熊本時代の仲良しだったバレエ仲間がバレエを辞めたそうです。
海外のバレエ学校に行く力もあったし、体の条件面でもプロを目指せる人だっただけに衝撃を受けました。
辞めた理由は、バレエを続けてもバレエで食べていけないから。
身もふたもない話ですが、国内でバレエダンサーだけをして生活していけるのは、極々限られた人だけ。
他はバレエ団と言っても、習い事と同じで自分でバレエ団にお金を払い、
出演料も払い、そしてチケットノルマもあるという・・・
大人の真剣な習い事状態な人が多いそうです。
コロナ禍や戦争もあり、海外留学やバレエ団にいた人も次々と帰国している中、
多分国内のバレエに関する仕事を求める人は飽和状態なんだろうなと。
はっきり言って、バレエで食べていくなんて現実的ではないですが、
バレエはプロになる人だけが続けるものではないのかなぁと。
体力、精神力をつけるだけでなく、
周りを見る力、みんなと協力していく力、
体調と体重管理など自己管理をする力、目標に向かって努力する力、
他人と自分の美点を見抜く力、自分の欠点と向き合う力、人前で自分を表現する力、
どの世界で生きていく為にも必要な力を養う修業の場だと思って私はレッスンに行かせています。
娘には、バレエを一つの軸にして、これからもっと世界を広げて欲しいです。