つれづれ

庭の花や身近な出来事などを退屈しのぎにあれこれ綴っています。

流域紀行八王子-風景に歴史を訪ねて

2014-04-20 | 野外講座


多摩川合流点から浅川をさかのぼり滝合橋まで

2001年(平成13年)「八王子をくまなく歩く」からスタートしたこの野外講座は
街中の寺院仏閣は勿論、名所旧跡、丘陵や谷戸、切り通しや、峠越えなど、
八王子をくまなく歩く事が出来て、改めてその広さを感じたものでした。

今期から、流域紀行八王子ー風景に歴史を訪ねてが始まりました(4月19日)
又違った角度から流域に沿って歩きその両岸に広がる風景や
先人が営んだ集落や歴史、寺院などを探訪する事が出来る旅が始まります。

京王線百草園駅より歩き始めました。
堤防に出ると先ず目に入った中々オシャレな感じの橋です。
直線で構成されていて力強くも感じます。
日野市と府中市を結ぶ「府中四ツ谷橋」です。



この橋の下に浅川が多摩川に合流している地点が見えます。



八王子市内を流れる浅川はここで多摩川に注ぎ合流しています。



浅川の川沿いに上流に向かって歩き始めて行きます。
白く光って見えるのが浅川です。手前の小川は程久保川です。



この先0,1キロで程久保川が浅川に合流します。



程久保川(右側)が浅川に合流している地点です。

大小の河川がこの地で落ち合っている事からこの合流点一帯の地は
落川と呼ばれてきた。低地(沖積地)遺跡として名高い落川遺跡が
発掘された。 (馬場先生のプリントより)

遊歩道を歩いていると、時々道筋に多摩川からの距離表示が立っています
開発された住宅街や桜並木もあったり気持のいい遊歩道です。

遊歩道の下の道を歩けば、大水の時に流れ着いたのでしょうか
クルミの木や、芽の吹いているタラの木、ギブシの木も花が咲いていたり
沢山の山野草も見かける事が出来て、思い思いに立ち止まって楽しみました。



浅川沿いを散策しながら歩くと
そのず~と先には、上にモノレールの走っている新井橋が見えてきました。



ひたすら、さかのぼって歩くと万願歩道橋の白い塔が遠くに見えてきます。

住宅化が進んだ万願寺地区と高幡不動駅を結ぶために架けられた橋です。
愛称、ふれあい橋です。
護岸地はイベント用に階段状になっていたのでここで昼食にしました。
久し振りの野外でのおにぎりは美味しかったです。



午後も浅川に沿って、ひたすら歩きました。
右岸に小さな森に囲まれた日枝神社が見えてきました。



樹齢300年以上と推定されるムクノ木が神社の裏手で一際高くそびえています。


日枝神社です。隣接する延命寺の鎮守です。
綺麗に掃除されていて枯葉一枚落ちていない境内は静寂で、
清々しい空気が漂っていました。



再び浅川に沿って美しい景観を眺めながら歩いて行きます。



次の橋、一番橋の下に見える湧水です。涸れる事がないそうです。
何んにも知らない個人で出来たら全く見落としてしまう湧水です。



又、暫らく歩くと平山橋が見えてきました。
浅川の流れが崖にぶつかり深い淵を作っていたところです。
大名淵と呼ばれ、近くにある大名淵公園に由来標が立っていました。



これが今日最後の橋、滝合橋です。
この橋は下流側だけに歩道のある橋でした。



最後に京王線平山城址公園駅の近くに建つ碑です。
この辺りは曹洞宗柚木永林寺末の大福寺があった所で
一帯が平山季重居館跡だと伝えられています。


京王八王子駅に着いた時、友達が歩数計を見て「1万8千歩位歩いた…」と
云っていましたが、みんな元気、元気で、
夕ご飯の材料を買いにスーパーへ寄ってから帰りました。
 


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