やんたけバス研究所 別館

本館やんたけバス研究所の別館として、バスに限らず撮影した画像をアップしています。画像の無断転載・転用は御遠慮願います。

さよなら、鳴門市営!

2013-03-31 23:06:00 | バスネタ路線バス
平成25年3月31日を持って、鳴門市営バス(正確には鳴門市企業局運輸事業課)が事業を辞めちゃう事は皆さんご存知の事かと思います。

私はあまり葬式鉄ならぬ葬式バス的な事はしないんですけど(呉市営の時も全く行かなかったんですよね、さすが井笠は県内であるし思い入れがあるんで行きましたが)、カミさんから今日一日おヒマをいただけたのと、意外に徳島まで安く行ける事が判ったので行ってきましたわ。

コレに乗って・・・

両備バス 社番:0893 PJ-MS86JP 平成18年式

前の日に空席を調べたら窓際が一つ空いていたんで速攻で予約。しかも今キャンペーン価格で2300円でしたわ。やって来たのは元岡電の直6ターボ車。徳島まで乗ろうか・・・と思ったんですけど、窓からオシャカが見えたんで鳴門IC北で下車。


たらいうどん ECM430かな?


琴平バス U-RU3FTAB

何と、ソコには琴平バスの徳島営業所がありました!・・・恥ずかしながら、徳島ナンバーのコトバスは知らなんだ。しかし、ここで降りたのは失敗。最寄の駅もしくはバス停まで2.5kmありました・・・まぁ夜しているジョギングと思えば楽勝。



金比羅前より鳴門線に乗車。1両ながらほぼ満席!ジャパンレールパスを持ったインバン客が結構いたのには驚いた!!。

そして惜別撮影会開始!!

平成19年式 ADG-HX6JLAE


平成8年式 KC-LV280L


平成9年式 KC-RJ1JJAA


平成7年式 U-LR322J


平成10年式 KC-UA460HAN


平成元年式 P-MK117J

とりあえず、コレだけ撮れました。撮影開始時にはマニーな方は誰も居らず、最終日と言うのにこんなに淋しいものなのか・・・思ってたら、急にあちらこちらから集まってきました。ああ、今日は運賃無料なんで皆さん乗りバスしとったんですな。

それから近くにあるスーパーで鳴門市営のお別れ写真展していたんで覗いてきました。入場記念にデッドストック?の昭和54年発行の30周年記念乗車券や、記念誌をいただく事が出来ました!

それから、撮るもん撮ったんでお別れ乗車に・・・・。

大麻線板野駅南まで往復

それから引田線に乗車





貸切にも使えるよう、補助席や昔の観光バス御用達のサークラインなど突っ込みどころ満載の車両でした。

徳島に出て撮影しようかと思ったんですけど、そのまま引田から僅か3分で特急に乗り換えて高松に出ました。

そしてコレ、

コトデンバス KC-MS829P 平成12年式

高松駅前で立ちんぼするも、寒すぎてすぐ退散・・・・。

鳴門市営を撮影に行ったのはコレまで一度だけ、しかも何時行ったかも思い出せない・・・確か15年ぐらい前かな。高松から高徳特急に乗って行ったぞ確か。

残念ながら鳴門市営は廃業となりますが、路線は廃止とならず徳島バスが引き継いで運行しますので一安心です。既にバス停のポールも交換されているところが何箇所かありました。全国的に公営バス会社がどんどん淘汰されていっていますが、職員が公務員と言う位置づけだけに人件費が高く、バス事業としてはどうしてもネックとなる部分だけに致し方ない部分でありありますねぇ・・・。

ただ、バス路線は民営になったからと言って決して安泰と言うわけではないので、やはり、路線バスはみんなで乗って残さなければならないですね・・・・。

特急 岡山-米子・松江 

2013-03-28 23:53:00 | バスネタ高速バス
今回は、前回のネタにチラッと書いた「特急 岡山-米子・松江」線を紹介しましょうか。

開設は第一次高速バス開設ブームであった頃の平成元年12月。岡山側が両備バスと中鉄バス、山陰側が日の丸自動車と一畑電鉄の4社で1往復づつ、1日4往復の共同運行でした。マメに記録を残している訳ではないのでアレなんですけど、確か開設当初はまだ高速が完成してなかったのでオール下道で、ほどなく米子道・江府-米子間が開通したのでその区間だけ高速経由だったかと。

コレですわ!

両備バス 社番:F8952 P-MS729S 平成元年式

コレは貴重な旧高速塗装のエアロクィーンM!!。車内は当然独立3列シートの夜行高速仕様でした。当時の岡山発着の高速バスはほとんど独立3列の夜行高速仕様だったんですよね。コレはJRの新幹線や特急に比べるとどうしても時間的に不利なので半額程度の運賃で豪華な装備を売りにして対抗していたんですよ。

・・・というわけで、今からもう20年以上前になりますか、私も乗車したわけで。


両備バス 社番:F9005 P-MS729S 平成2年式

乗車したのは長い長い受験が終わってようやっと引っ掛かっり、完全燃焼で気が抜けて腑抜け状態になった春先だったかと。やはり、国道180号線を延々と北上する運行では客足も伸びず、この日のオキャクさんは自分を含めて確か3名ほどだったかと。画像は途中の休憩場所、阿新農協での一コマ。現在では農協の立派な直売所になっており、賑わっております。方向幕の特急の赤文字に注目!!。やはり、高速バスを名乗ってないって事ですなぁ。

リアスタイル

両備の特徴である丸いバックランプがイイね♪

この時バスの写真を撮ってたら、両備のドライバーさんが「撮ってあげますよ」とバスをバックに自分の写真を撮ってくれました。コレはアップせんけど・・・イイ思い出になりましたわ。



そして、ほとんど覚えてないのですが、明地峠を越えて鳥取県に突入、江府ICより米子道に入り大山PAにて休憩・・・大山をバックに。隣に止まっているカローラが懐かしいですなぁ・・・。

この時は米子で下車しており、帰りは中鉄便に乗車したかと思うんですけど、写真が無い・・・18切符で帰ったかな?。

オマケ


当時のパンフレット。

モデルのオネェちゃんが歴史を感じさせますなぁ・・・・もう人妻でしょうねぇ。

高馬力路線車!

2013-03-26 22:41:00 | バスネタ昔の路線バス
さて、今回は羊の皮を被ったオオカミ的な路線バスを御紹介しますよ!

岡山から中国山地を越えた日本海側に存在した高馬力路線車ですわ。

コレじゃ!

日本交通 MS512N 昭和53年式

ん?普通の路線バスじゃネェか、とお思いの貴兄。見掛けはそうなんですけど、シャーシがMR/MPでは無く、MSなんですよ!つまりはV8エンジン搭載!!。なぜこのような羊の皮を被ったオオカミな車両が登場したのかと言うと、鳥取県の霊峰、大山への観光路線に使用するためなんですよ。米子から終点である大山寺まではずっと登り坂な訳で、一般路線バスの出力じゃ走行性能が厳しいということですわ。

しかもこの車両、非冷房!!

現在の夏の猛暑では信じ難い事ですが、この頃の路線バスはまだまだ非冷房の車両が多かったですし、夏の大山自体が避暑目的と言うこともあったんで、観光路線に使用するにもかかわらず導入を見送ったんですかねぇ。

さらに!

日本交通 B905N 昭和54年式

なに?後から登場した方が旧型のB905Nって・・・しかも、こちらは冷房車!・・・車体の側窓の真ん中にダクトがあるので判別は容易でしょう。

どうしてこういうチョイスをしたのか不思議ではありますが、おそらく、三菱御三家である日本交通はMSの登場と共に新型を早々と採用、MS512Nは直噴化した8DC4・265psのV8エンジン搭載。その前のB905NもV8で265psですが、一つ前のタイプである予燃焼室タイプの8DC2なんですけど、直噴化した8DC4は予燃焼式8DC2と比べると馬力こそ同じですが、実パワーでは歴然とした差があったのではないかと思われます。そのため、走りに定評のあるB905Nの方を無くなる前に導入したのではないかと。

実際の所、岡山の両備バスでもジャンボバスになったMS513Rに搭載されていた8DC8・305psよりも旧型のB806Nの方が六甲山の登り坂で比べると断然粘りがあり上りに強かったそうですしねぇ。B806NはB9の8DC2をデチューンした8DC2・230psでしたから、ジャンボと平屋根の車重の差はあるでしょうが、馬力自体75psも差があるにもかかわらずですよ!・・・と言う事はこの頃の最強エンジンはB907Sに搭載されていた8DC6の300psなんですかねぇ・・・今のバスの馬力からするとたいした事無いんですけどね。

リアもありますんで・・・・


日の丸自動車の乗り場の看板が懐かしい・・・岡山行き特急って。この頃は第一次高速路線バス開設ブームで岡山から松江まで高速路線が開設されていたんですが、高速路線を走行するのは江府-米子間のみで延々180号線を北上していたので、実質高速バスと言うより文字通り特急バスだったんですよ・・・・。

いやぁ、昔の車両はホント奥が深くて面白いですなぁ・・・(遠い目)

中鉄を嫌いにならなくて済んだ!

2013-03-24 22:27:00 | バスネタ高速バス
3月17日、20日と撮影に出向いたにもかかわらず、やって来なかった中鉄バスに登場した緑の7HD、今日来なかったらニューフェイスを出し渋る中鉄バスを嫌いになっちゃる!!と思いながら朝起床。

そしたら友人から「倉敷駅に来とる」と一報が!

やっとゲットと相成りました。

コレですがな!

中鉄バス 社番:0021 KC-LV781R1 平成12年式

中鉄バス、もうなんでもアリの様子でエアロバスのトイレ付が入った時も驚きましたが、まさかのいすゞ、しかも富士重工の採用なんぞビックリ仰天の何物でもありませんわな。おそらく、いすゞの高速車上がり、しかも富士重工の車両となると導入コストが他メーカー製比べると大分抑えられるからかと思われます。皆さんご存知かと思いますが、中鉄のLV導入は始めてではなく今回で2例目となります。先代はスーパークルーザーでした。KC-のいすゞ+富士重工7HDのフルサイズ車は京成グループと東都観光に大量に入ってるくらいですかねぇ。




じゃ、岡山ではあまり見ないV10エンジンのKC-LV781R1ってどうなの?って思いますわーな。いすゞのV10エンジンはV10と言ってもシリンダーの容積が小さいので他社の大排気量V10エンジンとは趣が違い、排気量も他社のV8エンジン並なんですよね。V10なだけにマイルドかつ滑らかな噴きあがりで音も静か、そして高速では結構燃費が伸びるんですよねぇ。ハンドルのパワステが乗用車と同じラック&ピニオンって事も特筆すべきでしょう。遊びのあまり無い素直なハンドリングですわ。ただバスの部品の供給が他社と比べると遅いらしく、ボディーが富士重工となるとこれまた然りでしょう・・・。



何はともあれ、車両を更新する事によりサービスアップにつながるので、利用者としては歓迎すべき事ですねぇ!。末永く活躍する事を期待します。


オマケ

まさかの奇跡のコラボレーション!!

ちょっと昔の津山バスセンター

2013-03-20 22:52:00 | バスネタ
前回、中鉄バスを紹介したのでその繋がりでチョット前の中鉄津山バスセンターを紹介しましょうか。

今現在、津山広域バスセンターと呼ばれているその場所に昔は中鉄の津山バスセンターがあったんですよ。

コレ、

中鉄バス 社番:9451 U-RJ3HJAA 平成6年式

残念ながら、バスセンター全体を撮影した写真がなかったので、より建物が写っている写真をチョイスしました。こんな感じの建物で、中鉄バスと書かれた看板の下が待合室となっていましたわ。平成8年12月23日撮影。

もうイッちょ!

中鉄バス 社番:8451 P-RJ172BA 昭和59年式

中鉄バスと言えば、やはりこの塗装ですな!。この頃は津山からも岡山空港へブルーリボンの専用車でリムジンが稼動していたんですよ。看板はその名残。この色も懐かしいですなぁ。平成3年2月18日撮影。

そしてこんなのも・・・

神姫バス 社番:3621 P-MS725S 平成2年式

もちろん、この頃は神姫バスの一般路線も健在であり、神姫バスの営業所は湯郷営業所として林野にあったんですよね。と言うわけで、高速車の間合い利用と言うか回送を兼ねて一般路線に高速車が入っていたんですよ。更にこの車両は当時の神姫のエアロバスに採用されていたグリーンガラスを装備、なのにフロントガラス左右2枚の合掌ワイパー・・・飛び石対策ですかね。中々貴重なショットではないかと。平成3年2月18日撮影。

オマケ・・・

京成電鉄 社番:472 U-MS821PA 平成7年式

もう忘れられた存在かもしれませんが、その昔、津山始発で岡山を経由し東京ディズニーランドへ向かう高速路線が中鉄バスと京成電鉄との共同で運行されていたんですよね。で、その京成電鉄の津山での駐機場所は何と津山バスセンターの端っこだったんですよ。程なくこの路線も消えてしまいましたわな・・・・。平成7年9月23日撮影。


と、チョット懐かしい津山バスセンターでの画像でした。