Y子の部屋

農家の主婦が綴る農村生活あれこれ

自然の力

2007年07月22日 14時43分14秒 | Weblog
消毒ネタをもう1つ。
今年になってからの桃の消毒は6回。
決して多い回数ではありません。

今まで「カイガラムシ」の防除がうまくできてなくて何本もの樹をダメにしてしまいました。養分を吸い取られて枯れてしまうのです。
去年の収穫後から「カイガラムシ」退治に重点を置いて消毒をしてきたので、今年はまあまあの状態です。

しかし、春先にやる「縮葉病」の防除の時、薬剤の希釈倍率を間違えてしまいましてね。。。ここだけの話、500倍にするところを1/10の5000倍に薄めて散布してしまいました。トホホ。そしたら、まぁ見事な縮葉病に!字の通り縮れた葉っぱが出てきて、正常な葉っぱより何倍も大きくなってゴワゴワ状に枯れて固まってしまいました。樹全体がボロをまとったような状態。うぅひどい!もうダメだぁ!と思ったものの、枯れた葉を1つ1つ取り除き果実の数もぐっと減らし、そうこうしているうちには普通の葉も繁茂してきて安心しました。感心というか。

今までも農作業には携わってきたのですが、主体となってやるのは今年が初めて。
個々の作業はわかっていても、ここぞというタイミングやポイントを把握するのは難しいですね。
剪定作業もよくわからないままに、頭ひねりながらテキト-にやったのですが、なんとか桃の樹らしくなってくれました。

今年はロクな桃は採れないだろうと諦めていたのですが、結構美味しくて立派な桃が収穫できています。すごいなぁ自然の力って!ひどい目に合わせたのにちゃんと仕事してくれる樹に思わず「ありがとね!悪かったねぇ!」と声を掛けてしまいますよ。

コメント
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