つれづれ

庭の花や身近な出来事などを退屈しのぎにあれこれ綴っています。

横浜 三溪園

2011-12-18 | 野外講座
晴れ

12月17日 朝はこの冬一番の冷え込みでした。小旅では雲一つない空の下を
根岸線の山手駅から三溪園までを、大通りではなく尾根道を、景色を楽しみ
ながらのんびり歩きました。風もなくポカポカとした陽気の一日でした。


本牧山頂公園からの展望は素晴らしかった。



南には富士山も見え、北には、みなとみらい、その奥に東京スカイツリーも見えた。



三溪園に着く。ここは横浜の生糸商人として財をなした、原三渓の元邸宅です。
入るとすぐ左側に見える大池と三重塔。



三重塔は三溪園のシンボルです。



苑内の紅葉は鮮やかな彩りで、まだまだ楽しめた。



昼食は、原 三渓が考案したという三溪そばを食べた。そばと云ってもうどんです
やっぱり横浜らしく中華風で野菜や挽肉が入ったあんかけに錦糸卵や莢やハムが
載っていて昆布茶を呑みながら食べるという、ありそで、なさそな趣のある味でした。



午後は外苑の本堂、横笛庵などを見てから、白川郷から移築した古民家を見た。



囲炉裏では鉄瓶が掛けられ薪がくべられて、ノスタルジーな感じがした。



三重塔の近くまで登って見上げる、関東地方では最古の塔だそうです。



ここからは山や谷、美しい自然をそのまま生かしている苑内がよく見えた。
大きな屋根は燈明寺本堂です。



松風閣の階段を昇り展望台からの景色は素晴らしかった。





ここから内苑に入る。ボランティアの方が説明しながら案内してくれた。

臨春閣
数寄屋風書院造、第一屋から第三屋まで三棟が雁行して配置されている、
この景観は、京都の桂離宮と対比される位の圧巻でした。





「帝樹」の背景の紅葉を透かす日差しがまぶしく感じた。



苑内を流れる小川と紅葉が庭園に溶け込んでいた。



聴秋閣
徳川家光が上洛の際、二条城内に乳母の春日局に与える為に造らせたと云う茶室。



春草炉
三畳間の茶室の、にじり口の上に武士が刀を置く棚があった。
往時どんな人が茶を楽しんだのだろうか、思いを馳せる。



蓮華院
原 三渓が大正6年に造った茶室、土間と壁には宇治平等院鳳凰堂の円柱と格子がある



三溪園から南門を出て…
湖心亭
池の上に建つ六角形で二層の屋根がある。友好都市締結を記念して上海市から贈られた



三溪園は全体で10棟の重要文化財を含む17棟の建築物が自然の中に巧みにとり入れ
られていた。外苑は大池が配置された開放的な感じに対し、内苑は古い移築された
建築物が多かった。日没が早いこの時期、それぞれが日暮前の光を集めていた。



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
三溪園 (アッコ)
2011-12-19 13:57:53
こんにちは
三溪園は3年前に行ってきました 懐かしいです臨春閣の写真を見て
すごく美しい眺めだったのを思い出しました個人で造った庭園だったんでしょう、スゴイね
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三溪園 (カンナ)
2011-12-19 20:59:26
結婚式場かと思っていました庭園なのね
昔の生糸商人って儲かったのね、凄い考えられない
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三溪園 (レモン)
2011-12-20 10:20:43
アッコさんコメント有難うございます。
三溪園はいつ来ても素晴らしいと思います
個人の庭と云うスケールじゃないわね
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三溪園 (レモン)
2011-12-20 10:35:36
カンナさんコメント有難うございます。
結婚式場?…そういえば似たような名前があったわね
昔は、生糸商人って儲かったのでしょうね
広さ 17.5万ヘクタールですって
美しい自然をそのまま生かしている庭園です
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