つれづれ

庭の花や身近な出来事などを退屈しのぎにあれこれ綴っています。

四ツ谷から溜池辺りまで~江戸城西南部のいま…

2013-12-22 | 野外講座
晴れ  朝の気温0度

12月21日、今季の冬、一番の冷え込みの朝でしたが
日中は風もなく気持の良い冬晴れの1日でした。
「江戸城とその近傍を歩く」の3回目、四ツ谷から溜池辺りまで歩きました。
外濠の姿として残るのは弁慶濠だけでしたが往時を偲ばせる景観が印象に残りました。
沢山の見所があった江戸城西南部でした。

四ツ谷駅の駅舎と新宿通りに架かる橋。
鋳物製の橋名板です。
旧橋は八王子市柚木の長池地区に移設されて、詳細な解説図もある。



枝を大きく広げた街路樹のユリノキの花殻が冬空に映えていました。



迎賓館赤坂離宮の正門です。



明治5年からの古い歴史を持ち、片山東熊の設計による国の迎賓施設です。
(中には入れないので正門の格子の間にカメラを寄せて撮りました)



眞田濠跡、
四ツ谷駅にある谷から続いていた濠の跡で埋め立てられて
今は上智大のグランドになっています。(散策路より)
許可を頂いてグランドの中まで下りて見学もしました。



四谷見附橋から食違見附までの外濠の高い土手は散策路となっています。



食違見附跡
この食違見附は枡形門はなく石垣を用いずに構築されています。
現在も穏やかなS字状の道の形になっています。



食違い見附門の散策路から弁慶濠が見えました。



紀州徳川家屋敷跡には門だけ残っています。



紀伊国坂の信号を左折してホテルニューオータニへ行き日本庭園を見ました。



江戸城外濠に囲まれた広大なホテル。その庭園は東京名園の一つとされています。



東京オリンピック開会に向けて外国人来訪客を受け入れるために建設され、
昭和39年9月に開業しています。



都会の喧騒を離れ、日本の情緒を味合う事のできる庭園です。
沢山の樹木の中で楚々と冬桜が咲いていました。



紀尾井坂を下り、清水谷の東斜面にある清水谷公園です。
白川宮家の邸があった場所です。冬枯れの紅葉の中で
林に包まれた偕香苑と云う茶室がありました。



苑内には江戸時代の水道に用いられた石枡が保存されていました。



大久保利通の哀悼の碑もありました。
大久保利通は西郷隆盛、木戸高允らと共に倒幕・王政復古に指導的な役割を果たし、
維新政府の中心的な存在になったが明治11年いわゆる不平士族島田一郎らに
紀尾井坂で刺殺された…(馬場先生のプリントより抜粋しました。)


美味しかった昼食の後は、
先ず弁慶濠を見ました。外濠の名残を感じる景観でした。



弁慶橋



赤坂見附門跡。
北斗御門、又は赤坂御門とも呼ばれ現在弁慶濠の東端に面して残っています。



日吉神社の山の字を象った山王鳥居。



茅の輪を潜って社殿にお詣りをする…



溜池山王辺りを歩きながら首相官邸を撮りました。



40年前に建てられた日本で最初の超高層ビル、
霞ヶ関ビルです。

国会議事堂前駅より丸の内線で帰る。
今年最後の野外講座でした。和やかな馬場ファミリーは来年も歩きます。





 




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