怒り、 驕（おご）り、 強情、
反抗心、 偽り、 嫉妬、 ほら吹くこと、
極端の高慢、 不良の徒と交わること、
ー－これが なまぐさである。 肉食することが なまぐさい のではない。
反抗心、 偽り、 嫉妬、 ほら吹くこと、
極端の高慢、 不良の徒と交わること、
ー－これが なまぐさである。 肉食することが なまぐさい のではない。
四方の どこにでも 赴き、
害心あることなく、
なんでも得たもので満足し、
諸所（もろもろ）の 苦難に堪えて、
恐れることなく、
犀（さい）の角のように ただ独り歩め。
害心あることなく、
なんでも得たもので満足し、
諸所（もろもろ）の 苦難に堪えて、
恐れることなく、
犀（さい）の角のように ただ独り歩め。
実に 悪意を持って 他人を誹（そし）る 人々もいる。
また 他人から聞いたことを 真実だと思って
他人を 誹（そし）る 人々もいる。
誹（そし）る 言葉が 起っても、 聖者はそれに近づかない。
だから 聖者は 何事についても 心の荒（すさ）むことがない。
また 他人から聞いたことを 真実だと思って
他人を 誹（そし）る 人々もいる。
誹（そし）る 言葉が 起っても、 聖者はそれに近づかない。
だから 聖者は 何事についても 心の荒（すさ）むことがない。
慈しみ
究極の理想に通じた人が、この平安の境地に達してなすべきことは、次のとおりである。
能力あり、直ぐ、正しく、ことばやさしく、
柔和で、思い上がることのない者 であらねばならぬ。
足ることを知り、 わずかの食物で暮らし、 雑務少なく、
生活もまた簡素であり、 諸々の感官が静まり、 聡明で、
高ぶることなく 、諸々の家で貪ることがない。
いかなる生物生類であっても、怯えているものでも 強剛なものでも、
悉く、長いものでも、大きなものでも、中くらいのものでも、
短いものでも、微細なものでも、粗大なものでも、
目に見えるものでも、見えないものでも、
遠くに住むものでも、近くに住むものでも、
すでに生まれたものでも、これから生まれようと欲するものでも、
一切の生きとし生けるものは、幸せであれ。
何びとも他人を欺いてはならない。
たといどこにあっても他人を軽んじてはならない。
悩まそうとして 怒りの思いをいだいて
互いに 他人に苦痛を与えることを 望んではならない。
あたかも、母が 己が独り子を 命を賭けて護るように、
そのように 一切の 生きとし生けるものどもに対しても、
無量の慈しみの心を起すべし。
また全世界に対して 無量の慈しみの意 起すべし。
上に、下に、また横に、障害なく 怨みなく 敵意なき 慈しみを行うべし。
立ちつつも、歩みつつも、坐しつつも、臥しつつも、
眠らないでいる限りは、この心遣いをしっかりとたもて。
この世では、この状態を 崇高な境地と呼ぶ。
諸々の 邪な見解にとらわれず、戒めを保ち、
見るはたらきを具えて、
処々の欲望に関する貪りを除いた人は、
決して再び母胎に宿ることがないであろう。
ふぅ。。。
究極の理想に通じた人が、この平安の境地に達してなすべきことは、次のとおりである。
能力あり、直ぐ、正しく、ことばやさしく、
柔和で、思い上がることのない者 であらねばならぬ。
足ることを知り、 わずかの食物で暮らし、 雑務少なく、
生活もまた簡素であり、 諸々の感官が静まり、 聡明で、
高ぶることなく 、諸々の家で貪ることがない。
いかなる生物生類であっても、怯えているものでも 強剛なものでも、
悉く、長いものでも、大きなものでも、中くらいのものでも、
短いものでも、微細なものでも、粗大なものでも、
目に見えるものでも、見えないものでも、
遠くに住むものでも、近くに住むものでも、
すでに生まれたものでも、これから生まれようと欲するものでも、
一切の生きとし生けるものは、幸せであれ。
何びとも他人を欺いてはならない。
たといどこにあっても他人を軽んじてはならない。
悩まそうとして 怒りの思いをいだいて
互いに 他人に苦痛を与えることを 望んではならない。
あたかも、母が 己が独り子を 命を賭けて護るように、
そのように 一切の 生きとし生けるものどもに対しても、
無量の慈しみの心を起すべし。
また全世界に対して 無量の慈しみの意 起すべし。
上に、下に、また横に、障害なく 怨みなく 敵意なき 慈しみを行うべし。
立ちつつも、歩みつつも、坐しつつも、臥しつつも、
眠らないでいる限りは、この心遣いをしっかりとたもて。
この世では、この状態を 崇高な境地と呼ぶ。
諸々の 邪な見解にとらわれず、戒めを保ち、
見るはたらきを具えて、
処々の欲望に関する貪りを除いた人は、
決して再び母胎に宿ることがないであろう。
ふぅ。。。
粗暴・残酷 であって、 陰口を言い、 友を裏切り、
無慈悲で、 極めて傲慢であり、 ものおしみする性（たち）で、
なんびとにも与えない人々、
－これが なまぐさである。 肉食することが なまぐさい のではない。
無慈悲で、 極めて傲慢であり、 ものおしみする性（たち）で、
なんびとにも与えない人々、
－これが なまぐさである。 肉食することが なまぐさい のではない。
世俗の ことがらに触れても、
その人の心が 動揺せず、
憂（うれ）いなく、 汚（けが）れを離れ、
安穏（あんのん）であること、
－これが こよなき幸せである。
その人の心が 動揺せず、
憂（うれ）いなく、 汚（けが）れを離れ、
安穏（あんのん）であること、
－これが こよなき幸せである。
耐え忍ぶこと、 ことばの やさしいこと、
諸々（もろもろ）の 道の人に会うこと、
適当な時に 理法についての 教えを聞くこと、
－これが こよなき幸せである。
諸々（もろもろ）の 道の人に会うこと、
適当な時に 理法についての 教えを聞くこと、
－これが こよなき幸せである。
怠（おこた）り は塵垢（ちりあか）である。
怠りに従って 塵垢がつもる。
つとめはげむことによって、 また明智によって、
自分にささった 矢を抜け。
怠りに従って 塵垢がつもる。
つとめはげむことによって、 また明智によって、
自分にささった 矢を抜け。
未だ ことがらを理解せず、
嫉妬心のある人、 くだらぬ人・愚者に 親しみつかえるならば、
ここで真理を 弁（わきま）え知ることなく、
疑いを超えないで、 死に至る。
嫉妬心のある人、 くだらぬ人・愚者に 親しみつかえるならば、
ここで真理を 弁（わきま）え知ることなく、
疑いを超えないで、 死に至る。
最高の目的を 達成するために 努力策励（さくれい）し、
心が怯（ひる）むことなく、 行いに 怠（おこた）ることなく、
堅固な活動をなし、 体力と智力とを 具え、
犀の角のように ただ独り歩め。
心が怯（ひる）むことなく、 行いに 怠（おこた）ることなく、
堅固な活動をなし、 体力と智力とを 具え、
犀の角のように ただ独り歩め。