スーちゃんの訃報、とっても寂しい。
キャンディーズが大好きでした。今も好きです。
去年の夏頃、自分の中でリバイバルヒットして、CDも買いました。
昨日は一日中、そのCDを聴いていました。
葬儀で流された肉声をテレビで聞いて、涙が出ました。
聞き慣れた声よりもずっと弱々しくて、つらそうで。
もっと女優を続けたかったという無念もにじむ。
だけど、
とっても美しいメッセージだと感じました。
思いやりと、愛情と、感謝の気持ちにあふれて、
語りかけてくる言葉のひとつひとつが、
スーちゃんの美しさそのもののように感じました。
美しい言葉を残して、スーちゃんは逝っちゃったね。
寂しいな……。
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田中好子さんメッセージ全文
こんにちは、田中好子です。
きょうは3月29日、東日本大震災から2週間たちました。
被災された皆さまのことを思うと、心が、破裂するように痛み、
ただただ亡くなられた方々のご冥福をお祈りするばかりです。
私も一生懸命、病気と闘ってきましたが、もしかすると負けてしまうかもしれません。
でも、そのときは、必ず天国で、被災された方のお役に立ちたいと思います。
それが、私の務めと思っています。
きょうお集まりいただいている皆さまにお礼を伝えたくて、このテープを託します。
キャンディーズでデビューして以来、本当に長い間お世話になりました。
幸せな、幸せな人生でした。心の底から感謝しています。
特にランさん、ミキさん、ありがとう。二人が大好きでした。
映画にもっと出たかった。テレビでもっと演じたかった。もっともっと女優を続けたかった。
お礼の言葉をいつまでも、いつまでも皆さまに伝えたいのですが、息苦しくなってきました。
いつの日か、義妹、夏目雅子のように、
支えて下さった皆さまに、社会に、少しでも恩返しができるように、復活したいと思ってます。
かずさん、よろしくね。
その日まで、さようなら。
(2011年4月25日23時53分 読売新聞)