じゃっくり

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インターネットがメディアに与える影響について

2004年05月07日 | 雑記
 インターネットはメディアにどういう影響を与えるのだろうか。

 メディアというと、TV、ラジオ、新聞、雑誌などが挙げられる。実は、どういう影響を与えるのか、という疑問を投げかける前に、もうすでインターネットは各メディアに多大な影響を与えている。代表的なのは新聞だろう。読売新聞、朝日新聞、日経新聞、その情報をインターネットで公開していない新聞社はない。私的なことで恐縮だが、私も新聞はネットで閲覧することが多い。ネット新聞に依存するようになると、やはり一般的に普及している新聞は、見づらく感じてしまう。そもそも、とるスペースが大きすぎだ。左右に見開くだけでかなり苦労する。その分、ネット新聞はスクリーンの中だけで収まるので、快適に見ることができる。

 ところで、新聞はその情報の伝達スピードが早いことで知られている。その日起きた出来事は、もう翌日の新聞上に掲載される。しかし、ネットの場合だとその出来事が起こったすぐあと、もうその日のうちに情報が分かってしまう。情報を流すメディアの努力次第というのもあるが、そのスピードは、もはや僕らがよく目にする新聞の比ではない。現在、ネット上ではプロバイダにさえ加入していれば、ほぼ無料でネット新聞が購読できる。無料にしているのは、ネット接続者がまだ充実していないからだろう。お金を払ってまでネットで新聞をみない。しかし、将来的な目でみると、新聞はネットで見る、というのが主流になる日は近いのではないか。

 新聞だけではない。誰もが第一メディアで挙げると思われるTVにもその手は及んできている。このごろ、TV機能付きのパソコンが売れている。パソコンがプライベート化する中で、パソコン上でTVを見たい人が増えてきたのか。これからは、自分の部屋で、また外出先でモバイルとして利用する人が増えると予想している。インターネットを利用すると、自分が住んでいる地域だけに限定されない、例えば沖縄にいるのに、北海道限定のTVが見れたりする。そして、それは日本だけに限定されず、世界のニュースもすばやく入手できるようになる。その可能性は計り知れない。

 インターネットはメディアにどういう影響を与えるのか。その情報量、伝達スピード、情報蓄積能力の優秀さはもはや自明の理だ。今後、メディアをより快適に利用する手段として、いっそうその使用が促進されることだろう。インターネット主体の情報構造になるのは時間の問題だ。