アンコウ物語

徒然なるままに

サンマ水揚げ

2014-11-17 22:47:41 | 自然・季節

珍しく北茨城市大津漁港にサンマの水揚げがあった。北海道、
根室と厚岸船籍のサンマ漁船が4隻入港し
17日夕方水揚げを
行った。水揚げされたサンマはセリに掛けることなく地元の
加工業者が大型トラックで加工場に運び込んだ。

水産経済新聞によると、
930日時点での北海道、本州を合わせた
サンマ水揚げは前年同期比42%増の68,689トンとなった。しかし
一昨年の
78,689トンより14%少ない。サンマ漁解禁時は漁獲高が
極端に少なく価格も例年の
2~3倍だったが、現在は平年並み又は
それ以下となっている。

北西太平洋のサンマ資源量は2003年で440万トンだったが2014年は
半分以下の190万トンと推定されている。資源量の減少は幾つかの
理由が指摘されているが、地球温暖化による水温上昇もその一つ。
サンマが好む水温は
15C°以下で、これ以上の水温の地域ではサンマの
漁獲が少ない。水温上昇により、従来獲れなかった海域で鰤やマグロが
大量に捕獲されている。又、根室沖の日本の排他的経済水域の外側で
台湾船によるサンマ漁獲の増加が著しい。

いずれサンマは鮟鱇やナメタカレイなどと同じ道を辿り高級魚と
なる日も近いのかもしれない。

 

 



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