江戸から東京人

グルメ・旅行・散歩など

牡丹

2019年04月30日 | Tokyo
            祝 令和





艶やかな牡丹の花が咲いています。上野東照宮のボタン園が以前から知られていますが、これは堀切菖蒲園の牡丹です。日本画の題材として打って付けの植物ですが華美な花びらです。





藤の花も満開でした。初めて行きましたが駅からかなり遠いので迷いながらたどり着きました。菖蒲がたくさんありましたが、写真が失敗してしまったので残念です。




やきそば

2019年04月28日 | Tokyo




小鳥のお医者さんに同行したとき行きは環七を経由していきましたが、渋滞していたのでずいぶんと時間がかかってしまいました。そこで帰りは千住を通ったほうが速いことにお友達が気づいて、そちらを通ることにしました。

千住に近づいた頃二人ともお腹が減っていたので、何か食べることにしました。しかしなかなか食べるところが見つかりません。大きな通りに面したところに午後のこの時間になっても営業しているお店があったので入りました。中華のお店です。立派な構えで高級そうです。

メニューを見ると麺類が多く載っています。お友達は五目そば、私は焼きそばを注文しました。お客さんは10人ほどしかいませんが、注文品が出てきたのは30分後でした。なんと遅いのでしょう。それでも寒くてお腹が空いた体には食べ物が入るといくらか暖かさを取り戻せます。この日はなんだか特異な経験の連続でした。あまり来たことがない場所に来た所為でもあるのでしょう、変わった経験でした。



浅草の変容

2019年04月26日 | Tokyo






浅草は10年ほど前スカイツリーが少し出来上がってきた頃から少しづつ見物客が増えてきました。それまではこれが浅草と言うほど寂れた場所でした。



             10年前の雷門

             現在の雷門

今でもそうですが仲見世は6時になると閉まりますし古くからのお店はどこも殿様商売の典型のようです。ですが今スカイツリーとセットになった浅草には外国人の観光客で賑わっています。

秋田で食べた稲庭うどんが食べたくなって、調べると銀座と内幸町と浅草にあります。どこも数年前に開店したようですが、浅草以外は2時までしか開いていません。夜は5時からまた開店するようです。通しでやっているのは浅草だけです。そこでこれを食べに久しぶりに浅草へ行きました。











どこを見ても外国人だらけです。完全に外国人の浅草に変貌していました。稲庭うどんのお店にはお客さんが誰もいませんでした。天麩羅うどんを注文しました。あまり待たずに光っているうどんが出てきました。相変わらずおいしいです。てんぷらは秋田のほうがおいしかったですが、うどんはほぼ同じです。やはりつるつる感の喉越しが堪りません。食べ終わってから他は見ずに真っ直ぐ帰宅しました。












根津神社のツツジ

2019年04月24日 | Tokyo


毎年この時期になると根津神社のツツジが見事な景観を見せてくれます。これを見るだけのために普段は静かな境内にたくさんの人が訪れます。確かに全山?を染めて咲くツツジは見事なものです。







            着物姿の人もチラホラと

話はそれますが那須の八幡という所には関東平野を一望できる場所がありますが、5月の中頃になりますとレンゲツヅジの濃い紅色で御用邸までの一面が赤く染まります。昭和の40年代まではこのツツジ野に馬が放されていたということで、赤いレンゲツツジと放牧された馬が名物だったそうです。今は馬こそいませんがレンゲツツジは美しく咲き誇っています。

根津神社のツツジを見ていたらそんなことも思い出してしまいました。



キヤンベルスープ

2019年04月22日 | グルメ


アンディ・ウォーホルのシルクスクリーンで一層有名になったキャンベルスープの缶詰です。本当に久しぶりに買いました。このほかにクラムチャウダースープも買いました。どちらも朝食にと思い買い込んでしまいましたが、以前カリフォルニアのカーメルで毎朝食べたクラムチャウダーとオニオンスープを思い出して購入しましたが、やはりそのときの味とは大きくかけ離れた味でした。

以前にも購入して"これー"と思ったことを思い出しました。やはり現地のダイナーで作るものとはひと味もふた味も違います。アメリカのダイナーでも大きな缶詰のものを使っているのを見たことがありますが、それとてもっとコクのある美味しいものでした。

キャンベル社はずっと同じ味で勝負しているようですが、少しづつより美味しいものを作る努力も見せてほしいと思います。もうアンディ・ウォーホルの時代ではないのですから。


七重八重・・・

2019年04月20日 | Tokyo




春の強い風に山吹の花が揺れています。もうかなり暑い日があったりと体調管理が大変な季節です。山吹の花を見ると祖母が生前教えてくれた故事を思い出します。

昔、江戸城を作った太田道灌が山吹の里に狩りに出かけたところ、突然のにわか雨に会い、そばの農家に雨具を借りようと立ち寄りました。その時、一人の見すぼらしい娘が出てきて盆の上に一輪の山吹の花を差し出しました。道灌は、雨具を借りようとしたのに花を出されたのでこの娘はわしの言ったことがわからんのか、といぶかりました。そばにいる家臣に、この娘はわしの言うことがわからんようだのうと言うと、家臣は、それは「七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しき」の和歌に掛けて、わたくしの家は貧しく蓑(実の)ひとつ持ち合わせがないことを奥ゆかしく答えたのですと教えられました。古歌を知らなかった事を恥じて、それ以後道灌は歌道に励み、歌人としても名高くなった、と教えてくれました。祖母は夜、針仕事をしながらいろいろな話をしてくれました。




またタイ料理に

2019年04月18日 | グルメ








いつもの散歩友達と一緒にお茶の水に出て、またタイ料理を頂きました。この辺もたくさんの飲食店がありますが、どこもこれといったお気に入りがあるわけではありません。タイ料理も一時ずいぶんとはまりましたが、今はかつてほどでもなく惰性的なチョイスになっています。

ただこのお店はタイ人の料理人が作っているので、そこそこ本場の味が味わえます。タイ人が料理していてもあまり美味しくないお店もありますが、ここは今のところまあまあです。

今日はお友達はチェンマイ風ガパオライス、わたくしはタイヌードルです。ベトナムのフォーと同じお米のヌードルにしました。東南アジアの麺類はスープが最近の流行の日本のラーメンのようにこってりとしていないのが好みです。さっぱりすっきりとした爽やかなお味のスープが、何となく暑い東南アジアに合っていて旅行した時を思い出させます。これから暑さに向かう日本ではぴったりするエスニック料理だと思います。




もらい物

2019年04月16日 | グルメ








旧い友人からたて続けに"椿餅"というものと"デコポン"を頂きました。それぞれ違う地域の友人ですが、一度にこうして届くというのも不思議です。春になり桜が咲き思い出してくれたのかしら。

予期せずに突然送られてきても、こういう届きものは本当に嬉しいです。殆ど会う機会はなくなっていますが、思い出してくれているという気持ちが心に届きます。こういう気持ちを持っている日本人というのは素晴らしい国民ですね。

最近は国会でも街中でも揚げ足取りや中傷合戦が増加していますが、本来日本人というものは争いを避ける傾向の人種です。日本を好きでない外国人が大量に入ってきたせいなのでしょうか、それとも古くから住み着いている外国人が勢いづいているのでしょうか、法務省などの官庁までもがおかしな規則を言い出しています。

日本人すべてが本来の日本を取り戻す努力をいつも忘れないでいてほしいとつくづく思います。




小鳥のお医者さん

2019年04月14日 | Tokyo
お友達から電話があり飼っている文鳥が脚を怪我してしまったので動物病院へ連れて行ったけれど、ひと月近くたっても少しもよくならないのでどこか良いお医者さんは知らないかと連絡がありました。私も以前鳥を飼っていたことがあったので調べてみました。なかなか小鳥専門のお医者さんは見つかりません。

ようやく少し遠いのですが鳥を多く扱っているお医者さんが見つかりました。お友達に連絡すると明日予約が取れたので行ってくるけれど、もし都合がよければ付き合ってくれないかしらと言われました。車に便乗して行くだけなのと小鳥のお医者さんというのも興味があったので同行しました。桜が咲いているのに花冷えのする寒い日でした。



西新井大師近くの住宅街にありました。小さな診察室は小鳥が主な患者さんを物語るようです。名前も"かるがも動物病院"と鳥の名前にしてあります。








早速小鳥を見せると怪我をしたいきさつや、ほかの病院での薬や治療などを聞かれていました。どのぐらい前に怪我をしたかとか餌はどのようなものをあげているかなども聞いていました。


餌の種類やお薬のやり方小鳥のつかみ方など細かいことなどを丁寧に説明されました。そうしているうちに小鳥の患者を連れた人が次々とやってきましたが、狭いので中に入れない人もいました。お友達は薬を処方されて一日三回一滴づつ先ほど教えたつかみ方で上げてくださいと教えられていました。

なかなか親切で丁寧な説明で感心しました。これで回復してくれたら素晴らしいなと思いました。お友達も今までのお医者さんとは教え方などが違うので良くなってくれると有難いわとかなり期待していました。


新芽

2019年04月12日 | Tokyo




桜を見ようと一番近い人でごった返す六義園よりも人の少ない染井を散歩すると、あちこちの木や草が芽吹いています。姫リンゴの木が芽吹き、雪柳が白い小さな花をたくさんつけ、花ニラが群れになって開花し、カラスノエンドウは早くからみんなに声かけるように咲き始めていますし、すみれでしょうか紫色の花を可憐に開き春が来たことを周りに知らせています。春は一斉に花が開花してきます。やはり花は少し静かな環境の下で鑑賞したいものです。










花冷えで桜も長持ち

2019年04月10日 | Tokyo
桜が開花してから冬のような寒さの日が続いていましたので花の期間がいくらか長引いたようです。

染井の桜 人がいなくてゆっくり見られます


お茶の水三井住友海上前の桜 一本だけですがきれいです




淡路町ワテラスの桜 モモの花もきれいでした



四国旅行 帰京

2019年04月08日 | 旅行・グルメ














道後で泊まったホテルのロビーと夕食です。期待していたほどではありませんでした。部屋は意外と狭く使いにくく出来ていて故障したところもありました。

食事は普通でしたが、ホール係がテーブル毎に決まっているのではなく次々と違う係が料理などを運んできます。ですからミネラルウオーターなどがなくなってもその都度誰かに言わないと気がつきません。非常に不都合で洗練されていない印象を受けました。ホテル全体がルーズな感じが否めませんでした。

ここには2泊しましたので松山城や正岡子規の生家を復元したものなども見学しました。道後には2泊も要らなかったかしらとも思います。






                松山城


           復元された正岡子規の生家

             子規の勉強部屋




そしていよいよ帰京の日。朝8時半にホテルを出て松山港へ向かいました。10時のスーパージェットという高速船で広島へ出て、そこから新幹線で帰る予定です。結構寒い日でした。風もありました。母は船の揺れを何より怖がります。あまり揺れもせずに1時間半足らずで広島港に着きました。

目的のカツオもたくさん食べられましたので、その点では満足の旅行でした。1番印象に残ったのは土佐久礼の宿のもてなしとお食事でした。ベタベタとした接客ではなくとても距離感の具合の良い接客で好印象です。それと四国八十八カ所のお遍路さんを何人か見かけ話すことが出来たことです。外国からのお遍路さんもいました。もう四国についてはこれ以上調べ直すこともないと思います。


          広島行きの双胴船のスーパージェット
終わり








四国旅行 Ⅵ

2019年04月07日 | 旅行・グルメ
折角長い時間をかけて四国まで来たのですから以前訪ねたことのある愛媛にも寄ってみたくなり松山に行くことにしました。ホテルをネットで調べると道後に英国調のホテルがありましたのでフレンチ料理付きのお部屋を予約しました。

松山へ行くにはこのまま土讃線で先へ進み予土線や予讃線に乗り換えて、朝早く出ても松山着は夜になってしまいます。そこで一旦高知まで戻り高速バスで松山へ入るのが1番早く着くようですので、それに決めて明日朝10時20分の特急に乗ることにしました。


          土佐久礼の駅舎です
40分ほど前に駅に着いてしまったので時間を持て余していますと、大きな荷物を持った70歳ぐらいの男の人が駅前のベンチに腰掛けました。暖かい春の日差しが気持ちの良い朝です。大きな荷物ですね、と話しかけると「はい、寝袋が入っていますので。私お遍路をしています」と言いました。そうでしたここは四国八十八カ所の遍路道に当たります。「まだ寒いですのに野宿することもあるのですか」と尋ねると「はい、どこのお寺でも宿坊というわけではないので」とその老男性は言いました。話しているうちに身の上話になりました。病気で脚が少し不自由になり医者へ行くと、とにかく歩きなさいと言われ、ただ歩くのもと思い立ったのがこのお遍路で、去年までは徳島を歩きました。今年になってやっと高知県に入りましたが、かなりお金がかかるので大変です。食べるのもコンビニ弁当で済ましています。とお遍路の大変さを語りました。話しているうちに列車の時間になりホームの近くまで列車が入ってきました。急いでホームに登りました。母はそのお遍路さんに「頑張って下さい、少しですが」と喜捨をしました。この先続けられるとようにとそっと心の中で祈りました。

高知駅から高速バスに乗ったのは良かったのですが、高知道という高速道路は山間部を抜ける路線でトンネルや断崖絶壁の橋梁の所ばかりでジェットコースターに乗っているよりも恐怖感一杯の道でした。高所恐怖症の人間にとっては、もう二度と乗りたくはありません。




3時間余りでやっと松山に到着しました。松山は四国では大きな街です。人も多いですし車は渋滞気味です。車の数がすごく多く感じます。



駅前からタクシーで道後温泉の宿まで行ってもらいます。道後温泉は相変わらずすごい人の数です。休日前などの混雑ぶりが想像できて避けたい場所でした。





       道後温泉





上の2枚は松山の繁華街、銀天街・大街道商店街です。ここは平日の所為でしょうかあまり混雑してはいません。のんびりと歩けます。

明日に続く











四国旅行 Ⅴ

2019年04月06日 | 旅行・グルメ
美味しいカツオにありつき満足、満足です。お腹がいっぱいになりましたのでどこかで休みたいと思いこの近くに宿はありますか、と聞きますとすぐ近くに町営の宿があると言うことで電話で問い合わせました。なんと今夜泊まれるそうです。

早速迎えに来てくれると言うことで市場で待つことにしました。雨は相変わらず激しく降っています。程なくして宿の車が迎えに来てくれました。年配の運転手さんですが市場から15分ほどの所ですが、飛ばすこと飛ばすことかなりのスピードでした。




不思議なことにあれだけ激しく降っていた雨が宿に着いて間もなく上がり、すごい天気になってきました。やはり母は強力な"雨女"ですが私は強烈な"晴れ女"なのでカツオ好きの母の目的が終わると、私の出番になり晴れたのだと思います。綺麗な海の景色が窓の外に広がります。やはり旅行の時は晴れていた方がうれしいです。







お風呂に浸かり一休みしていると間もなく夕食です。お食事処へ行くと半個室のような所にテーブルがしつらえてあります。海が一望できとても明るいお部屋です。早速お食事が始まります。テーブルには小さなコップの食前酒が置いてあります。説明によると土佐久礼の特産の仏手柑(ぶしゅうかん)のお酒と言うことです。お猪口に半分ほどの量ですので下戸の私も少し頂きました。すだちのような味ですっきりとしていました。そしてお料理が次々と運ばれてきました。本格的な会席料理です。













最後のお鍋は金目鯛の柳川風鍋です。もうお腹いっぱいになりました。カツオも新鮮でとても美味しいものでした。

明日に続く



四国旅行 Ⅳ

2019年04月04日 | 旅行・グルメ
そこで次の日新鮮なカツオを求めて土佐久礼という所へ行くことにしました。列車の数がすごく少ないので大変ですが何とか乗ることができました。夕べからの雨が今朝には激しく降っています。

土佐久礼の駅は無人駅ですがタクシーが一台だけありました。降りたのは私たちだけでしたのでタクシーに乗ることができました。新鮮なカツオが食べられるところは「大正市場」という所です。



着くころには雨は益々激しくなってきました。思っていたより小さな市場です。お店がたった数軒だけの小さな小さな市場です。


それでも近くの港で揚がった新鮮な魚があります。ここまで来た期待が膨らみます。大きな太刀魚もキラキラと光っています。大きなサバが一匹100円で売っています。天然の大きなハマチも僅か2000円という値札が付いています。東京にあったらどんなに幸せなのかと思います。




どうやってカツオを頂けるのかを聞くと一番奥の田中鮮魚店で食べられるということです。一番奥にあるそのお店に行くと、まず店先に並んでいる魚を選んでお金を払います。カツオは思ったよりかなり高いです。小さな切り身が2000円ほどします。少し大きくなると切り身だけで5000円もします。ここはカツオが大人気ですから仕方ありません。そして番号札をもらい前の食堂風の建物でご飯とみそ汁を頼んで待ちます。すると程なく調理された魚が運ばれてきます。




カツオのお刺身とタタキとアジのお刺身を頼みました。期待通りに新鮮さはピカイチです。アジなどはしこしこしていてこんな噛み応えのアジは初めです。勿論カツオもとても素晴らしいものです。土佐のカツオはポン酢で頂くのが一番美味しいのがわかりました。やはり地元の人たちが昔から食べている方法が一番だとよく分かりました。それにしてもこんな新鮮なお魚が毎日食べられるなんて海辺の方たちは幸せですね。お刺身大好き女子ですから羨ましいこと、羨ましいこと・・・。

明日に続く