『顔 無敗三冠馬ディープインパクトの調教師
池江 泰郎さん 64
ディープインパクトがゴールした瞬間、スタンド席から立ち上がり
両手を突き上げた。
満面の笑みで「やっとゆっくり眠れます」
重圧からの解放感でいっぱいだった。
宮崎県南部の里山が広がる高城町生まれ。
5人兄妹の4番目。3歳の時、レイテ島(フィリピン)で戦死した父を知らない。
白米は遠足や正月のごちそう。
一日中働く母を見て、早く楽をさせたいと思った。
「父親役もせなあかん。学校もいかせなあかん。おふくろ、必死やったね」
競馬界に入ったきっかけは中学3年。
大阪での就職が決まっていたが、運動神経抜群で小柄だったから
「騎手になれ。稼げるよ」と教頭から勧められた。
だが、今ほど競馬が理解されていない時代。
「別の仕事にしなさい」と猛反対する母を押し切って上京。
3年間の見習を経て、1959年に騎手デビューし、368勝を挙げた。
79年、調教師に転じてからは、天皇賞馬メジロマックイーンなど
実力馬を手がけてきた。
そんな名伯楽にとっても、ディープは別格。
昨年12月のデビュー戦に「経験したことのない勝ちっぷり。大仕事をしてくれる」と
確信した。
信条は「コツコツやっていれば、チャンスはくる」。
それを教えてくれた母、アイさんは6年前、86歳で逝った。
「晩年は競馬が大好きになってね。勝つと、本当にいい顔をしてくれた」。
近く帰省して「一番に知らせたかった」母の墓前に報告する。
(大阪本社運動部 真田南夫) 10/24 読売新聞より 』
史上2頭目の無敗三冠馬となったディープインパクト(3歳)。
武豊騎手(36)は、G1レース通算50勝だそうだ。
一昔に、騎手にと教頭先生が勧めたとはすごい。
先見の目があったというかなんというか…
池江 泰郎さん 64
ディープインパクトがゴールした瞬間、スタンド席から立ち上がり
両手を突き上げた。
満面の笑みで「やっとゆっくり眠れます」
重圧からの解放感でいっぱいだった。
宮崎県南部の里山が広がる高城町生まれ。
5人兄妹の4番目。3歳の時、レイテ島(フィリピン)で戦死した父を知らない。
白米は遠足や正月のごちそう。
一日中働く母を見て、早く楽をさせたいと思った。
「父親役もせなあかん。学校もいかせなあかん。おふくろ、必死やったね」
競馬界に入ったきっかけは中学3年。
大阪での就職が決まっていたが、運動神経抜群で小柄だったから
「騎手になれ。稼げるよ」と教頭から勧められた。
だが、今ほど競馬が理解されていない時代。
「別の仕事にしなさい」と猛反対する母を押し切って上京。
3年間の見習を経て、1959年に騎手デビューし、368勝を挙げた。
79年、調教師に転じてからは、天皇賞馬メジロマックイーンなど
実力馬を手がけてきた。
そんな名伯楽にとっても、ディープは別格。
昨年12月のデビュー戦に「経験したことのない勝ちっぷり。大仕事をしてくれる」と
確信した。
信条は「コツコツやっていれば、チャンスはくる」。
それを教えてくれた母、アイさんは6年前、86歳で逝った。
「晩年は競馬が大好きになってね。勝つと、本当にいい顔をしてくれた」。
近く帰省して「一番に知らせたかった」母の墓前に報告する。
(大阪本社運動部 真田南夫) 10/24 読売新聞より 』

武豊騎手(36)は、G1レース通算50勝だそうだ。
一昔に、騎手にと教頭先生が勧めたとはすごい。
先見の目があったというかなんというか…