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驚く経歴を作った人

2022-05-07 11:29:52 | 予算の使い方

  前ドイツ首相

 その人は東ドイツに1954年生まれた女性である。1978年大学を卒業。卒業後東ベルリンにある科学アカデミーに就職、理論物理学を研究。1986年博士号を取得。同年西ドイツを旅行しているという。

 1989年ベルリンの壁崩壊。この時、彼女元ドイツ連邦首相メルケルは35才。壁崩壊後先行き不安な科学アカデミーを辞職し「民主主義出発」の結党メンバーになる。この党では報道官を務める。1990年東ドイツでの自由選挙で政党連合を組んでいた東ドイツCDUとともに東ドイツ最後の政権で副報道官に就任する。西ドイツとの再統一後合流CDU(元西ドイツCDUと)に入党し、同年12月の連邦議会選挙で故郷から出馬して初当選。初当選だが、第4次コール政権の女性・青少年問題相に抜擢され、1991年1月に就任。1994年連邦議会選挙後の第5次コール政権で環境・自然保護・原発保安担当大臣に就任。1998年選挙でコール政権は敗れ野党に、彼女は幹事長に就任。2000年党大会にてCDU党首に就任する。2005年総選挙にて連立政権だが、第8代連邦首相に就任。51才だった。

 2009年総選挙で2期目の首相に。2010年ギリシャ財政破綻、2011年東日本大震災に伴う原子力発電所事故による脱原発の動きに。2013年総選挙で3期目の首相に。2015年100万人を超える難民移入を許可。2017年総選挙で4期目の首相に。任期は2021年。2020年新型コロナ感染症対応には先手対策が評価されて支持率は回復。2021年退任。

 私はメルケル元首相に関してのNHK番組を偶然にだが見た。興味を持って見て、2つの点を推察する事ができた。そして「見る事ができて良かった」と思えた。1つ目は、ベルリンの壁崩壊から短い期間でドイツ連邦の首相に、どのようにすればなれるのか。 ひと言で表せば、僅かにしか見えなかった民主主義に憧れ、その素晴らしさを学びながら良さをドイツ国民と共有することができたものではないかと。もう1つは100万人とも言われる多くの難民をドイツに受け入れることが国民の生活へ与える影響を考えると心配でなかったのか。 つぎのように説明され、東ドイツ出身の著名人も賛成されていたが、閉じ込めること境界を設ける事を出来るだけ避けたい。ベルリンの壁に似た壁は設けないようにしたい。自分の経験からの信念と思えた。

 彼女は結婚を2度されたという。1度目は大学生時代。2度目は連邦政府ができて後と。男女の悩みは超えて仕事に打ち込めた理由かも--と要らぬ詮索も。


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