３６５日

昨日、相方と初めて出会ってからちょうど１年となった。

とは言っても、私はと言えばそんな事なんてコロッと忘れていて、
たまたま結婚式をしたホテルに貰った「お食事券」をまだ使ってないのを思い出し、
相方には事後承諾で、３／６（日）の６時半に予約を入れた。

「きみに読む物語」を見て涙を流し、その後街を歩いていると、
相方が「靴、買えば？」などと言ってくれるのでパルコに行って散々悩んだ末に
ほんのり光沢のある黒の靴を選んだ。
どうやら相方、今日は機嫌がいいのかな？などと何も考えないでいると、
それからホテルへの道すがら、「今日、何の日か憶えてる？」
と言われて、ようやく３／６が出会った日だと言う事を思い出した。
（ダメじゃ～ん、私）

ホテルのレストランは２２階、夕方から夜へと移行し始めたばかりの
ぼんやりとしたピンク色を残した空が大窓に広がる。
しかもお客さんはまだ私達だけ。
独り占め状態！だ。

シャンパンで乾杯し、出会い１周年を祝いながら１年を振り返った。
３月に出会い、４月から付き合い始め、５月にはプロポーズ。
６月に挨拶を済ませ、７月に結納。１０月に結婚式、１１月に新婚旅行。
まるでお見合いのような順調さで駆け抜けるような１年だった。

プレートには数種類が色鮮やかに盛り付けてある一口づつのオードブルが並んだ。
その後魚料理に肉料理、その合間に運ばれたパンを新鮮なオリーブオイルにつけて食べる。
頼んだワインは新婚旅行で行ったイタリア産のモノ。
もう、夜景と共に酔いましたわ～！

ふたり共、ほろ酔いになった頃だった。
相方が何やらお店の人を呼び、「頼んでおいたモノをお願いします」と言った。
「何？」と思っていると、お店の人は大きな花束をかかえてきて相方に渡した。
「え～！どうしたの？」
「１周年だしね」
と、淡いピンクをベースに、私の好きなガーベラの濃いピンクが映える花束を、
私に渡してくれた。

もう、どうしてこの人はこうもキザな事をサラッとやるかね～。
そんなタイプでもないクセに～。
我ながら現金だけど、「あ～、この人と結婚して良かった」と改めて思う


９分目はとうに越えた胃袋にダメ押しでケーキを押し込んだ（？）後、
外に出て冷たい風を感じながらバスに乗り、（いきなり現実的）家に帰った。


ほぼ、ノロケですね～。
まあ、今日は多めに見てやって下さい・・・。