ロシアによるクリミア半島併合についてのG8メンバー、特にアメリカの対応はお粗末と言える。
アメリカホワイトハウスは、欧米の主要7カ国の首脳がロシアによるクリミア半島併合に対抗し、
主要8ヵ国会議(G8)へのロシアの参加を停止すると発表した。今年6月にロシア南部ソチで
開催される予定だったG8サミットは中止が決まった、と報道されている。一方で、日本の安倍
首相はクリミア半島問題についてG8からロシアを除外することは適切ではないと主張している。
これは正しい。ドイツのメルケル首相も安倍首相の主張に賛意を示している。尤も安倍首相の
主張は高邁な判断から出たものではなく、現在の日本が置かれた立場を考慮しての我が身の
固有事情からの判断ではあるが。
他方では、安倍首相の靖国参拝に対する批判から、中国と韓国は日本の首脳との会談を
拒否し続けている。深刻な問題が起こったなら、その時こそ関係当事国は顔を合わせて
真剣に協議すべきである。相手国が意に沿わない態度や主張をしたのなら、その時こそ
両者が会ってその問題を討議し解決すべきである。アメリカ、中国、韓国もまるで子供の
喧嘩並みの対応であまりにも思考のレベルが低い。まともな指導者の登場が望まれる。
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