三食昼寝つき

映画・ドラマ・本・ニュースなどで感じた事を、
「思うがまま、ありのまま」綴ります。

きみに読む物語

2005-03-07 13:51:55 | 映画の感想(私流)
ネタバレ アリアリ


遅ればせながら、相方と二人で見に行った

アリー(レイチェル・マクアダムス)は、17才の夏を過ごす為、
家族とノースカロライナへやってくる。
そこで地元の青年ノア(ライアン・ゴズリング)と出会い、
熱烈なアプローチを受け、やがて愛し合うようになる。
良家の子女であるアリーと低賃金労働者であるノアの恋愛に、
アリーの両親は大反対。
大学進学や両親の策略で一旦は引き離されるように別れた
二人だったが、7年後、偶然が重なり再会する。
だけどその時にはアリーは裕福な青年との婚約が進み、結婚を待つ状態だった-

といった話を、年老いたノラが、痴呆で自分の事を忘れているアリーに、
「他人のフリ」をしながら読み聞かせるストーリーだ。

ライアン・ゴスリングのスラリとした美青年(?)が、年老いたら、
ジェームス・ガーナーのようなお腹が出て頭皮が薄くなるのを見てしまうと
どうしてもガッカリしてしまうのは否めないけれど、(それはアリー役の二人にも言える)
一途にアリーを思い続けるノラに、痛々しさを感じながらも、切なさが胸を打つ。

アリー役のレイチェル・マクアダムスが、7年後の設定で顔も表情も変らないので、
「新しい男見つけてとっととノラの事はふっきった」風に写ったのが残念だ
時間の経過をメイクや演技でもうちょっとあらわしてもらえると有難かったのになあ。

アリーが結局ノラを選んだから良かったものの、あの時婚約者の元へ戻っていたら、
ホント「ただの遊び ~ ちょっと結婚前に、昔の男に会いたくなったの~」
になってしまう所だった。アブナイ、アブナイ
だけど、ノラも淋しさを紛らわす為、
未亡人と愛情のない体だけの関係を続けてたんだから、お互い様か。

ノラのもとへ、アリーが訪ねた時に、未亡人がやってきて鉢合わせする。
あの未亡人、「本命」のアリーとノラと3人でどんな話をしたんだろう?
アリーに会いたいと言う未亡人も凄いけど、
それをすんなり承諾するアリーも凄い
きっとノラは冷汗もので二人に愛想笑いでも続けたに違いない。
女ってコワイわ~

それまで何ともなかったのに、ラスト10分くらいでグッときて、
そして涙が暫く止まらなくなった
私以上にシュンシュン泣いていたのが、隣の相方だ。
自分のをふき取った後、ハンカチを貸してあげると、
何度も何度も涙をふきまくっていた

観る前、「マディソングンの橋見たとき寝たから、この映画、寝たらゴメン」
なんて言ってたくせに、すっかり入り込んだらしい

「絶賛!」という人と、「可も不可もなく」といった冷めた人とに別れる
だろうけれど、(ダメって人もいるだろうな、きっと
私的には、「絶賛!」とはいかないけれど、ジンワリといい涙流させてもらい、
確かに「愛する人と見たい映画」かもしれないと思わせてくれた映画だった。

だけど、特典映像のケミストリーの出演の意味に関しては、絶対に、かな。

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