高野 喜久雄 くちなし 2011-05-20 | 詩 くちなしの 木に くちなしの花を咲き 実がついた ただ それだけのこと なのに 心は 鳴りだして もう 鳴り止まぬ ハーブのようだ 「ごらん くちなしの 実をごらん 熟しても 口をひらかぬ くちなしの実だ」