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やさしい風

ただ今ブログを更新するので精一杯の毎日です。当分の間コメント欄を閉じさせて頂きますのでご理解下さい。

山活スタート ①(5.16)

2021年05月17日 | 日記
5月16日(日)のこと



やっと、私の「2021年山活動」がスタートしました。

例年「泉ヶ岳山開き」か「ゴールデンウイーク」が山歩き開始日だったのですが、

コロナ関係などもあり、今年は大分遅れてしまいました。

でも昨日、太白山ガイドウォークが再開するという事をネットで確かめたので

「それでは」という事で行ってきました。





集まった人たちは、先生を含めて13名くらいだったでしょうか?

お天気も暑すぎず、雨も降らずで、ちょうど良かったです。



昨年から私がこのガイドウォークに、はまっている訳は、自分で歩いたら絶対に

見過ごしてしまうであろう花や虫や鳥たちについて、

いろいろと詳しく教えて貰えるからです。(←しかも、無料)

昨日も沢山の学びがあったので、その中の幾つかを書き記しておきたいと思います。





まず、街でもよく見かけるこれ。

「ハルジョオン」なのか「ヒメジョオン」なのか迷いますね。

これは「ハルジョオン」だそうです。





見分ける方法の1つに「蕾がこんな風に、下の方に垂れ下がっているかどうか」という基準があって、

垂れている方が「ハルジョオン」だそうです。

そして、ハルジョオンも、ヒメジョオンも「キク科」の合弁花植物で、

花としては「進化している」と言われているそうです。

理科の教科書でも習いましたが、花びらと思える部分が実は1つの花で、先端に種子がついていて、

子孫をたくさん残せる仕組みになっているから、でしょうかね。





それに対して「原始的」とされているのが、こちらの「朴の木(ホオノキ)」の花などだそうです。

どうしてかというと、1日おきに、おしべが閉じたり、めしべが閉じたりして、

なかなか受粉できない仕組みになっているんですって。

でもこっちの方が花として大きくて立派な感じがしますね。

そして、何だかんだ言って、一億年もの間生き残っているそうなので

「原始的」とは言え、勝ち組の植物だと思いました。

近くにいくと、ほんのりいい香りもしましたよ。



次は、昨日たくさん見かけた「マムシ草」

これ、実は「雄」と「雌」があるそうです。

見かけは似てるけど、花の筒状のところを開いてみると、どちらなのか分かるそうです。

大きさも、大きいのが「雌」で、小さ目なのが「雄」であることが多いと

先生は仰っていました。

土の栄養の状態によって、昨年「雌」だった花が、

今年は「雄」になる事もあるのだそうで自然界はおもしろいですね。





次は、私の好きな小さくて可愛い花たちです。

まず、これ。





「瑠璃草(ルリソウ)」と言うのですって。

名前も綺麗ですね。

これは希少な花なので、咲いている場所が限らていました。

来年も見る事ができるといいなぁ…。



そしてこれは、瑠璃草にも似てるけど「忘れな草」かと思いきや

「キュウリ草」というのだそうです。

(キュウリのような匂いのする薬草)





私、これまでずっと、この花を見て「忘れな草」と勘違いしてきたんじゃないかなぁ。


因みに、下の画像は「エゾムラサキ」(Googleレンズ調べ)

これもずっと忘れな草だと信じてきていました。






忘れな草に、似てる花があり過ぎます。

もしかして、野原に咲いているのは、みな似た花で、

本物の忘れな草には、お花屋さんでしか会えないのかもしれませんね。

見分け方としては、花の大きさが「瑠璃草」は1.5cm、わすれな草は8mm、キュウリ草は2mm

くらいだそうなので、それをめやすにするといいかもしれません。





さて、この日。

「お得情報」が幾つもあったのですが、その中の1つです。

とても珍しい花。




「えっ?花じゃなくて葉っぱじゃない」

と思われるかもしれませんが、葉っぱの真ん中あたりに直接付いているのが、花です。

「花筏(ハナイカダ)」の雌(めす)」




こちらは「花筏の雄(おす)」

やはり葉は小さめですが、花が2つ付いています。

これらも、自分一人で歩いていたら完全にスルーしていただろうなぁ。



まだ森の秘密は幾つかありましたが、今日はこのへんにしておきますね。(^_-)-☆





こんな蔦や苔がむしている5月の森を歩けるのは、本当に贅沢な時間だと思いました。

やっぱり、今年も途切れ途切れになろうとも、山活は続けるぞ~!(*^^*)




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