田園調布の山荘

「和を以て貴しとなす」・・ 日本人の気質はこの言葉[平和愛好]に象徴されていると思われる。この観点から現代を透視したい。

トマトは対話のメッセンジャー(2)

2009年01月31日 23時12分27秒 | トマト
090201トマトがつなぐ対話と親睦
2005年、私はトマトのタネを外国から買い、心あたりの友人たちに配布した。その時の記録を当たってみると、私が配布した友人は北は北海道から南は沖縄に渡っている。記憶をたどりながら列挙してみる。道府県と地区名も入れてみた。北海道(芽室町)、青森(弘前市)、岩手(遠野市)、山形(真室川町)、宮城(鹿ノ台町)、新潟(上越市、頸城村)、山梨(富士宮)、埼玉(羽生市、三郷村)、東京(日野市、府中市)、神奈川(横浜市)、三重(松坂市)、鳥取(琴浦町、日南町)、島根(安来市)、宮崎(宮崎市)、鹿児島(東市来町、出水市、根占町)、沖縄(那覇市)の23カ所だ。配ったタネの品種は60から70種類、色は赤、桃、橙、黄色、紫、黒、緑、白などまさに色とりどり、大きさもこぶし大からブドウ粒サイズのものまである。形は丸型からでこぼこ型までこれまで多様性を絵に描いたようなものだった。見ただけでこれをすべてトマトだと分かる人はいないかも知れないほど、人々はトマトの多様性を感じてくれたようだった。
二年目には、配る範囲をさらに拡大して、群馬県(川場村)、千葉県(館山市)、長野県(長野市)、京都府(長岡京市)、秋田県(三種町)、愛媛県(今治市)、兵庫県(宝塚市)、和歌山県(和歌山市)、奈良県(奈良市)と拡がっていった。そして今年も、2-3の新しい場所にそのタネは拡がっていく。これだけのことは一人では出来ない。仲間が増え続けることによって出来るのである。今年、東京ではトマトフェスタをやるつもりでいる。このお祭りは、このトマトのタネが人々の間を行き渡り、話題を振りまき、情報を交換しあいしながら機運を作ってきたものである。トマトという明るい話題、健康にもよいし、またコミュニケーションを活発にするものであったと思う。暗い話題が充満しているこの世の中に、少しでも気晴らしが出来ればと思い、少々ばかなことではあるが、4年も続けているのである。


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