仏蘭西には3リットル以上の排気量の車はないらしい。大統領でも庶民と同じ大きさの車だ。気さくさを感じてしまう。
御料車がトヨタに代わり、5台が順次納入されるという話があった。一台1/2億円。日本が誇る最高級車なのだろう。エンジンから車台から全てが特注で、贅を尽くしてあるはずだ。国産車にはマッサージ機能やら、電話サービスやら、自動ブレーキやら、運転することとは直接にはリンクしない機能も多い。そうしなければ買わない人がいるのだろう。トヨタや日産は大変だ。庶民からセレブまでが顧客なのだから。三菱にはデボネアという高級車がある。走っていないのだ。三菱グループの重役くらいしか乗らないのだろう。スバルに至ってはレガシーだ。大きくもないし、さほど高級でもない。ただ、運転するなら楽しいだろう。自らが運転するために作られている車だ。
ご巡幸は大型車ばかりが連なっていた。燃費が悪そうな車だ。やはり贅沢な国なのだ。心の贅沢はまだまだだけれども、全くないわけでもない。贅沢というか、安らぎを与えてくれた皇室の働きは大きいのだろうと実感した。