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夢もよう・夢にっき

今は一瞬で過去になり、残る写真や日記もその時々で不思議もよう。まるで夢の中の出来事のよう

「やっと、ゆっくり眠れる」

2005-10-24 | 気になる記事
『顔  無敗三冠馬ディープインパクトの調教師  
         池江 泰郎さん 64

 ディープインパクトがゴールした瞬間、スタンド席から立ち上がり
両手を突き上げた。
満面の笑みで「やっとゆっくり眠れます」
重圧からの解放感でいっぱいだった。

 宮崎県南部の里山が広がる高城町生まれ。
5人兄妹の4番目。3歳の時、レイテ島(フィリピン)で戦死した父を知らない。
白米は遠足や正月のごちそう。
一日中働く母を見て、早く楽をさせたいと思った。
「父親役もせなあかん。学校もいかせなあかん。おふくろ、必死やったね」

 競馬界に入ったきっかけは中学3年。
大阪での就職が決まっていたが、運動神経抜群で小柄だったから
「騎手になれ。稼げるよ」と教頭から勧められた。
だが、今ほど競馬が理解されていない時代。
「別の仕事にしなさい」と猛反対する母を押し切って上京。
3年間の見習を経て、1959年に騎手デビューし、368勝を挙げた。
 
 79年、調教師に転じてからは、天皇賞馬メジロマックイーンなど
実力馬を手がけてきた。

 そんな名伯楽にとっても、ディープは別格。
昨年12月のデビュー戦に「経験したことのない勝ちっぷり。大仕事をしてくれる」と
確信した。

 信条は「コツコツやっていれば、チャンスはくる」。
それを教えてくれた母、アイさんは6年前、86歳で逝った。
「晩年は競馬が大好きになってね。勝つと、本当にいい顔をしてくれた」。
近く帰省して「一番に知らせたかった」母の墓前に報告する。
          (大阪本社運動部 真田南夫) 10/24  読売新聞より 


  史上2頭目の無敗三冠馬となったディープインパクト(3歳)。
武豊騎手(36)は、G1レース通算50勝だそうだ。

 一昔に、騎手にと教頭先生が勧めたとはすごい。
先見の目があったというかなんというか…


奥田民生さん舞台あいさつ

2005-10-23 | 気になる記事
『主演映画  中区で封切り

 広島市出身のミュージシャン、奥田民生さん主演の映画
「カスタムメイド10・30」(ANIKI監督)が
22日全国に先駆けて広島市中区の映画館「シネツイン2」で封切られ
奥田さんと共演の木村カエラさんが舞台挨拶をした。

 映画は広島市内が舞台で、両親の離婚で離れ離れになった姉妹が
音楽を通し、家族への思いに気付いていくストーリー。
奥田さんが昨年10月30日に、広島市民球場で行った単独ライブの映像をちりばめている。

 150人の観客を前に、奥田さんは「広島の映画が広島以外で
流れることがいい感じだなと思う」と照れたように話し
木村さんは「楽しんでいってください」と笑顔を見せた。
 お祝いに広島カープの嶋重宣選手が駆けつけ
二人に大きな花束を手渡した。

 先行上映は同映画館など同市内3館である。
全国ロードショーは29日から。
       10/23  読売新聞 広島版 より 

えーっ、民生が主演映画?すごいじゃん
どんな映画なんじゃろ?

ライブドア、セシール買収

2005-10-22 | 気になる記事
 ネット通販  最大手・楽天に対抗  
  顧客1500万人取り込み

ライブドアが21日、子会社を通じてカタログ通販の大手のセシールを買収すると
発表した背景に、約1500万人のセシールの顧客基盤を取り込み、ネット通販
最大手の楽天に対抗する狙いがある。
ライブドアが持つネット関連のノウハウとセシールの顧客基盤を融合させ
収益力を高めたい考えだ。
楽天も、TBSとの経営統合に動いており、ネット関連企業が業界の主導権獲得のため
大手企業にM&A(企業の合併・買収)を仕掛ける動きが加速してきた。

 ライブドアは、セシールのブランドや株式市場への上場は維持する一方で
取締役の過半数はライブドアから送り込む方針で、大幅な改革を進めると見られる。

    ―――――         ――――――

     TBSへの協力 ライブドア申し出

 TBSへ、敵対的買収を受けた場合に、楽天に対抗して株を取得するなど「ホワイトナイト(白馬の騎士)」として
買収防衛策に協力する用意があると伝えた。
 日本放送を巡るライブドアとフジテレビジョンの争奪戦の時と、立場が逆点した格好だ。
                   10/22  読売新聞 より 


 すごいことになってきている。今までの大手企業を、新しいネット関連企業が
勢いに乗って買収・合併する弱肉強食、激しい競争の時代になっている(今までは知らなかっただけ?)
儲け主義だから仕方ないけど、人間は欲が深いからな。
どこまで大きくなれば気がすむのだろう?
バブルの予感 

「のみ込まれる」恐怖

2005-10-22 | 気になる記事
  ドキュメント 楽天/TBS

 楽天がTBS株の15%超の取得を表明し、経営統合を提案した13日
井上弘社長は「唐突な印象で、少々心外だ」と語った。
その後は、公の場には顔を出していない。
楽天の三木谷公浩史社長が、各局のテレビ番組に出演し
考え方を訴えたのとは対照的だ。

 表面上の静かさとは裏腹で、TBS社内の動揺は大きい。
 ――略――
「楽天のやり方はフジテレビ・日本放送を攻めたライブドアと同じ。
こうなったら全面戦争だ」との主戦論も飛び出しており
労働組合も19日、統合に反対する声明を発表した。
 ――略――
株式時価総額を比較すると、楽天はTBSの約1.6倍にもなる。
統合すれば、楽天が主導権を握るのは確実だ。

平均年収が1400万円を越える名門放送局、TBSの社員からみれば
平均年収が580万の新興企業の楽天にのみ込まれる恐怖がある。
ただ、あっさり拒絶してしまえば、楽天が株式公開買い付け(TOB)を
行い、さらに買い増しに動く可能性も高い。
         10/21   読売新聞      

 楽天といい、ライブドアといい、村上ファンドといい
いっきに成長した会社がいろいろと賑やかな事だ。
よくわからないが、会社の乗っ取りのようなものか。
金だけの問題ではないだろうが(やっぱり金儲け)
1400が580だなんて!そりゃあ、怖い、大変だ(ちょっと他人事)

ビールマンスピン

2005-10-19 | 気になる記事
満開? 満点!?   荒川 悪戦苦闘中

   <ビールマンスピン = デニス・ビールマン(スイス)の得意技。

   両手あるいは片手で、スケートの刃を頭より高く持ち上げて回転する。
   元五輪代表の五十嵐文男さんは「質の高さは横幅が狭く、細長い水滴状の姿勢に
   なっているかどうかで見分ける。世界では姿勢も良く、回転も速いスルツカヤが
   別格」と解説する。>


 トリノ五輪に向けて熱気が高まる女子のGP(フィギュアスケートのグランプリ)シリーズは
ビールマンスピンが花盛りとなりそうだ。
 理由は得点源となるから。
昨季の世界選手権9位から巻き返しを図る荒川も
今季から初挑戦しているが、柔軟性と強い筋力の両方が求められる高度な技に
悪戦苦闘している。

 ビールマンは、スピンで高いレベル評価を受けるための条件の一つ「難しい姿勢」と認められる。
今季のルール変更で、レベル認定が4段階に拡大された。
レベル1と4では基礎点が倍近くの差となり「やらなきゃ損」という技。
          ――中略――

 荒川は、世界選手権直後に、タラソワコーチからこの技の練習を言い渡されていた。
柔軟性は世界屈指だが、やってみると難しかった。
「上体が後ろに引っ張られ、回転しながら姿勢を維持できない」と荒川。
スケートの刃をつかむ手の指がすり切れるほど練習を重ねてきた。
 初戦の中国杯でどこまで完成度を上げられるのか、注目したい。
                      (竹内 誠一郎)
                10/19  読売新聞  トリノへ より 

  とても考えられないような、すごいことをやってのける人達
華麗な姿は、多くの人を楽しませ、憧れ、目標になるだろう。
凡人には考えられないような厳しい練習、たゆまぬ努力、素質があってのこと。
荒川さんだけでなく、右股関節を痛め回復具合が心配な村主さんや、世界ジュニア女王浅田さんや、安藤さん、恩田さん
みんなトリノ五輪代表に向け

スモールワールド

2005-10-14 | 気になる記事
『潮音 風声     島田博司
 
 最近、「スモールワールド」理論が話題だ。
世界中のすべての人は、6人前後の知りあいを介してつながっている、という。
それを実感する出来事があった。

 この夏、故郷の松江市にある島根大学に招かれて
教科以外のさまざまな学校活動について、集中講義をした。
最終の4日目、教材準備のため早くに教室に行くと
女子学生が「早くはじまると勘違いして」と、ひとり座っていた。

折角なので、ビデオ「戦国法吉合戦物語」をみせた。
松江市立法吉小の1987年卒業生が、郷土史を学ぶ活動として
尼子氏と毛利氏の戦を全員参加でドラマ化したもので
制作責任者は、当時6年生担任の私の母だった。

 すると、彼女が「松江のご親戚に、お茶の先生がいませんか。
その家で偶然、先生のご両親に会いました」と言い出した。
彼女はビデオと母の関係をまったく知らなかった。
私は「実は、その母がこのビデオの製作者なんだ」と説明
学生と二人で「世間は狭いね」といいあった。

 似たような驚きの経験を、2日目の授業後にもしていた。
残った10人足らずの学生に、島根半島に桜で覆われる道できるまでを
まとめたビデオ「チェリーロードわが町」を紹介したときだ。
その場にいた女子学生が「私の母もこのビデオに出ています」。
受講生のうちで、地元出身者は2割にも満たないのに。

めぐる縁(えにし)は、不思議なもの。
まさにスモールワールドだ。
              10/14   読売新聞より  

 あるある。「世間は狭いね」と思うこと。

 訓練センターに行っていたとき(以外に若い子が多かった)
女の子達がそれぞれの彼の話など結構面白おかしく楽しそうに話してた。
いいわねえ、若い人たちはと思って聞いていたら、その中の一人の彼が夫と同じ職場だった。

親しくいつも会う人もいれば、一度限りの人、偶然の出会い、必然の出会いもあるだろう。
広いこの宇宙の中の、この国の、同じ時代に生きて、限られた出会いの中で巡り会う不思議。

行き場のない出所者

2005-10-12 | 気になる記事
保護施設にも断られ   ―――● 更生保護

10月5日。新潟に向かう新幹線の中で
男(20)は自分に言い聞かせていた。
「我慢して、我慢して、頑張ってみせる」

この日の朝、男は一年間を過ごした少年院を出所した。
持ち物は、着替えの入った紙袋一つと
院や後援組織から受け取った現金2万5000円。
「身分証代わりに戸籍謄本がいる」
真っ先にそう考え、目指したのが古里の新潟だった。

駅に着き、市役所で戸籍謄本を手に入れると
携帯電話を買いに行った。
だが、謄本だけでは、身分証代わりにならないと断られた。
電話がないと満足に職探しも出来ない。
現実ははるかに厳しかった。

母親とは中学1年の時に死別した。
高校1年の秋に中退し
翌年春には、強盗や傷害で逮捕された。
7ヶ月間、少年院で暮らし
父親に引き取られたが、暴力が嫌で家を飛び出した。
17歳の時、恐喝で再び少年院に入ると
父の手紙が送られてきた。
「お前の後始末をしていると、家族が崩壊します。さようなら」

一昨年10月に出所し、暴力団に入った。
昨年9月、傷害で逮捕され、また少年院送りになった。
そこで同じ系列の暴力団にいた先輩に巡り合った。
「ヤクザをやめる」
彼の強い決意を聞いて、更生の気持ちが芽生えた。
出所予定日のかなり前から、15以上の更生保護施設に入所を申し込み続けた。
すべて断られた。
最後の望みは、親元に帰った院の仲間が
「どうしてもダメなら来い」と手紙を送ってくれたことだった。

出所初日の夜、古里の駅前で明かした男は、結局、この仲間に連絡を取った。
「少しの間なら泊めてあげられる」
それから5日後の11日、住み込みのラーメン店の仕事がようやく決まった。
「今夜から働く。入れ墨が消せれば、すし職人を目指したい」
男は自分を奮い立たせていた。

少年院で更生を誓っても、出所後、行き場がなければ
更生の糸口をつかむことすら難しい。

刑務所や少年院の出所者に、寝食の場を提供する更生保護施設は
全国に101か所。うち少年専用は5か所で
ほかに少年院出身者を受け入れる施設もあるが
入所歴を重ねた者、悪質な前歴を持つものは、入所を断られることが多い。
その時になって、出所者は誰を頼ればいいのか。

「暴力団や暴走族に戻る子どもを何人も見てきた」
各地の少年院を渡り歩いてきた指導官は、少年院へ出入りを繰り返すうちに
「本物の犯罪者」に変わってしまう少年がどれほど多いか、と訴える。
「今の更生保護制度は、本当に支援が必要な者を救える仕組みになっていない」

       ◇
わが国の治安を支える更生保護制度が、ほころびを見せている。
今回のシリーズはその深刻な実態を検証し、出所者、前歴者の再犯を防ぐ方策を考えたい。

10/12 読売新聞   治安の死角 より




人間は必ず他人から影響を受けるので、誰とつきあうべきかということは大切なこと。
生きる権利をよく理解し、その上で自分にも同じ権利があることを知り
互いにそれぞれの権利を侵すことなく、生活していけば犯罪も争いも減るのではないだろうか。

進化するケータイ

2005-10-05 | 気になる記事
通信サバイバル  速さと多様性 追求

 目まぐるしい変化と進歩を続ける通信ビジネス。
競争は過熱し、ベンチャー系通信の平成電電が経営破たんに
追い込まれるなど淘汰も進む。
生き残りをかけて、通信各社は技術開発と新サービスに
活路を見出そうと躍起だ。
    ◇
 「毎秒7メガ」
2004年夏、高層ビルが並ぶ横浜市・みなとみらい地区を
走る実験者の計測器は、NTTドコモの研究員が期待したデータを表示した。
ドコモが早くも「次の携帯電話」の実用化にメドをつけた瞬間だ。

 通信速度で先行すれば携帯ビジネスの勝ち残りに有利となる。

 この時、ドコモが実験に成功した通信方式「HSDPA」(3.5G)の
通信速度は「7メガ・ビット」(メガは100万)。
現在最速の第3世代(3G)「FOMA(フォーマ)」の
「384キロ・ビット」(キロは1000)の20倍近い。
理論的にはさらに倍の、毎秒14.4メガ・ビットと
ADSL(非対称デジタル加入者線)並みの大容量通信も可能だ。

 09年末には、光ファイバー並みの「スーパー3G」(100メガ・ビット)
2010年にはさらに10倍の「4G」(1ギガ・ビット=ギガは10億)
の実用化にむけた開発が進む。
ライバルのKDDIも、4Gをドコモと同時期に提供したい考えだ。

 通信の高速化は便利さをもたらす。
DVD(デジタル他用途ディスク)2時間分のダウンロードに
FOMAはほぼ丸一日かかるが、HSDPAは40分弱
スーパー3Gで5分程度、4Gならわずか30秒だ。
ドコモのIP無線ネットワーク開発部の尾上誠蔵部長は
「高速化は携帯コンテンツ(情報内容)も進化させる」と予言する。

 一方、KDDIは、携帯電話、無線LAN(構内情報通信網)、光ファイバーなど
どこでも、あらゆる手段で接続できる次世代通信網を構築する
「ウルトラ3G」構想を持つ。
光ファイバー網を持つ東京電力との提携交渉も計画の
成否を左右しそうだ。
渡辺文夫・ワイヤレスブロードバンド開発部長は
「伝送速度だけでなく、固定、携帯の境なく
どこでもつながる通信網を作れるかどうかが重要だ」
と強調する。 

 速さと多様性をどこまで追求するか。
「ケ―タイ」の進化は止まらない。
         10/5     読売新聞 より

 速いはやい!目まぐるしい速さで進化している。
老人にはとてもついていけない...
しかし、そこまでする必要があるのだろうか?
人間は、どこまで求め続けるのだろうか。

働きに見合った賃金

2005-10-04 | 気になる記事
『バリアを越えて      広田和子さん  (精神医療サバイバー)
 1989年11月で、B社の仕事は終わり
作業所へ戻ったが
そこでの仕事に物足りなさを感じ、ほとんど休んでいた。
90年1月、久しぶりに作業所へ行くと
「また仕事を始めませんか?M社が働く人を募集しています」と勧められた。
作業所へ内職を出してくれていた電材製造業者だったので
働いてみたいと思った。
M社の社長は、初対面の私に面接で
「あなたは作業所から来たので時給は500円。
仕事が出来たら時給を上げますが、出来なかったら辞めてもらいます」
と率直に言った。
翌日から仕事が始まったが、社長や他の従業員とも対等の人間関係の中で
楽しく働くことが出来た。
しばらくすると、社長は、私の時給を上げてくれた。
2度目の昇給の時には、社長室に私を呼んで
「実は、広田君の働きは今の時給以上なので、上げようと思うが
生活保護はどうなるの?」と気を遣ってくれた。
社長は仕事に厳しい人で、私がミスすると飛んで来て怒った。
逆に社長が仕事でミスすると、私は
「社長!精神障害者も大変ですが、零細企業の経営者も大変ですね」
と、社長の肩に手を置いていった。
すると社長は
「分かってくれるか、広田君!」と喜んだ。
従業員達は、私と社長のやり取りを聞いて
笑いながら手をたたいた。
精神障害者がきちんと働いて、それに見合った賃金を払うことは
企業の社会的評価にもつながる。
そんな意識を持つ企業が増えることを願う。
   10/4   読売新聞  くらし安心 より

働きに見合った賃金は、誰でも願うものだろう。
だが、それを誰が、どう評価するかが問題になる。
企業も儲けばかりを求めすぎず、欲張らずほどほどに。
先を見据えて、心のゆとりを持ちながら、楽しく仕事が出来れば
いい仕事も出来、企業にとっても働く人にとってもいいのではないかと思うが…

アナログ感 人気

2005-10-03 | 気になる記事
『 活版印刷
   体験教室や展示盛況  若い世代に新鮮

 活字を組んで名詞などを制作する活版印刷が
若者の間で人気だ。
印刷業界ではコンピュータ化が進み、手間と時間のかかる活版印刷は
風前の灯。
ところが、活字を拾って印刷するまで全てが手作業で
印字状態も微妙に異なる活版印刷のアナログ的な魅力が見直されているようだ。

 様々な表現活動に取り組んでいる「せんだいメディアテーク」(仙台市)は
印刷会社から活版印刷機4台と約15万本の活字を譲り受け
2001年に印刷工房を開設した。
年に4回の割合で、活版印刷のワークショップ(体験教室)を行っている。
体験教室は2日間の日程で、初日に活版印刷の仕組みを学び
名刺やクリスマスカード用などの文言を活字で組み、翌日に印刷。
講師は、印刷会社に勤めていた人などがボランティアで務める。
6人の定員に、毎回20~30代の若者を中心に幅広い世代から
応募が殺到する人気ぶりだ。

 仙台市内でホームページなどのデザインを手がけている大柿ちひろさん(27)も
活版印刷の魅力に取りつかれた一人で
「印刷過程のの全てが手作業なので、デザインしているという実感を持てる。
紙の種類や印字する時の力の入れ具合によって
微妙に仕上がりが異なってくるのもおもしろい」と話す。

 大手印刷会社「凸版印刷」が運営する印刷博物館(東京)でも
活版印刷コーナーが人気を集めている。
40分ほどかけて印刷を体験でき、ここ1、2年、デザイン関係の学生や
若者らの来館が増えていると言う。
同館学芸企画室長の宗村泉さんは
「最近は活版による印刷物を見る機会が少なくなり
くっきりとした印影などの特徴が
若者には新鮮なのだろう」と活字ブームを分析する。

             10/3  読売新聞 より

 いつの時代も職人技はすばらしい。あこがれる。
そう簡単にはマネは出来ない。
時間も金も、努力も才能も必要だろう。
 いまや誰もが、パソコンを使い簡単に印刷までする時代になり
個性や面白みが無くなっている。
ひと昔の、手間も暇もかけた本当の技術ではないが
少しでも関わることができると
自分が作ったという感じがして、満足感をえられ
出来たものも素人っぽい方が
世界に一つだけの物が出来たという感じが受けるのでは。
これからのキーワードは、「手作り」!!「体験」!!