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夢もよう・夢にっき

今は一瞬で過去になり、残る写真や日記もその時々で不思議もよう。まるで夢の中の出来事のよう

家の中が氷点下!?

2011-02-01 | 環境
昨日の朝、油断してました。

居間のファンヒーターのスイッチを入れると

表示がLo?何?壊れた?

台所のファンヒーターも同じようにLo?アレ?

ひょっとしてと窓側にある温度計を見てみたら

えー!まさか!・・・・・―5

まさか家の中が!マイナス?氷点下!それも5!

雪はそれほどでもなかったし、そこまで冷え込んでいるとは!?

慌てて台所の水道の栓をひねった・・・最初チョロチョロ、そのうちダーと出だした。

よかったぁ。

でも、お湯が出ない!

トイレに行ったけど水は流れたはず。

洗面所は?

ここは、水もお湯も出ない・・・もちろんお風呂も

でも、水が出ているところがあるのだから、全部が凍みているわけではない・・・

夫が起きてきて、外のガス機のパイプを温めたりして

水もお湯も出るようになりホッ。



昨夜は、夜中に2回トイレに起き、お湯を出したり警戒をしておりましたが

今朝、窓際は0度、部屋の中は2度あり、普通の寒さでした



昼間家にいないからと最近預かった観葉植物・・・・・

元々、かなり弱ってはいたのですが・・・多分

広島ブログ
あちこち傷んで隙間だらけの我が家、床暖が、二重窓が、いや新しいお家がほしい!?

エコはこまめでないと

2008-11-26 | 環境
エコは今まるでブームのよう。
ちょっと節約を心がけたら自然に出来ていると勘違いしてしまいそうである。
大量生産、大量消費が当たり前の現代は、まず物を大切にという根本が崩れている。
安易に文明の利器に頼って、つい楽な方に流されてしまっている。
より便利に、より安く、より豊富に、より楽をすることに慣れてしまっていても気づかない。
だって、楽を、味を便利さを知ってしまったら、元のしんどさや、面倒くささや不味さは我慢できなくなるものだ。

何かをきっかけにふと気づく。
災害だったり、異常気象だったり・・・
いつの間にか忘れて、便利さにドップリとつかっている・・・・・反省
そのきっかけを大切に。
本気のエコは
感謝して、いつも意識してこまめに動かなくては出来ないのだ!

資源には限りがあるということ。
自然は壊してしまったら簡単には元に戻らないということ。

人間はどんどん資源を使い、自然に戻らないゴミを作り出し、使い捨て続け、環境を破壊を繰り返している。
自然の自浄作用、再生循環に頼っているけれど限度がある。

欲望はエスカレートするばかりで満足することなくより刺激を求め、より欲求不満になるのではないか?

ちょっと一工夫、アイディアで気持ちよくすることが出来る。


先日、また中電の電化キッチン体験教室に行った

だんだんメニューが工夫され良くなっていると思う。

チキンのトマト煮パスタ添え
豆乳とたっぷりの野菜ココット
ごぼうとニンジンの和風ピクルス
カイワレと卵のスープ
リンゴとくるみのドーナツ

リッチな昼食を美味しくいただいた。

食べた後、
「省エネ 知るトク 豆ガイド」いいこと、でんきと。
上手に使う!家電製品
みんなでこまめ。みんなでエコ。

↑というパンフレットをもらった。

『エアコン
夏の冷房時の室温は28℃を目安に→年間で約1900円おトクに!

テレビ
見ないときは消す。→約700円おトクに

電気ポット
長時間使用しないときはプラグを抜く→約2500円おトクに

トイレ(温水洗浄便座)
使わない時はふたを閉める→約800円おトクに

照明
点灯時間を一日一時間短くする→約400円おトクに!』

そうなんだって!
まあ、条件によって随分違いはあるだろうけど

節約がエコに繋がる。電気を作り売るところなんだけど・・・

エコは面倒がらずにどこまで出来るかだ。
家族全員の意識が必要だが、まずは自分からだ!
何が出来るか?どんな風にしたらいいのか?どこまでしたらいいのか?

限られた貴重な資源だもの。
節約はそれぞれの家計のためでもあるが、自然環境やまわりへの感謝の気持ち。
一人ひとりの生き方を問うものでもあるというのは大げさだろうか?

出来ることは工夫して、面倒がらずにやろう!
過去の知恵も応用して工夫するということは頭の体操にもなる。
こまめに動くことは体にもいい。
そうすると、自分がやったことに達成感がある。
ちょっとしたことでも感動し感謝がうまれる。
自分の気持ちと折り合いをつけることが出来る。
心に余裕、ゆとりが出来ると、回りが良く見えて、見方が変わり、気がつき、まわりの人間関係がよくなる。
そうすると、苛立ちや、思い込みも少なくなり、いがみあい、犯罪も減るのではないだろうか?

広島ブログ

人口雨!?

2008-04-23 | 環境
よみうり新聞朝刊  社会面より
 北京  大気汚染が軽減
     マラソン プレ五輪――人口雨だった 
 20日北京で行われたマラソンの五輪プレ大会で、選手が寒さに悩まされた雨は、北京当局が人工的に降らせた雨だったことが、21日、分かった。
同日付の北京晨報が報じた。
化学物質を入れたロケットを雨雲に打ち込むなどして雨を降らせる方法で、市当局が、五輪の開・閉会式前に雨を降らせて雨雲を消し、当日を晴天にするために研究を進めている。
この雨の結果、20日の市中心部の平均雨量は、今年最高の31ミリを記録した。
今回、人口雨を降らせた理由は不明だが、北京地方は4月に入って雨が少なく、農作物に影響がでていた。
中国環境保護省によると、北京市内は15日から5日間、大気が「軽微汚染」の状態だったが、20日は「良」に改善され、21日は最高の「優」となった。

人口雨!?
化学物質をロケットで打ち込んで雨を降らせる!!
なんということだろう!天候まで人間が操作する。
何でもできると人間が慢心している。

その時だけ大気汚染を軽減しても、根本が改善されていないのでは全く意味がないどころか、化学物質がこれから先どんな影響を出すかもしれない懸念がある。
簡単に目先のことだけ、儲けだけ、自分の事しか考えていない。

自然体系を変えることが、地球に人間にどういう変化をもたらすのか?
天候さえも人工的に操ってしまおうというその考え方が恐ろしい。
温室効果ガス削減どころではないではないか!
いくら雨が欲しいと言えど、化学物質入りの雨が農作物に、人間に降りかかる。
そんなことが許されるのか!

勝手な人間、開発ばかりに頼っていると、自分で自分の首を絞めることになる。

7割

2008-02-20 | 環境
読売新聞朝刊より
の座標
温暖化対策       
         7割削減は可能か       論説委員 永田広道
 2003年9月に肝不全で亡くなった、国立環境研究所(環境研)の森田恒幸さん、53歳は日本の地球温暖化研究のリーダーだった。

 森田さんが心血を注いだ想定実験システム「アジア太平洋統合モデル」(AIM)の途上国への技術提供が、来年度から本格化する。
 省エネ技術や企業活動などから二酸化炭素(CO2)の増減と経済への影響を予想する。
CO2大幅カットの「低炭素社会」に移行するためのシナリオを作る計算装置だ。
 CO2が急増する国々での政策立案に貢献するはずである。
 <中略>
 日本は「50年までに全世界でCO2を50%削減」を提案し、世界的にも認知された。
ただし、先進国はさらに高い削減率を求められるのは必至であり、70%削減は現実に課される数値になりうる。
 40年後の日本は、2割程度の人口減となり、公共投資は減る一方、サービス業は拡大するだろう。
 プロジェクトの中間報告は、社会や産業構造の変化を分析し、エネルギー需要の大幅な減少を予測。
燃料電池・電気自動車・省エネ製品や高断熱住宅の普及、発電の効率化など、多くの新技術によって70%削減は可能と結論付けた。
 しかし、実現に不可欠と強調されたのが政府の指導力だ。
社会対応と技術革新をもたらす施策を確立し、長期的な政府投資と民間投資の誘導を図らねばならない。
 「世界一の省エネ国家」の現状に対し、世界銀行のリポートが手厳しい評価を下している。
 70か国のエネルギー使用量に占める化石燃料の割合やその構成などから、温暖化防止対策の進捗状況を探った調査だが、日本は先進国で最下位。
全体でも61位と最低レベルだ。
 『主要先進国の温暖化対策評価』 ワースト5
 1位  日本
 2位  スペイン
 3位  イタリア
 4位  ノルウェー
 5位  ポルトガル    (世界銀行調査)
原因は、CO2排出量の多い石炭使用量が増えるなど、政策対応の遅れにあるだろう。
 「6%削減」を約束した京都議定書の達成さえ危ぶまれている。

 脱温暖化プロジェクトのリーダーである西岡秀三・環境研参与は「低炭素社会への取り組みが早いほど経済的な損失は少ない。温暖化によって、何かとんでもない被害を受けない限り、政府が本気で動き出さないとしたら、それこそが最悪のシナリオだ」と訴える。
 温暖化の危機は、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)によって実証されたと言える。
 森田さんの遺志を受け継いだ科学による削減への道筋が、我々にとって唯一の航路でもあろう。

不可欠と強調されたのが政府の指導力・・・
何かとんでもない被害を受けない限り、政府は本気で動き出さないのだろうか

目先の利益だけを考えず、早く取り組めば経済的な損失は少ないはず!

食ショック③

2008-02-09 | 環境
2008.2.7(木)読売新聞朝刊より
   食ショック 「米どころ」も耕作放棄     抜粋
    <中略>
 戦後、欧米の背中を追って工業化を急いだ日本の農政は大きく揺れた。
 かつては、コメ価格の維持を目的に「一律」「強制」の減反を実施した。
これがやる気のある農家の意欲をそぐとの反省から、90年以降は段階的に生産や流通の自由化に転じた。
 07年には「戦後農政の大転換」を旗印に、大規模耕作を行う農家や、集落単位でまとまる「集落営農」を優遇して経営規模の拡大を目指す新政策が導入された。
 
 集落営農の「先進事例」とされる滋賀県安土町の西老蘇営農組合(84戸)。
農作業をコンピューターで一元管理する先進的手法で、05年は6690万円の粗利益を上げた。
「専業で従事してくれる人がいない」(組合長)という悩みはあるが、徐々に成果は上がりつつある。
 だが、昨年の参院選後に噴出したのは、規模の拡大を目指す新政策に対する「零細農家切り捨て」という批判だ。
 08年度予算編成では、農家に対する1兆円の補助金を打ち出した民主党に対抗して、自民党も新政策の見直しを政府に迫った。
これを受けて、新政策の優遇対象を小規模農家に広げる。
農政は再び方向感を失いつつある。

 漁業も後継者不足は深刻だ。
漁船の燃料代は高騰し、経営は苦しくなっている。
かつて世界一を誇った日本の漁獲・養殖量はすでに6位に転落している。
 人手と収入が同時に減っていく中で、足腰の強い農漁業をどう取り戻すのか。
生産の担い手が、後継者育成の道も、経営規模拡大の道も見通せないところに、日本の食糧問題の本当の危機が潜んでいる。

   識者インタビュー 環境重視の振興策必要
                    全国農業協同組合中央会長 宮田 勇氏
 日本の場合、ある程度海外から輸入しないと食はまかなえないから、これまでのように食物が安く豊富に供給される状態を保つのは難しいだろう。
食料自給率を高めるために、農業に対する期待感が高まっていると感じている。

 ただ、日本には「先祖伝来の土地だから」と農家が売却も賃貸もしないため、荒れている土地が多い。
土地への執着が強すぎることが、規模の拡大を目指す集落営農組織や農家に農地が集まらない原因で、農業の発展を阻害している。
農家の意識改革が必要だ。

 耕地放棄地の約65%は中山間地は、平地より生産コストがかかるため、(生産性の向上などの)農業の問題として解決するのは無理だ。
田畑が国土や環境の保全に役立っているという観点から、直接農家に補助金を出し、採算が合うようにしないと解決しない。農業予算だけではお金が足りない。
国土交通省や環境省の予算も入れて、地域を守る必要がある。

 農業だけでは生活していけないから後継者不足も深刻だ。
ただ、国民の農業への風向きは変わってきたと感じている。
これまで、外国から安い食物が入ってくるのに、効率の悪い国内農業に補助金を出すのは意味がない、というのが国民的風潮だったと思う。

 ところが、近年、環境や国土の保全に農業が果たす役割が注目され、効率や国際化だけでないあり方を考えようという人も増えてきた。
 国内は農作物のトレーサビリティー(履歴管理)に対する取り組みが進んでおり、安全性でも国内農業を見直してもらえるのではないか。

 (価格高騰などで)買えないものを無理して買うのではなく、日本の中で生産できるものを多く食べることが健康にも結びつくと再認識することが大事だと思う。(聞き手 幸内康)

専業で従事したがらないのはなぜか?先進的なやり方をしても後継者が育ちにくいのはなぜか?
農閑期にする仕事、何をするかということも大切だろう。

零細農家にも、集落営農組織にも、ともかく農漁業に援助が必要だと思うのだが?

買えないものを無理して買おうとせず、まず地産地消
昔ながらのコメ中心の日本食が見直されている
食事だけでなく暮らしそのものも見直したほうがいい
日本の昔の暮らしのよさは沢山ある、それを取り入れた生活は理想。

食 ショック①

2008-02-08 | 環境
2008.2.5(火)読売新聞朝刊より
   食ショック  3食国産・・・・・「質」「量」落第
            第一部 細る自給率 ①
 
 オーストラリア・ニューサウスウェールズ州ナラブライの小麦は3年続きの深刻な干ばつで、収穫量は1ha当たり約6トンから2トンに減った。
豪州全体で見ると、06年10月~07年9月の生産量と輸出量は、前年度比でそれぞれ61%、46%減り、国際価格は急騰した。
地球温暖化の影響が指摘され、水不足は長引く恐れがある。
 日本は、小麦の20%強を、豪州から買っている。
経済力があるため量は確保できているが、政府の売り渡し価格は、昨年2回も見直され、計11.4%上がった。
       ■
 米政府が石油燃料の代替エネルギーとして、バイオエタノールの利用を打ち出し、原料のトウモロコシの価格があがったため、農家が手間のかかる遺伝子を組み換えない作物を作りたがらなくなった。
 経済成長著しい新興国が食料を大量消費するようになったことも、日本の食糧事情に影を落としている。
 冷凍ギョーザの輸入元・中国では、開発で農地が減り、13億の民を自国だけで養えなくなった。
04年には農産物の純輸入国に転落したが、日本はその中国をアメリカに次ぐ食料の輸入相手国にしている。
 限りある食料を奪い合う新たな世界に人類は足を踏み入れつつある。
 日本大学の大賀教授は(食料経済学)は「食料は工業製品と違い、明日から増やすというわけにはいかない」と警鐘を鳴らす。
自給率39%の意味を、改めてかみしめる必要がある。

     コメ離れ 進む欧風化   農業衰退、担い手減
 日本の場合、主食のコメの消費量は一人当たりの年間で、1962年度の118.3キログラムをピークに、06年度は61キログラムとほぼ半減している。
 牛・豚肉や鶏肉などの消費が増えたことも響いた。
畜産物は段階的に輸入が自由化され、安い海外製品が大量に入ってきた。
 国内で飼育された家畜であっても、えさとなるトウモロコシなどの飼料作物の75%は輸入だ。
 一方で、戦後の経済成長に伴い、農漁業中心の産業構造は鉄工業やサービス産業中心に変化した。
 食料供給力のカギを握る耕地面積は、61年のピーク時(608.6万ヘクタール)から、07年には465万ヘクタールに減少した。
 高齢化に伴う担い手不足も深刻で、作付けを行っていない耕作放棄地は埼玉県の面積に匹敵する39万ヘクタールに及んでいる。
  <中略>
 国民がカロリーが高い脂質を食べる量を減らし、その分をコメなどを多く取るよう食生活を改善することも前提だが、実際には06年度は前年度に比べ脂質の割合が増加している。
 自給率の向上以外にも課題は多い。
 
    完全自給食 記者が体験「2日が限界」
 2日が限界――。996キロカロリーの食事を体験しての率直な感想だ。
ご飯に焼き魚一切れ、かぼちゃ煮など、一日分の食事をすべてまとめてもほとんど1食分だ。
身長175センチ、体重63キログラムの成人男性が普通に働き、生活するにはとても足りない。特に2日目はからだがだるく、歩くペースもゆっくりになった。
   <中略>
 今の日本で、こんな食事が続く事態が起きるとは思わないが、食べ物のありがたみを痛感した4日間だった。(二階堂祥生)


2日が限界か・・・食べるものがなくなるなんてことはないだろう、いや、考えられない。あって欲しくないと思っているということだろうが・・・
本当は自分の身にいつ降りかかるか分からないのだ
それは、天災かもしれないし、人災かもしれないし、両方の可能性もある・・・
だから怖いのだ

 そんなことにならないように、利益の追求だけをせず大量生産、大量消費を反省し
自給率を上げるために農漁業を、食を、見直し体を動かそう!!
感謝を忘れずに・・・

域外向け金融商品化も

2008-02-08 | 環境
2008.2.3(日)読売新聞朝刊より
 経済・地球便
       CO2企業上限枠強化  

 欧州で始まっている温室効果ガスの排出量(権)取引が2008年から本格的な実施段階に入った。
 排出量取引所などでは、CO2排出権が株式のように売買されており、EU内の企業のほか、域外を含む金融機関や年金ファンド、巨額の資金を投入して利益を稼ぐヘッジファンドなども取引に参加している。
 <中略>
 今のCO2の相場なら、制裁金を払うより超過分の排出権を購入した方が得になる。実際の排出量を一気に減らすことが難しい企業も多いとみられ、排出量取引は一段と活発になると予想される。
 実際、ロンドンに拠点を置く取引市場のECXでは、08年に入って1日の取引量がこれまでの2倍以上となる700万トン超に膨らんだ。
 EUは排出量取引を世界に広げ、そこで主導権を得ようとの動きも見せている。
新たな金融商品として成長が見込めるためだ。
       
       日本の産業界は慎重
 日本の産業界には、企業ごとに排出上限枠を設けるEU型の排出権取引に反対論が根強い。
 日本経団連は「企業の国際協力を損なうだけで、地球全体の温室効果ガス削減につながらない」と訴える。
「企業の省エネの努力を促す」というEUの主張にも
「排出権を買う方が安く、省エネや環境技術の開発が停滞しかねない」と反論する。
 経済産業省も「権利を売買しているだけで、排出削減には結びつかない」と強調する。
 
 一方、銀行などでは「新たな金融ビジネス」として排出量取引に前向きだ。
東京証券取引所も取引市場の創設に向けた検討を始めた。
ただ、産業界との意見の隔たりは不透明だ。


EU型の排出権取引というのは、明らかにおかしい!
権利といったって勝手に人間が決めた実体のない数値、それを売買するなんて!
新たな金融商品!?そんな商売が成り立つなんて?!
なぜ、そんなことがまかり通るのだろうか?
 「企業の省エネの努力を促す」と言いながら排出権を買う方が安いからと、売買を進める。努力しなくても金で解決すればいいと言っているようなものでは?
 売買を促し経済を動かし、達成できなければ罰金として取る
どっちにしてもEUに儲けが転がり込むようにしているとしか思えない
EUは儲け、経済の活性化だけしか考えていないように見える
 
 慎重な日本の産業界
企業は排出権売買なんてことに惑わされず、そんなものに無駄な金を使わずに
本気で温室効果ガス削減のための知恵を出し改善方法を考えなくてはならない。
 一番効果的なことは、生産量を減らすこと!儲けが少なくなってもいい。
使い捨てではなく目先の利益に捉われず、直して長く使うことを前提にして作るのだ。直す技術を売る。循環できるものを作る。
 人間の健康のためにも、作る喜び、直す喜び、働く喜び、動く喜びが必要だ!
利潤は少なくなっても、便利が悪くなっても、それが環境のためにも人間のためにもいいことだと思う。
 スピードで走り回っている時は快適だが、どこかで誰かがブレーキをかけないとどんどん暴走して大事故、大惨事を引き起こす
急ブレーキをかけたら回りをも巻き込んで事故になる可能性があるから、スピードを出しすぎない方がいいのだが・・・少しずつブレーキをかけよう!!
スピードが出たらゆるめるようにすれば、急ブレーキをかけることはいらないから事故も起こらないはず・・・永遠に走り続けることが出来るなら

水危機 番外編

2008-02-07 | 環境
読売新聞朝刊より
 危機 番外編     読売・東大共同調査
   環境ルネサンス NO.170
       豊かさ優先 消費大国
 冷凍のグリンピースの袋を逆さまにして、がさがさと中身を皿に出す。
目分量で4人分。水大さじ2杯を振りかけ、電子レンジへ。
米のコプリー家で夕食野支度をしている間に、唯一、台所の蛇口をひねったのを見た瞬間だった。
 献立は鶏肉のソテー、チーズを絡めたパスタ、つけ合わせのグリンピース。
飲み物は自家製レモネード。
「アメリカの家庭としては手の込んだ料理よ」と。
外食も多い。夕食だけで週2、3回はレストランに行く。
全米レストラン協会によると、2004年度の米国人の食費の半分は外食。
平均的な家庭では一人当たり974ドル(約10万円)が外食代に消える。
 コプリー家が、炊事・飲用に使った水は、外食先で飲んだ水やコーヒーなども含め、一週間で134リットル。
日本の調査で家事・飲用に使った分の5%だった。
 逆に多かったのはシャワー(59%)
2階浴室の「マルチヘッド・シャワー」を見せてもらった。
シャワーヘッドが縦に4つ並び、それぞれから湯が噴出す。
「シャワーを何とかすれば節水できるわね」という妻に
「強い水圧の良さを知ったら、もう戻れない。僕はシャワーヘッドを3つ以上開いて使うけど、一つ閉めれば浴びる時間は倍になる」とむきになって反論する夫。
 
 勤務先の学校に行き、セルフサービスの食堂で昼食を食べ片付けようとして戸惑った。
ゴミ箱が一つしかないのだ。
「アルミ缶やプラスチックのフォークも一緒に捨てていいのか」とたずねると「もちろん」と。
 あちこちでモノがあふれ、大量に消費される米国。それは水資源にも通じる。
コプリー家では、春から秋にかけて2日に一度、スプリンクラーで庭の芝生に水やりをする。
水の使用量は冬場の2倍以上に跳ね上がるが「みずみずしい緑に保つのが大事なんだ」と力を込める。

 「世界一の豊かさを享受しているアメリカ人に、日々の暮らしを変える気はないのです」。
米国8州とカナダにまたがる五大湖の水質を研究するリンダ、オークランド大准教授(環境化学)は、そう言ってため息をついた。(高倉正樹)

手料理なんて汚れるし後片付けも嫌だし、時間がかかるし面倒だ
外食するか、チンすればすむ冷凍食品や、出来合いのものを買ってきてキレイに盛り合わせ簡単にというのが日常になっているようだ

 蛇口をひねればいくらでも水が、お湯がたっぷり出る
 お店には沢山のものが溢れていて、お金さえ出せばなんだって手に入れることが出来る。
アメリカだけではない日本だって似たようなものだ、スケールは違うだろうけど・・・
楽で便利な近代的な生活にすっかり慣れ、当たり前になっている
自分では贅沢だとも思っていない、意識しないうちにどっぷりつかっている
便利さや贅沢を知ったらもう戻れない、戻したくもないだろう
目の前に見えない危機は実感も現実味もない
見えたときには手遅れかもしれないが・・・

水危機⑤

2008-01-30 | 環境
読売新聞朝刊より
  危機⑤
        芝生はがし680億リットル節約

 砂漠の真ん中にある米ネバダ州ラスベガス市、市内最大のゴルフ場「エンゼルパーク・ラスベガス」で芝生をはがす作業が行われていた。
「ゴルフ場が出来る前の自然の姿に返すのです」とコース管理責任者のビルさんは説明する。
 きっかけは、地元の水道業者「南ネバダ水組合」が9年前に導入した芝生除去奨励策。
住民や企業が芝生を取り除くと、芝1平方フィート(930平方センチ)あたり1ドルが支払われる。
奨励金は改修費用に消えるが、芝生が減る分、水道代だけで年20万ドル(2100万円)を節約できる。芝の手入れに必要な人件費、肥料代なども減らせる。

 水組合によると、奨励策導入後8年間で、芝生計9平方キロが消え、東京都民が使う16日分に当たる681億リットルが節約できた。
          ■
 芝生が問題視されるのには、わけがある。
全米水道事業協会が99年、12都市の1100世帯で水の使用量を調べた所、59%は芝生の水やりやプールなどに使われていた
 市から60キロ東にある水がめ、ミード湖は、コロラド川の流量減の影響で、琵琶湖の1.3倍あった水の量(352億トン)がこの8年間で半減した。
水組合は「水浪費捜査官」も導入した。
冬のラスベガスで庭の水やりが許されるのは週一回、12分のみ。
違反が2回以上続けば、最高2560ドル(27万円)の罰金が科せられる。

 水使用量が世界有数の米国で、水の大量消費の時代が終わろうとしている。

    「小」に「大」で無駄2リットル
 「水がもったいないから、我が家では当たり前なんです」。
東京都の横山さんは淡々と語した。
夫と子ども3人の5人暮らし。毎朝、出勤や登校前に込み合うトイレは、まとめて皆の分を流す。
使った食器は、台ふきんをゆすいだ水につけてから、食器洗い機へ。
3年前に家に雨水タンクを二つ付け、庭の水やりなどに使っている。
昨年末に払った上下水道料金(2ヶ月分)は7060円、上水使用量は月1万9000リットル。
 東京都による一人1日当たり平均水使用量から計算した月5人分3万6000リットルに比べ、53%と格段に少ない。

 住宅設備機器メーカー「INAX」による意識調査(1550人対象)で「家で一番水を多く使うのはどこだと思うか」と聞いたところ、1位は風呂で、洗濯、炊事が続いた。
東京都の実態調査などで水使用量が、一番多いトイレを挙げた人は少なかった。
 日本トイレ協会の上幸雄理事長によると、一回のトイレで実際は「小」なのに「大」で流すと、2リットルの水が無駄になる。
      ■
 一畳ほどの大きさの石造りの水槽が3層になった「水舟」に、わき水が音を立てて流れる。岐阜県郡上市八幡町。
上段は飲用、中段はゆすぎ、下段は野菜や食器洗いに使う。
その後は、集落の防火水槽に流れ込む。山のわき水を上手に使う昔ながらの「再利用」だ。
 わき水は全国に1万2791か所。それを賢く使ってきた例は他にもある。
 サントリーは、昨年完成した工場では、タンクのすすぎ用に使った水を浄化し
タンクの洗浄前の下洗いに再利用するなどして、使用量が従来の半分になった。
 商業、公共施設での再生水や雨水の利用も広がる。2005年度末には、全国約3000か所でトイレの洗浄水などに使った。
 しかし、NPO・雨水市民の会の村瀬事務局長は「まだ、少ない。今後、渇水が心配だが、ダム造成には金と時間がかかり問題も多い。雨やわき水など身近な水源の見直しが必要だ」と指摘する。

莫大の費用と労力と時間を掛けて山を切り崩し、広大なゴルフ場や、庭や芝生を作った。
それを、簡単に奨励金がもらえるし、概算をすると節約になるからと除去。
何を考えているんだかあまりにも安易過ぎる!
すべてがこんな調子だ
排出権などもそうだが、計算上で節約をしたことにするということが信じられない
それは作る前にすべきことだろう
企業も個人も、節水と水の再利用は基本的なこととして定着させなければならない
が、まず山を崩すことを止めるべきだ
簡単に「元に戻す」というが、実際にはそんなに簡単ではないのだから・・・

水危機④

2008-01-29 | 環境
1月24日(木)読売新聞朝刊
危機 ④より
       井戸・水道 信用できない
 中国が2005年に消費したボトル水は、日本の7倍の1286万キロ・リットル。
アメリカ、メキシコに次ぐ3位だ。
北京市内のスーパーで、大学生の張さんは「衛生的なので僕たち学生もよく飲みます」富裕層をターゲットにした“チベットの水”の値段は9.6元(140円)と通常の5倍だが「売り上げは上々」(メーカー)という。

 国家環境保護総局などによると、河川や湖の70%が汚染され、都市部の90%の河川は飲料水の水源に適さない。
昨年、水源の「太湖」でアオコが発生し、水道水が腐臭を放った。
スーパーにボトル水を求める市民の長い列が出来た。
専門家は「記録的な高温と少雨、工場や家庭の排水、農薬使用で湖が富栄養化した」と指摘する。

 ケニアのアンブラさんは、昨年、ひどい下痢で病院に担ぎ込まれた。
腸チフスと診断され治療に月給の4分の1の2500シリング(4000円)がかかった。
アンブラ家で使う水はうっすら濁って見える。「妻と子ども達が湧き水を汲む場所には小石や砂を敷き詰めた浄化装置があるだけ」と話した。

 五大湖周辺では、水銀やポリ塩化ビフェニール(PCB)など有害物質が魚や鳥から検出されている。
米加両政府は、43か所を汚染地域に指定。魚を食べる回数を制限したり、ビーチを閉鎖したりしている。
 マイアミ族の最長老ソニーさんは「井戸水が飲めなくなり、今は水道も信用できない。最近はもっぱらこれさ」とテーブルの上のボトル水を指した。

      ボトル水人気の裏で
 大小の湖や沼が点在する米国ミシガン州のスタンウッド。
人口200人の静かな町は2002年、大手食品メーカー「ネスレ」(本社スイス)のボトル工場をめぐる裁判で揺れた。
 工場が地下水をくみ出してボトル水の生産を始めたとたん、取水地の近くの湖や小川の水位が下がり始めたのだ。
住民達は「生態系に影響が出る」として、工場の操業停止を求める訴訟を起こした。
 代表スウィアーさんによると、裁判は一審で住民側が勝訴。06年に大量取水を禁じる州法も制定されたが、最高裁は昨年「企業活動を妨げることは出来ない」として差し止め請求を退ける一方、和解を勧告した。
取水量をめぐる協議が続く。同様の裁判はフロリダ、ウィスコンシンなどにもある。
 スウィアーさんは「15年前には、ボトル水を飲むのは奇妙に思えたのに、今は皆がガソリンの3倍の値段で買っている」と語った。

 米国のコプリーさん一家は、毎月33リットルのボトル水を飲む。
「水道の水質に不安はない。でも16.9オンスの35本入りが一箱たったの4ドル50セント(約480円)だからね」と話した。
 日本の名本さんは「水道水は塩素がきつい」と8年前から浄水器を使う。

 世界の水事情に詳しいNGO「環境・持続社会」研究センターの佐久間理事はこう指摘する。
 「ボトル水の製造、輸送に必要なエネルギー、飲み終わった後のゴミ処理のコストもばかにならない。世界にはボトル水に頼らざるを得ない人々もおり、全否定は出来ないが、ボトル水に頼りきり、暮らしに欠かせない水道水源を守る努力を怠ってはいけない」


「企業活動を妨げることは出来ない」・・・
それがすべてを物語っている。経済活動が最優先なのだ。

 地球は人間だけのものなのか?
  
人間は考え工夫し色んな道具を作り出し進化発展してきた賢い動物だ。
出来ないことはないのでは?というくらい多くの物を作れるようになってきた。
その結果、すべて人間の思い通りになると勘違いしているのではないだろうか?
人間はもっと謙虚になるべきではないだろうか?