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夢もよう・夢にっき

今は一瞬で過去になり、残る写真や日記もその時々で不思議もよう。まるで夢の中の出来事のよう

ワーキングプアⅡ

2007-12-19 | 気になる記事
 新自由主義を取り入れたことにより、経済への政府の介入を縮小し
規制緩和等をし従来政府が担っていた機能を、民間経済の活性化を目的に
民間に任せてきたつけがきている

 海外との激しい価格競争の渦に巻き込まれ、廃業に追い込まれる企業もある
経費削減が求められ、人件費の抑制が重視され
規制緩和と共に、賃金水準自体の抑制のほか、正社員の新規採用抑制
賃金の安いアルバイトやパート、契約社員、派遣社員といった非正社員の採用
請負、派遣が広がり、雇用は不安定になっていった

 減税どころか、定率減税撤廃、住民税増税、公的控除縮小廃止、医療負担増、社会保障費削減など厳しい政策が実施されさらに低所得者を圧迫している

 あまりに格差が広がり二極化して偏ってくると、反感、不平感が暴動につながる
バランスをどうとっていくかだ

 儲け過ぎは感覚をマヒさせる(程をわきまえることは難しいらしい) 
儲け過ぎはおかしいのだ、天下の回り物は程よく循環しなくては!

ワーキングプアⅠ

2007-12-16 | 気になる記事
NHKでワーキングプアの特集をしていた

 ワーキング プアは、正社員並みにフルタイムで働いても(またはその意思があっても)生活保護の支給額にも満たない収入しか得られない就業者のこと

 <年収200万円以下の労働者は2006年には1000万人を突破しており、日本の労働人口3100万人に対し、実に1/3がワーキングプアと言う計算になる>
と、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』に出ていた
驚きである!

 それにしても、働いても働いても、頑張っても報われないとはどういうことだろう
なぜこんなことになるのだろうか? 
 
 日本では、自由競争と市場原理を重んじる竹中平蔵を起用した小泉純一郎政権によってアメリカ型新自由主義経済政策が本格的に導入され引き継がれている

 新自由主義は、経済への政府の介入を縮小し、規制緩和等を通じて従来政府が担っていた機能を市場に任せることが行われる。
減税により資金を民間に回し、規制緩和や政府部門の民営化等の手段によって民間経済を活性化させる方策がとられる

経済的自由競争を重視する弱肉強食の理論であり
強者と弱者の二極化を促進させ格差社会を生み出すことになる
「効率やサービス向上」のかけ声の下で安全が軽視されることにもなりかねない

 バブル経済崩壊以降、企業が行ったコスト削減
賃金水準自体の抑制のほか、賃金の高い正社員の新規採用抑制
賃金の安いアルバイトやパート、契約社員、派遣社員といった非正社員の採用によって、総人件費の抑制をした
規制緩和も手伝って請負、派遣が広がっていった

深夜のコンビニ業に代表される過酷かつ低賃金の非正社員の労働人口は増加するばかり・・・

分かっているような・・・

2007-09-10 | 気になる記事
2007.9.8(土)の読売新聞朝刊より
慣用句誤用 相変わらず

今年2~3月、16歳以上の約3400人を対象の「国語に関する世論調査」文化庁調査
慣用句の意味を誤解したり、間違った言葉遣いをしたりするケースが目立った。

『気が置けない』
 「相手に気配りや遠慮をしなくてはいけない」48.2%
 「気配りや遠慮をしなくてよい」42.4%

『役不足』
 「役目が重すぎる」50.3%
 「本人の力量に比べ役目が軽いこと」40.3%

『流れに掉さす』
 「流れに逆らって、勢いを失わせること」62.2%
 「流れに沿って、勢いを増すこと」17.5%

『熱にうかされる』
 「熱にうなされる」48.3%
 「夢中になって見境がなくなること」

『上を下への大騒ぎ』
 「上や下への大騒ぎ」58.8%
 「混乱した様子」


あるよね、勘違いというか勝手に思い込んでる、間違っていることって
「役不足」
以前、神妙な挨拶の中で自分をへりくだったつもりで使っていたのを聞いたことあるような・・・なんとなくその人の気持ちを察したつもりだった私も間違っていたということ
「上を下への大騒ぎ」混乱した様子だとは分かっていたけど「上へ下への大騒ぎ」って思ってたなんと上を下へだったんだ!そりゃ大変だ!!

自分の感覚で受けとめ解釈してしまっていたということかな?
なんとなく分かったような振りをしてるからかな?
ほどほど意味が通じているって思ってるからかな?
最近はあまりこういう言葉を使っている場面に出くわさないからかな?
あまり使う必要がないからかな?
でも、まるで反対の意味だなんてこともあるし、微妙に変化して違う意味になっていたり面白い

ちなみに正解はそれぞれの下の方

掃除させるな

2007-06-18 | 気になる記事
2007.6.18(月) 讀賣新聞朝刊  トップ記事より

        親が理不尽要求 学校苦慮
        本社調査 40教委、実例把握

 子どもの通う学校に理不尽な要求や抗議を行う親に、全国の公立小中学校や
教育委員会が苦慮している実態が、読売新聞の調査で明らかになった。
 調査に応じた67主要都市の教委のうち、40教委がこうした親の実例を把握し
18教委はクレームに対応するための専門職員の配置や教員研修といった対策を実施していた。
 
 具体例
・「うちの子には自宅で掃除をさせていないので、学校でもさせないでほしい」と要求。
・大学進学に必要ない科目の授業は受けなくてすむように求める。
・子供同士のささいなトラブルなのに、「相手の子どもを転校させてほしい」と要求。
・学力不足の中学生に小学生の問題を解かせると、「子どものプライドが傷つけられた」と抗議。
・子どもが運動会で出場する種目や、音楽会で担当する楽器について「別のほうがいい」と抗議。
・子どもが自転車でお年寄りに接触する事故を起こした際、「学校の自転車指導に問題」と主張。
・担任や校長の自宅に深夜電話し、長時間にわたって学校への不満を述べる。
・暴力団とのつながりをほのめかし、要求を通そうとする。
・運動会で、子どもの写真を撮ろうと、立ち入り禁止の本部テントに平気で入る。
・気に入らない教師の悪口を子供たちに触れ回る。

 親が学校現場を飛び越して、教育委員会や文部科学省にメールや電話で苦情を持ち込むことも多く
中には暴力団とのつながりをほのめかし、圧力をかけようとするケースもあった。
「抗議の電話が6時間以上に及ぶこともある」「学校の教育活動に支障をきたしている」などの声が上がる。
 今回の調査に対し「事例を公表することで当事者が再びクレームをつけてくる恐れがある」との理由から回答を避けた教委もあり
同様の問題がさらに多くの自治体に潜んでいる可能性は高いとみられる。
     ―以下略―


そんな!?そこまでとは・・・
まるで漫画やテレビの中の物語みたい!信じられない。
でも、保育料や給食費を払わない人たちがいるということだからありうるかも?

自己主張して表現する、個性などとは全く違う。
常識というか価値観が違いすぎるというようなものではないような…
他人の迷惑かえりみず、駄々をこねている幼子のようなものでは?
現場は子どもだけでも大変なのに。。。

商品にクレームをつける「クレーマー」にも似ている気がする。
教育現場だけではなく、社会全体においてもそうなんだろうと思う。
威圧的に出れば出るほど頭を下げ、思い通りにしてくれる。
ゴネ得の味をしめてよりエスカレートしているのではないだろうか?
本当の根本的な事柄より、優越感を得て憂さ晴らしをしているという面もあるのでは?

すべて自分中心で、自分の都合のいいように解釈して思い込み堂々と主張する。
他人を思いやることも理解することも出来ず、感謝することも
反省をすることもないのだろうか。

長寿国日本、総子供化現象の最も顕著な事象か?
物があふれ、欲求はどんどんふくらみ、経済は成長し、環境破壊はすすみ、精神は…

滞納34億円!

2007-05-27 | 気になる記事
2007.5.27(日)読売新聞朝刊
スキャナーより
         滞納34億円 保育拒否認められるか
          厚労省 児童福祉法に違反
          自治体 納付促す効果期待
 全国で34億円に達する認可保育園の保育料滞納を巡り、一部自治体が
滞納を理由に保育を拒否する制度を設けていることが波紋を広げている。
厚生労働省が児童福祉法違反として、制度の見直しを求めたからだ。

しかし、保育園に入れない待機児童が約2万人に上る中
滞納世帯に保育サービスを提供し続けることの是非が問われている
               (社会部 田中史生、朝来野祥子)

  ■動揺
 「制度の不適切な部分は改めたい。
ただ、給食費の滞納と同様、(支払えるのに)支払わなくていいという感覚が
住民に出てきているのではないか」
 今月21日、定例記者会見でそう述べた市川昭男・山形市長の表情は硬かった。

 同市では2005年度、滞納者95人の滞納総額が480万円に上り、今春
通園の継続を希望する世帯に対し「納入できない場合は退園します」という
自筆の誓約書を書かせる制度をスタートさせていた。

 効果は大きく、30~40人の滞納者が支払いに応じたが
厚労省は今月10日「保育が必要な子どもの受け入れを義務付けた児童福祉法に違反する」と注意した。
 根拠は「保護者から申し込みがあった時は、児童を保育所で保育しなくてはならない」
という児童福祉法の規定。

 滞納を繰り返した場合に退園させることができる規定がある高知市の市条例施行規則についても
厚労省は「違法」との見解を示した。

  ■法の壁
 児童福祉法の理念を重視するのか、それとも、保育サービスの公平性を優先するのか。
国と自治体の考え方の違いはそこにある。

 同法は、1947年、主に戦災孤児対策のため、すべての児童を健全に育てるとの理念で制定された。

 「子どもの人権を守るのに必要な最低限の基準を定めた法律。
親の事情がどうであれ子どもの居場所は確保するという考えに立っている」という。

 問題は、児童福祉法が想定していなかった「払えるのに払わない保護者」が増えていることだ。
 保育拒否を禁じた同法に守られる形で、一部の保護者が保育料の支払いを免れる不公平な状況が生まれている。

  ■待機児童
 定員オーバーで保育園に入れない待機児童が多数いるのに
滞納世帯の子どもが通園を続けていることへの保護者の不満も多い。

 滞納額が膨らめば自治体の財政負担が増し、保育園の整備が遅れることにもなりかねず、有効な滞納解消策の模索が続きそうだ。


 絶句金額もだが、支払わなくてもいいという考え方がまかり通っていることにもびっくり
自治体が払わなければ保育拒否は、国が違法と判断したなんて!?
保護者から申し込みがあった時は、児童を保育所で保育しなくてはならない。
親の事情がどうであれ子どもの居場所は確保するというというのなら
待機児童には当てはまらない、入園できた子どもだけということは明らかにおかしい。
しかし、待機児童がいるということだけが問題ではないのだが…

法の抜け道を見つけてはうまく利用し、得した気分になり優越感に浸り自慢するのか
赤信号、皆で渡れば恐くないといったところか?
法だけではないのだろうが、解釈の仕方によればどんな風にでも受けとめられて色んな思いもしない考えが出てくるのだろう。

悪いのはすべて他人のせい、世の中のせいで、自分さえよければと自分の事しか考えられなくなってきている。
公共サービスもかなり充実していて、経済はどんどん成長し、便利になり、飽食になり
我慢することも、耐えることもなく、感謝を忘れ、物は使い捨て、何もかも
充分が当たり前になり自己主張もエスカレートして気がつかないうちに
人間がどんどん弱く醜くなっている気がする
すべて法律でがんじがらめにしなくては節度が保てない人間、なんとも情けない。




急須でお茶を

2007-05-19 | 気になる記事
2007.5.19(土)読売新聞朝刊
今日のノートより
           急須でお茶を
 茶舗の店先からいい香が漂う。
「新茶入荷」の張り紙。新茶がおいしい季節だ。

 が、家庭での茶葉の使用量が年々減っているという。
お茶の間での団欒が減ったせいもあるだろう。
何よりもペットボトル入りの緑茶が普及したからだ。

 全国清涼飲料工業会によると、市場に出ているペットボトルや缶入りの緑茶飲料は41社、251種類にのぼる。
「手軽さが受けている。伝統的な飲み物でなじみやすく、健康ブームにも乗った」
一方でお茶を淹れる習慣が薄れ、ペットボトルを食卓に載せる、急須のない家庭が増えている。

 京都府茶協同組合の杉本貞雄理事長が「急須でお茶を」とPR。
「会話が生まれる。スローを楽しむ。ゆとりは心の豊かさ」と話した。

 スピードや簡便さを求めすぎてはいないか。
お茶をコンビニや自動販売機で買うものと思っている子供がいる。
子は親を見て育つ。

 手間暇をかける。せめて家庭ではお茶を急須で淹れて飲みたい。
経済的でもある。ゆるりと一服のお茶を囲む。それは、潤いと和みの時間だ。(加藤譲)

ペットボトルは大量に必要な時や、外出した時には確かに便利だ。
だが、普段の食卓にというのは、やはり親のせいかも。
今、家族関係の異常な事件が多いが、こんな些細なことにも現れているのかもしれない。
スピードや簡便さを求め、無駄に金を使うことに慣れてしまっているということ。
都会ではお茶どころか水まで買うのが当たり前になのかもしれないが…

そこまでは要求していなかったはずなのに
より便利により新しいものが常に研究、開発され
ブームに乗り遅れまいとする気持ちもあり、たいていすぐに簡単にそれになじんでしまう。
便利に簡単になりすぎて、何もかも自分で出来なくなっていることにも気づかない。
それで経済が潤っているのかもしれないが、あまりにもエスカレートしすぎて恐い。
そんな経済成長のやり方では長くはもたないだろうに。
どんどん無意識に環境破壊にも加担してしまっている。

急須でお茶を淹れるのはもちろん、何事もこまめにちょっとしたことでも面倒がらずに動きまわりたいものだ。
どんなに簡単なことでも動いて損ということはないはず、すべて経験、自然に身に付く習慣。
動けるということはありがたいこと!

ロマンチックウィルス

2007-04-01 | 気になる記事
2007.4.1読売新聞朝刊
よみうり堂  著者来店より
             「ロマンチックウィルス」        島村麻里さん
              おとなミーハー熱狂の謎
 世のお父さんは嘆いている。ヨン様に氷川きよしにハンカチ王子。
“いい歳”をした女房が突如、若いイケメンに夢中になり、テレビに釘付け。
果ては追っかけのため東奔西走・・・まさにウィルスのごとく中高年女性に広がり続ける「おとなミーハー」現象を掘り下げた。

 ウィーン少年合唱団に始まり田原俊彦や若貴兄弟に熱を上げるなどミーハー歴40年。それでも「ヨン様フィーバーに始まる3年前の韓流ブームは、まるで新種の熱狂で驚いてしまった」という。
 この現象、日本だけではない。シンガポールに韓流スターの来訪した際、「おばさん軍団来襲す」と現地紙が報道するなどアジアの各都市で見られる。
ところが、欧米ではほとんど聞かないのはなぜなのか。

 「『カップル中心社会』の欧米では女性のミーハー仲間がつるんで行動しにくいのでは。日本は、昔から女性が外出しやすい『お出かけ天国』。それがウィルス流行の下地になっている」

 そのほか、テレビで見られる手軽さや同好の士と交流できるネット社会の影響も指摘。男性オタクとの共通点も見出すなど分析の鋭さは女性と社会のかかわりを取材するフリーライターであると同時に、ミーハーの心理を身にしみて分かっているからだろう。

 インタビュー中もしばしば脱線、「最近はサッカーのロビーニョ選手がいい」とうっとり。
写真撮影した韓国アイドルショップでも、韓流で唯一お気に入りの男優チャン・ドンゴンのグッズを購入した。
ミーハーの楽しさは、「熱狂のキャーと妄想のウフ」だとか。はあ~。

 そんな男性陣のため息をよそにますます猛威を振るいそうなロマンチックウイルス。
だが、節度を保てばおとなミーハーは悪いことではないという。
世界一の長寿社会を生きていく女性たちに、仮想の彼氏を持つことは、元気や仲間、心の安定を与えてくれる。
 「自覚的に腹を据えて楽しめばこんな楽しいことはない」(集英社新書、700円)(佐)

「おとなミーハー」ウィルスのごとくとは恐ろしい。中年女性に限らない(ただお金と暇とバイタリティーがあるから?)と思うけど。人間って、簡単に口コミやマスコミに影響されるからねえ。
何にしても、日々の平和な生活が保証されているからできること。
若さの秘訣、人生の楽しみになるだろうが、刺激を求め過ぎず、くれぐれも節度を持ったミーハーであり続けますように…平和が続きますように。。。

書き下ろし

2007-03-31 | 気になる記事
2007.3.30(金)読売新聞朝刊
 日本語日めくりより
         ●書き下ろし―――それなら読んでみたい
 小説や戯曲、論文などを新しく書くこと。
特に新聞・雑誌に既に掲載した作品の再録などではなく、単行本で出版したり、上演したりするため、新たに執筆する場合に言う。
「ろ」を入れないと、「書き下し(かきくだし)」(漢文を日本語の漢字仮名交じり文に書き改めた文)と紛らわしい。
 最近、インターネットのウェブサイト上で、「オリジナル書き下ろし」という表現をよく見かける。
「オリジナル」は、独自に創作したもの、原作の意。
オリジナルでない書下ろしなどないはずだが、一種の強調表現なのだろうか。

気が付かないまま間違って使っている表現は多いと思う。でもなんとなく雰囲気は分かる気がしている。
ひょっとしてオリジナルでない、多種を引用し書き下した、書下ろしというのもあるのでは?

「?」と「!」をつなぐ

2007-03-28 | 気になる記事
2007.3.28(水)読売新聞朝刊
  編集手帳より
吉川英治氏は作家になる前の一時期、新聞記者をしていた。
有島武郎を東京・麹町の自宅に訪ねた折の話が残っている。
春も終わる季節にストーブが焚かれてあった。
文学談議を交わしながら、主人は写真や手紙の束を焼いている。いぶかしくも思いつつも、そのことに触れぬまま、吉川氏は辞去した。
有島が女性と心中したのはその数日後であったと、対談集「おもしろい人やなあ」(講談社刊)にある。
            ◆
「死ナムトスレバイヨイヨニ/命恋シクナリニケリ」とは北原白秋の詩「野晒」の一節だが、死にたい心と生きたい心の葛藤は常に、何かの形で外に表れるものらしい。
            ◆
「おや?」と感じても「まさか!」には至らず見過ごすこともある。
子どもの放つサインを見落とさぬようにと、文部科学省の検討会が自殺の前兆などを教師向けに列挙した初めての「指針」をまとめた。
            ◆
投げやりな態度が目立つ。
身だしなみを気にしなくなる。あるいは、大切な持ち物を友人にあげる。
長く借りていた物を返す。
どれもが心の中で燃えている季節はずれのストーブの炎に違いない。
            ◆
「僕は駄目な記者だった」。吉川氏は後々まで悔いたという。
自分は駄目な教師だと、自らを責めさいなみ、苦悩の日々を送っている方もおられよう。
指針が「?」と「!」をつなぐ回路になればいい。

吉川氏みたいに後々まで悔いる人もいる…指針が役立つといいけど…

新たな門出

2007-03-26 | 気になる記事
2007.3.25(日)読売新聞朝刊
 くらし 家庭 季節のしおりより
             新たな門出 
              心にしみた言葉
 新聞社に入って間もなく26年になろうとしている。必ずしも順風満帆な時ばかりではなかった。そんな時、必ず思い出す言葉がある。

 <いい仕事をするとかしないとかの以前に、雨の日も風の日も雪の日も毎日出勤する。その根気と忍耐のいる行為に意義があるのではないかと考えている。それはどんな仕事にも常に一定して付きまとう種類の辛さであり、しんどさである>

 読売新聞東京本社婦人部(現生活情報部)の部長を務め、その後、神奈川県立かながわ女性センターの初代館長に就任した金森トシエさんが、働く女性向けにつづった本の中の一節だ。
 金森さんはこう締めくくっている。
<実は、そこのところに働くということの本質があるのではないか、と私は思うのである>
 この言葉に出合ったのは、入社してまだ日の浅いころ。男女機会均等法が施行される前だ。前年の就職活動では「女性も可」と明記された求人がほとんどないという現実に直面した。
女性を採用する予定の会社の説明会に出向くと、わずかな求人なのに大勢の女子学生が何重にも列を作っていた。

 そういう状況の中で、幸いにも就職できたというのに、時間に追われるばかりで、思うように仕事も出来ず、自分を見失いそうになった時、大先輩の言葉は、心にしみた。
「毎日出勤することが大事」。
そう説く金森さんの言葉に「自分らしい仕事をしなければ」という気負いがちょっとほぐれた気がした。

 間もなく4月。職場に初々しい新人たちが姿を見せる。
店頭には新人達の門出を応援すると銘打った商品がいくつも並んでいる。
その中にカラフルな手帳があった。
 「最近はバーチカルタイプといって、一日の予定を時間ごとに記入できるものが人気です」と東急ハンズ心斎橋店の担当者は言う。
手帳でしっかり行動スケジュールを管理したい人が増えているのだという。

 真新しい手帳にどんな予定を書き込むのだろうか。
 大先輩のように心に残る言葉はとても思いつかないが、新たな門出を踏み出す人たちの未来が輝かしいものであることを祈ってやまない。   (規)

毎日出勤することが大事。“継続は力なり”ってことかな。
忍耐と根気の中で、色んな経験をし、悩み考え、自分に何が出来るかをみつけだせるのでは?
手帳でしっかり行動スケジュールを管理するというか、一日の行動計画ってとこかな?
時間を有効に使うために、計画を立て気持ちを奮い立たせるために、確認して意識をして行動をするための一つのツールなのかも。
うまく使いこなすにはやはり、忍耐と根気が必要かもしれない。