
微熱(37.2度)もそっちのけ、
夕飯はカレーライスだけを作り、後は残り物でやっちゃえ!
というコトで、普段テキトウな家事をますますテキトウに済ませ

山崎まさよし
「ONE KNIGHT STAND TOUR 2005」
へと向かった

自分ペースで思い切り盛り上がりたい私は、前回同様ひとり参加だ。
はりきって開場時間17:30の15分前
には行って、開場と同時に中へ入り、すぐさまグッズ売り場へ。
ズラリと出来たグッズ売り場の列に並んでいると、
推定年齢10代後半~
せいぜい20代前半の男の子
が私の前で、グッズを物色していた。
「え~と、パンフレットと、
(携帯)ストラップと・・」
と、販売員に買う商品を言っているその男の子に、
私だって、パンフレットと
ストラップ、買うもんね

と、妙にライバル意識(?)を持つ。
だが、男の子は更に続けた。
「あと、貯金箱(ツアートラックの形)と、
このTシャツと・・・」
一体、いくつ買うんかい!
と、そこまでですでに1万円近く買っていて、
更に買い続けようとしている男の子に、心でツッコミを入れると共に、
負けた・・・

と、独身時代の少ない貯金を切り崩し、何とか2つを買う私は、
敗北を感じた。
(その後、となりの店員に呼ばれてそこへ移ったので、
結局その男の子が何個グッズを買ったのかは不明・・・)
私だって、働いていたらあれくらい!
などとブツブツ言いながら席について、買ったばかりのストラップを
すぐさま携帯電話に取り付け、パンフレットに見入る。
と、そこへ私の真ん前の席の人が現れ、席を前に倒す時に顔が見えた。
ゲッ!あのグッズ
買占め男じゃん!

偶然に驚きながらも、気持ちはすでに
「山崎まさよし」
チャチャッチャチャッチャ♪だ。
開演時間を少し過ぎ、ようやく出てきた「まさやん」は、
赤いTシャツにジーンズ
浮かれすぎていたのか、19列目にも関わらず、オペラグラスを忘れた私は、
近視の目を何とか一時的に遠視に変えよう
と、コンサート前、できるだけ遠くを見るよう心がけた

その甲斐があったのか、何とかまさやんの顔がうっすらとでも見える!!
私の一時的遠視(?)が正しければ、Tシャツには白字で「M」と書かれていた。
MCは、何から始まるのかと思ったら、
「え~、軽く会場の構成を説明します。
1階、その上が2階、3階は、ないですね」
そこから入るんかい!
右後くらいから、私のツッコミを代弁する声が聞こえた。
「え~、髪、切りに行ってません。
後もハネてます」
と、くるり後を向くと、「伸びつつある天パ頭からピコっと跳ねている髪」
が辛うじて見えた。もう、失笑するしかない・・・。
その後も、「え~・・・照れますな~」
などの、相変わらずの「間」だけで大爆笑

なMCが続き、「まあ、10周年のコト
についてはおいおい・・」
とそそくさと終わらせてすぐさま曲へ・・・
今回、前回のツアーからアルバムを出してないというコトもあり、
デビュー時からの昔の曲が多かった。
あの名曲も?え?この名曲も?だ。
合間に入れるMCは、一応ここは広島じゃけん
を意識した話もチラホラと出る。
「広島は、山口(地元)から近い
コトもあって、馴染みの土地で・・」
などと言い、ファンを喜ばせた上で、
「昔、「メルパルクホール」で、
他のバンドと共演したコトがあって、
当時はアコースティックギターはそんなに人気なくて、
お客さんのウケは良くなかったんですよ。
まっ、僕自信が”暗かった”ってコトもあったんですけどね」
「岩国に”山賊”って店、あるんですけど、
あそこで”山賊焼き”にかぶりついたりもして」
などと、思い出話を披露。
岩国は、ギリギリ山口県だけど、私はドライブで3回くらいは行った
コトがある。多分、広島人で行ったコトある人は少なくないハズだ。
観客も、「あ~、あそこね」と頷いていた。
ちなみに”山賊焼き”とは、鳥の肉(骨ごと)を
ドーンと竹串につきさし、タレをつけて焼いたモノ。
美味しいけど、かなり大きく、デートでは食べない方が無難な、
恐ろしく食べにくいシロモノだ・・・

10周年を振り返る話もそのうちぼちぼち始まった。
山口からの上京はトラックに荷物を詰めこんで、
広島を通り抜けて東京へ行ったコト。
デビューして売れるまでの不安な日々について。
そして、俳優としてもデビュー!
ドラマ(奇跡の人)もやりましたね~
変なドラマでしたよね~(心が)8歳の役ですよ!
どうしたらいいのか判らなくって監督に聞いたら、
「そのままでいい」って・・・(首をかしげ気味に)
このドラマで植木等さんと共演してますからね~。
なかなか共演できませんよ。
「クレイジーキャッツ」ですよ!
ここらへんは、ちょっと前に再度「奇跡の人」を見た私はモチロン、
他の観客も大爆笑

「変なドラマ」と言い切ったワリには「熱演」だったと思うんだけど。
前回のライブ同様、今回も、
「まさやん、男前!」「結婚して!」
との声が上がっていたけど、
前回の「え~、プロポーズ禁止でお願いします」
は飛び出さず、
「・・・答えにくいなあ」
と、ブブッと笑った後、ボソリ一言言って、照れ笑い。
極めつけは、まさやんのダジャレ
「山口も大変ですよ~、合併、合併、
いなかっぺい(田舎+合併)
ってね・・・寒っ!」
みずからツッコミのこれを聞けただけでも、
充分来た甲斐があるってモンだ

2回のアンコール
に、鳥肌、のち、爆笑!のち、ちょっとだけ感涙!で、
満足、大満足!

で、浮かれたまま平和公園を通って歩いていると、相方から
電話があり、丁度同じ時間に仕事が終わったというコトで、
一緒に帰るコトになった。
と、私はある重大な事実に気づいた。
家の予約炊飯している炊飯器は、
途中自動で蓋が開いてしまう確率が
非常に高いというコトを!
浮かれていた私は、そのコトをすっかり忘れていて、
「嫌な予感」を抱きつつ、家へ帰ると、電気をつけた。
「ねえ、どう?」
自分で見るのが怖くて、相方に見てもらうよう頼むと、
やっぱり、炊飯器の蓋は、開いたまま
湯気をモクモク上げていた



新しいの夏のボーナスで買って!
と交渉中の炊飯器。
こんなコトなら、ガムテープででも
蓋を押さえておけばよかった・・。
盛り上がりは一気にしぼみ、相方と二人、
カピカピ・ネチッ
両方楽しめるお得な白米
に、カレーをぶっかけ、ごまかしごまかし食べ続けた


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