やんたけバス研究所 別館

本館やんたけバス研究所の別館として、バスに限らず撮影した画像をアップしています。画像の無断転載・転用は御遠慮願います。

秘境路線バスをゆく、メイキングその3。

2016-02-24 22:02:00 | バスネタ
「秘境路線バスをゆく」のメイキング、お次は井笠バス「笠岡―福山」線をご紹介します。



JR笠岡駅前より、コチラに乗車。

オキャクは私一人・・・貸切でございます。



両備Gになると途端にシートカバー外されてしまいますねぇ。カバーあった方が見た目にもいいかと思うんですけど。

例によって、ドライバーさんに車窓を撮りまくる由を伝えました。そしたらいろいろ教えてくれまして、この便は本社(中国バス)への連絡便に使用されており、ダイヤ車両固定運用だそうです。



ちょっぴり国道2号線を走行します。



国道を右折すると途端にこんな感じ。手前の脇に突っ込んでる軽4はバスが来たため、バスが通れるよう回避してくれているの図です。



狭隘路はどんどんやってきます。



山陽本線のガードをを潜ると、



その先も狭隘路。



この路線のメインイベント、¬型路に突入!・・・狭いバス道路には必ず?ネコちゃんがいますねぇ。



とにかく狭いんですけど、バス車内からはその狭さが伝わりませんねぇ・・・。



進んでも進んでも、こんな軒先みたいなところ。



向こうから地元住人のチャリが・・・・この画像、編集長さんが絶賛してくれたのですが、誌上の取り扱いは小さかったです(笑)。



脇に立派な新道ができているのですが、バスは旧道をひたすら走ります。民家は古い所にありますし、載せ替えするにはいちいち申請して認可してもらわなければならないので。



岡山と広島の県境。看板が無ければココが県境とはわかりませんね。県境のラインは地図上だけですもんね。



広島県に入ると団地があるので乗客もどんどん乗車してきますし、道路も広くなるんですが、ところどころ、狭隘路も存在してます。中々変化に富んで面白い路線です。



終点近くの運賃表示器。JRで行けば240円・・・・通して乗る人なんぞいませんわね。



バスはも一つの使命、本社連絡便として中国バス本社へ向かいます。


以上、笠岡―福山線の旅でした♪


秘境路線バスをゆく、メイキングその2。

2016-02-20 10:22:00 | バスネタ
引き続き「秘境路線バスをゆく」のメイキングをお届けします。

前回は車内から車窓の様子を紹介しましたので、今回は走行シーンをアップします。



唐松方面が道路拡幅工事で通行止めになっているので、位田バス停で小休止。実際に乗車した便はこの奥の広い所で待機してました。(現在は開通済み)



先回りしてロケーション。

山道の登り坂をグイグイと攻める KC-MK219J。



オメガカーブをさらに進む。



狭隘区間たくさんあるんですけど、何せ便数が少ないんで絵になりそうなところは限られてくるんですよね。一発勝負ですし。



高梁川に架かる橋を通過。



この子はこの路線に乗車した時に、バスがやってきても避けようとしなかった猫ちゃんです。私がここに来るとずっとこちらを見ていて、何か話しかけるようにニャーニャー言ってました。
田舎で人恋しいのか?



ココで撮影しようとバスを待っていたら、そこにいた住人に「何しょんですか?」と無茶苦茶警戒され声を掛けられたんですよ「怪しいけど怪しいものじゃないです。バスが来るのを待ってます」というと「怪しいので警察に通報しようと思った」と言われました(苦笑)。こんな誰も来ないようなところにカメラぶら下げてじっと待ってると、確かに怪しいわな。説明すると納得してくれました。ココは田舎過ぎて外部からほとんど人が来ないので、誰か知らない人が来たらすぐわかるんですね。で、怪しい人がいたら通報するっていうシステムが確立されてるようです。それで地元民が秩序を維持してるって感じですかねぇ。閉塞感アリアリですが。

その地元民によると、↑にアップした白ネコちゃんは野良猫でここに住み着いてるようです。それにしては人懐こいし、毛並みがツヤツヤしていたんで、このご主人がエサあげてるのでしょう。

こんな住人との触れ合いがあるのも田舎の路線バスの醍醐味でしょうか。やはり、コミュニケーションは重要ですよ。



ココを行くU-MM117Jを撮りたい・・・・。


備北バス満奇洞線でした♪


秘境路線バスをゆく、メイキングその1。

2016-02-14 21:52:00 | バスネタ
本が出るまで、黙っておくのはムズムズしていました。

記事を執筆するのに、当然ロケーションの下見、そして乗車&撮影とやっていますので、今回はその時の様子をお伝えしましょう。



新見駅より乗車。乗車日は土曜日で、平日は市内の病院から始発になっています。始発からは私以外2~3人の乗車がありました。市内をこまめに停車し少しづつ乗客が増えたのには少々驚きでした。



先に出発した天原行き。市内を巡回して目的地に向かうようですが満奇洞行とは市内の経路が違います。



なので、さっきスライドしたのに再びスライドするという、天原行きは不可解な経路をたどっています。



この路線の一発目のイベントであった唐松に向かう狭隘路、残念ながら拡幅工事が・・・・工事真っただ中だったので、唐松まではむかわず、位田のバス停で時間調整のため5分停車。ほんと一歩遅かった・・・。

この古いコンクリートの橋を渡り右折すると唐松のバス停・転回場があります。大昔はボンネットバスがその先にある橋を渡って突き当りにあった車庫に頭突っ込んで駐機していました。現在は住宅になっています。



上の画像の反対側は田津経由の経路になりますが、唐松系統と豊永(満奇洞)系統が併合され便数が減った時にわずか平日1往復に減っちゃいました。えげつない狭隘路を走行していましたが、コチラもほとんど拡幅されてます・・・。



井倉駅を超えると、伯備線の踏切を渡ります。そう言えば、踏切を渡る路線バスってそんなにないですねぇ・・・そうでもないか。



本数少ないのにスライドするんですよね。ドライバー氏が「もうそろそろ反対側から来るよ」と教えてくださいました。

乗車時に、「走行中、沿線の写真撮りまくるのでスミマセン」と一言告げておきました。何事もコミュニケーションが重要ですねぇ。




平日はココを大型車幅のU-MM117Jが走行します。平日に来たい・・・・。



このネコ、バスが来ても避けないんですよね。次の日、再会することになるんですが・・・・。



新見市内の路線は上限600円で打ち切りになるようです。乗りバスにとっては嬉しい措置。新見市の税金なんでしょうねぇ。



終点満奇洞のバス停にて。

満奇洞を訪れる観光客もちらほらいました。まさかバスで満奇洞に行く人なんかいると思っていなかったのでコレには驚きました。

ここで、バスに乗車していた女子大学生の3人グループに「何しているんですか?」と話し掛けられました。どうやら、大阪の大学生で新見の自動車教習所に合宿免許を取りに来てて、明日卒業検定なのでその前に折角なんで新見市を観光しているとのことでした。

なるほど、そういった需要もあるのか・・・・乗ってみないと分かりませんね。

それよりもカワイイ女子大生に話し掛けられ、こんなオッサンにスゴイ興味津々だったので物凄いテンションあがりましたわ。ただ、男が一人いたんでアレでしたが(笑)。

何回かに分けます・・・・。

秘境路線バスを行く

2016-02-09 20:58:00 | バスネタ
発売から12日、やっと手元に届きましたのでご紹介します!


見たこともない日本がそこにある

秘境路線バスをゆく



この本は日本全国の路線バスの中でも、バスに精通したライターの方々が厳選した、おすすめ路線を紹介しました至極の一冊でございます。

秘境~と書かれていますが、何も山の中の路線ばかりではなく、海辺の路線あり、都会の狭間の路線ありの、ほんとバラエティーに富んだ路線がたくさん紹介されています。

実はわたくしも、古い友人からのご紹介がありまして、執筆者としてエントリーさせていただきました。中四国地方の最新バス事情、鬼が島観光自動車、備北バスの「新見―満奇洞」線、井笠バス「笠岡―福山」線、伝説の廃路線中四国編を執筆、写真撮影をしています。(備北バスと井笠バスの路線データーが被っちゃってますのが残念ですが←校正時に指摘したのですが)

お蔭さまで、書店の店頭販売は結構品切れが出ているようで、問屋在庫も品薄になりつつあるそうです。

全国の書店にて絶賛発売中であります!是非お手に取ってご覧ください!!


以上、宣伝でした。



※お知り合いで手に入らない方、後日送ってもらうように注文しているので3冊ほどなら取り置き分があります。


青春18切符で四国を縦断その2。

2016-02-08 21:55:00 | バスネタその日の収穫
それでは、続きを・・・・。

やっとの思いで高知駅に到着。

昼食をと思い、駅周辺を見るも飯食うとこないんですよね、撮りバスあるある。

そしたら居酒屋がランチメニューをしてたんでそこにピットイン。


腹ごしらえが終わると撮りバス全開!

そうそう、土佐電鉄と高知県交通が合併してとさでん交通になったのは周知のとおりですが、今回が初撮影となります。

まずは元土佐電鉄。


とさでん交通 PA-MK25FJ

元土佐電鉄のこの色もあんまり撮っていなかったんですけど。



とさでん交通 PA-KR234J1改

御多分に漏れず、エルガミオ/レインボーⅡはどこにでもいますねぇ。



とさでん交通 U-UA440HSN

かつての主力とでも言いましょうか、富士重工7E。ラッピングとは言い難い、全面広告車のアルビノです。



とさでん交通 P-RM81G

コチラも中型車の主役であった富士重工6E。6Eは残存率高いんで5Eほど話題に上りませんねぇ。方向幕もLED化されており、まだまだ長生きしそうです。



とさでん交通 KC-RM211GSN

とさでん交通新塗装に塗り替えられた富士重工8E。折角なら、高年式に新塗装すればいいんじゃない?と思うのですが、更新時期と合致したのでしょうか。



とさでん交通 KK-RM252GAN改

西工ボディーを身にまとうRMワンステップ。やっぱ、西工ええわぁ~。



とさでん交通 KC-MK219F

阪急バスから移籍してきたMKショート。



とさでん交通 SKG-HX9JLBE

恐らく入ったばかりの新車かと。ポンチョも日本全国通津浦々で見かけますねぇ。今後も増殖していくことでしょうねぇ。



高知駅前観光 P-RU638BB

日野ブルーリボン・グランジェット!まだまだ健在でした。


訪問日は1月3日、そうまだ正月だったんですよね。普通正月ダイヤで運行かと思うんですけど、とさでん交通は日祝ダイヤで稼働していました。コレは田舎(失礼)に行くほどその傾向が見受けられます。正月の方が寧ろ、帰省などにより利用客が増えるからでしょうか。とはいえ、日祝ダイヤ故に、中小型バスが中心で大型路線車は元高知県交通の富士重工7Eぐらいでした。


少々不完全燃焼ながら、戻れなくなってしまうので、とっとと切り上げ車中の人となりました。

来た経路を戻るわけです。




土佐山田駅にて。

特急が優先のダイヤなので、退避で結構あちこち停車します。土佐山田は上りも下りも20~30分程度停車しますねぇ。




コレで阿波池田まで頑張ります・・・キハ120よりは乗り心地もいいしパワフルな感じです。




213系ベースなんでしょう、この6000系はかなり快適です。


こんな感じで、青春18切符で楽しんできました。

やはり、高知まで18切符で行くのは厳しいですねぇ・・・・もうないかな。