Spanish Breeze

夫のMBA留学に4歳の息子とついて、マドリードと上海での14ヶ月の生活を紹介していきます.

魅惑のモロッコ (第4日目)

2011-01-16 17:33:33 | 旅行 -Morocco-
12月26日(第4日目)

前日色々ありすぎてすっかりクリスマスだって事を忘れてた...
モロッコでうっぐにプレゼントを渡そうと計画していたけど、欲しがっていたマドリードの青い連結バスが見つからなくて、戻ってから一緒に探そす事にしちゃったし。
クリスマスムードがないモロッコで助かった

この日は、マドリードからインターネットで予約した1日砂漠ツアーの日。
4WDをチャーターして、朝、ホテルまで迎えに来てくれて、砂漠の村や砂漠を体験するツアー。もちろん、ラクダに乗るのも含まれてます!

砂漠を満喫するツアーは山ほどあるけど、大体が、砂漠の夕日を2時間位ラクダに乗りながら楽しんで、夜はテントで泊まって帰ってくるような魅力的なツアー。夫と二人なら喜んで申込んだけど、行く時期が冬で途中から真っ暗の中ラクダに乗らなければならないとなれば、3歳児にはちょっと無理
今までも遊園地で馬に乗ろうと誘っても大泣きで怖がってたうっぐだし...

そこで見つかったのがこのツアー会社がやってる1日ツアー。聞いたらラクダには30分位しか乗らないとの事。例え怖がったとしてもどうにかなる時間。
3人で200ユーロで、現地で申込むよりかなり割高のような気がするけど、安心して頼めるから思い切って申込みました。

ツアー会社: Travel Exploration

...と言うわけでこの日は、英語の話せるドライバーの車に乗ってお任せなので気が楽

6:30起床。
案の定、私の唯一のジーンズは乾いてない...
仕方なしに寝巻きのスエットを着たままでいる事に。このホテルも屋上で朝食
朝食付きは嬉しいな~

朝8時前。陽が昇り始めた砂漠の町。


外で食べれるのは気持ちがいいけど、寒い~~
先に上がって来たうっぐと私は、ホットミルクと紅茶を頼む。

暫くして夫が日本人ファミリーと上がって来た。
そう言えば、前の晩、フロントの人にもう一家族、日本人がいるよ、と言われてた。

なんとこのご家族、夫の大学の研究室で直接指導をして下さった先輩だったそうです!
こんな砂漠の中の小さなホテルでまさかの嬉しい再会!!
「出来すぎだ偶然」ってこういう事ね...

先輩のOさんはオランダに駐在していて、レンタカーでモロッコを旅していました。
うっぐは、久しぶりに日本人の子供に会えてテンションが上がり、小学生のお兄ちゃんと沢山お話してました。

聞けば、Oさん達も同じようにシャワーは子供達だけでお湯が切れ、あまりの寒さにホテルの人に電気ストーブを買ってきてもらったそう...
私達はもう1泊するから、そのストーブを貸してもらえばいいと言われ、是非そうする事にした。ありがたい!!

再会の記念に。

朝から楽しい一時でした

Oさんファミリーにお別れをし、早速砂漠ツアーへ。

出発してから、すぐに門が。

この門がワルザザートと砂漠の境になる。

あっという間に土砂漠。


また前の日のアトラス越えを思い出させるような山道が続く...


山道が終わったと思うと小さなアグディス村(Agdz)を通り、


ドラア谷(Doraa Valley)を行く。


ここは、ドラア川に沿ってヤシの木が沢山あって本当に緑豊かなオアシスって感じ。
川沿いには、いくつもの村が点在する。



サッカーを楽しむ子供たち。



川に沿ってヤシの木が沢山!まさにオアシス。
この景色は本当に迫力満点!!

映画『ハムナプトラ』のシーンを思い出していた…
私達のドライバーは、実際にこの映画撮りをしている時に俳優達の運転手をしていたそうです。なんとも羨ましい

ヤシの木郡を過ぎると暫く殺風景な荒野にまた門が現れ、ザゴラ(Zagora)の看板が出てくる。


ザゴラは、黄金貿易の中継地だった場所。


ラクダで移動していたその時の商人たちの為に「○○まで何日」と書かれた看板がある。

今では、そんな商人はいないけど、砂漠の入口であるこの町では夕方になると砂漠から帰って来たラクダ達が疲れを癒しに休憩してるそう。

この町を過ぎ、いよいよ今回の旅のクライマックス、ラクダに乗るDunes of Tinfoと言うところへ。


何もない土砂漠の中の遥か向こうに小さな砂砂漠が見えてきました…


???
360度砂砂漠の中をラクダに乗るのかと思っていた私達は、かなりガッカリ...
グラン・カナリアの方が断然迫力があったよね...

でもここは、紛れもなくサハラ砂漠。
私達の乗るラクダ達が近づいてきました...


まずは、うっぐ。
あれ?以外にも何事もなく乗れちゃいました

様になってる~

もちろん一人では乗れないので私と一緒。

ラクダが立ち上がると以外にも高い!うっぐもキャーキャー言うけど、楽しんでる感じ(私の前にいるから顔の表情が撮れなくて残念!)
ラクダがゆっくりゆっくり歩き、砂丘を登ったり降りたりする度にうっぐが笑う
何故か「お馬はみんな、パッパカ走る♪」と歌いだすうっぐ。

幾重にも重なる砂丘は見れなかったけど、本物のサハラの砂丘でラクダに乗れたのは、本当に良かった



うっぐも名残惜しむようにラクダさんにお別れを言いました。


お昼の前にタムグルート(Tamegrout)と言う村で村の見学と陶器の工房を見学。
英語を話すガイドが来て、古いカスバの中を案内してくれる。




日干しレンガで造られた壁の中には、明り取りもなく本当に涼しい(今は冬だから寒い位)。
この村も1970年代までは、電気もなくろうそくで暮らしていたそう。

でもムスクだけは綺麗な装飾がしてあって、イスラムの人達にとってお祈りが本当に大事なんだと言う事を改めて思い知らされた。1日に5回もお祈りをする。


陶器の工房。


ミニタジンの陶器を作ってくれた。

うっぐも興味津々。

ようやくお昼。
場所は、ザゴラにあるホテルで。



中庭に面したベルベル民族のテント風のところで食べることに。


ここでもタジンとクスクスと豆スープを頂く。


帰りは来た道を戻るだけだけど、もうすぐ陽が落ちる時間帯。
影で山々が違った表情をみせてくれて全然飽きない。


うっぐには一応酔い止めを飲んでもらい、帰りは熟睡


向こうに見えるアトラス山脈の雪が夕日でオレンジにキラキラ光って、美しい~


本当にきれい...


陽が落ちた後は、外灯一つない道をひたすら真っ暗な道を走って帰ってきました。

サハラの360度の砂丘が見れなかった心残りはあるものの初サハラとしては、十分楽しめた。
カラカラの大地と色んな形の山々。緑豊かなオアシス...一口に砂漠と言っても色んな顔を持ってることを初めて体験。
衝撃的な一日だった…

夜は、熱いシャワーもちゃんと3人分出て、Oさんが置いて行ってくれた電気ストーブで部屋もぬくぬく…
ようやく私のジーンズも乾くだろう。
いつか砂漠の夜空に満点の星を見に来るぞ、と誓いながらいつの間にか深~い眠りについていました

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3 コメント

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羨まし~♡ (kanakot)
2011-01-17 13:54:48
お久し振り!

モロッコ…これまた私の行きたい国!!
ホント魅惑の…という形容詞がぴったりね。
うっぐも三歳でこんな色々な国に行けて、スゴイことだね。
我が家は週末に伊豆の温泉に行ってきましたぁ…

遅くなってしまったけど、お誕生日おめでとう♡♡
スペインでの忘れられない日になったことでしょう☆
素晴しい一年になります様に!!
色々と大変なこともあるだろうけど、元気に楽しく、
また来年のお誕生日頃にはみんなで会えるといいネ。
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まさに (ゆうまま)
2011-01-18 19:37:14
まさにモロッコ!という感じだね

うちの旦那は、レンタカーでモロッコの
砂漠を走って死にそうになったと言ってましたガイドがいないと大変よね

ここのホテルもゴージャスだね
かなりいいランクのホテルなのかしら
王様気分になれそうだわー。

学生激安ツアーで行った主人のモロッコ話
しか聞いてなかったから、イメージが
変わりました(笑)

タジン鍋もおいしそうだし、ムスクも素敵だね。

ご主人の知り合いに、モロッコで会うのも
びっくりだね!!
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Unknown (yukiko)
2011-01-19 09:50:41
>kanakot、
久しぶり~!皆さん元気?
そう、色んな物や事に驚きっぱなしで、すごく新鮮だった。忘れられない思い出がまた増えました。
私としては、伊豆の温泉もかな~り魅力的ですが…
ありがとう♪来年の誕生日には皆で会えるといいな♪

>ゆうまま、
ご主人、レンタカーで砂漠に行かれたの?!すご過ぎる!!何にもないところを走るんだもんね…
この日お昼を食べたホテルは、4つ星ホテルだと聞いたけど、モロッコの全てを詰め込んだ、かなり派手な感じだったよ~。華やか過ぎてランチの時だけで調度いいくらい。
タジンは是非もう一度食べたいです。本当に美味しかった♪
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