。言葉の調子、もっと付き合うようになれば性格、人間性も分かるだろう。そこでは、確たる実感をもってその人を見定めることができる。でも、ネットの出会い系はどうだろうか。
 まず、写真入りのサイトもあるが、ほとんどその交流は文字でなされる。その文字で得られる情報のみで相手を判断しなくてはいけない。よく「わたし、顔には自信あります!」「彼氏に振られて今おちこんでるんだ・・・・ 誰か癒してください。」「大人の恋がしたいです。体の関係もOKです。」などといった、男性を誘惑するようなかきこみをしている女性をみかけるが、そのほとんどが悪徳業者のスタッフだろう。その魔の手にかかり、返信すると変なサイトを紹介されたり、アダルト関連のメールが送られてくるだけだ。
 また、性別で見ると、出会い系を利用するのは男性が圧倒的に多いように思える。少し前まで、女子高生が出会い系を利用して被害にあった、などというニュースが世間を騒がせた。しかし、そういった女生徒が出会い系を利用するのは遊び目的であったり、あるいはお金目的で、本当に真剣な出会いを求めて利用する人は少ないのではないか。
 成人した、少しの常識がある女性ならわかるはずだ。出会い系を利用するには、ほとんどの場合、自分のメールアドレスを公表しなくてはいけない。さもすれば、そのメールを伝ってウイルスが送られてくるかもしれない、個人情報が漏れるかもしれない。特に女性はそういうことに敏感だから、利用する人は限られてくる。男性はどうか。出会い系を利用したことがある男性ならわかると思うが、ほんとうにうまくいかない。出会い系の掲示板にかきこまれている女性のかきこみ、その多さに最初は驚き、笑みを浮かべることだろう。しかし、その実、そのほとんどが偽りのかきこみだ。そもそも、出会い系は”女性に飢えている男性”を標的につくられた部分が大きい。ネットは情報が多いから、付き合うことなんて容易だろう、そんな甘い考えで出会い系を利用する。中には会員制のサイトもあり、お金のある30代以上の男性がよく利用している。でも、本当の出会いを経験した人はどれくらいいるだろうか、甚だ疑問だ。
最後に、多少の偏見を含めて意見を言おう。ネットを利用して出会いを求めてきた人の気分を害する意見だと思うがきいてほしい。
 IT革命だとか、情報社会だとかいわれているが、ネットを日常のように利用している人は少ない。出会い系も一緒だ。ネットで出会いを求める人は、実際の生活で出会いがない人が多い。実際の交流、出会いで満足している人はネットまで入り込んでこないのだ。自分の周りの人をみてほしい。ほとんどの場合、彼氏、彼女がいる人は、その相手をネットで得てはいないはずだ。ネットにはいりこんでくる前に、実際の生活で出会いがないという前提がある。ひどいことをいえば、”余りもの”の人が多いのも事実だろう。そういった出会い系サイトで、好みの人とあえるなんて考えをもたない方が無難だ。しかし、最後の最後に希望をもった意見をいって終わることにする。現在急速にネット環境が整備されつつある。個人情報漏洩のニュースが頻繁に流れているが、これからはセキュリティー対策も進み、安全性も増すことだろう。それに加え、パソコン所持者、ネット加入者が増え、その結果出会い系サイトに多くの人が流れ込んでくるだろう。その中に、”真実の人”が増えてくるのは間違いない。