未来社会を夢見る山下ゆみのブログ

アラ還真っ只中の暮らしと関心ごとを綴っています。最近の日本、おかしなことが多すぎる!と行動に。

阪神淡路大震災から18年

2013-01-17 10:30:02 | 震災・原発
 18年前の大震災。当時、子どもたちも小さく、何か組織に入って活動していたわけでもなかった私は、ボランティアに行くでもなく、少しの募金と近所の方が集めておられた衣類を提供させていただいたくらいでした。
 学生時代の友人宅やご実家が神戸に何軒もあったので、電話をかけまくって安否を尋ねたのですが、幸いみなさんご無事でホッとしたのを覚えています。「ご無事」とは言っても、おうちが住めなくなったり大切なものをたくさん失われたりした方もあって、「命があってよかった」と思える状況は、その被害の大きさを物語っています。

 今日のしんぶん赤旗・1面の「潮流」欄にもありますが、その助かった命が、その後の孤立した生活の中で「孤独死」を迎えるケースのあまりに多いこと。ついに千人を超えたそうです。これは、この国の政治の貧困を物語っているのではないでしょうか。
 街並みが立派になっても、そこに住む人々の暮らしが取り戻されなければ、「復興」とは言えません。個人ではどうすることもできない障壁に対して、行政が果たすべき課題は山ほどあるはずです。

 東日本大震災の復興はまだまだです。ここには「原発事故」で未曽有の放射能被害をもたらしたという大問題も存在します。行政の課題とともに、事故を起こした東京電力の責任はあまりにも重大なのに、それが曖昧にされようとしている感じがしてしかたありません。「避難区域外の賠償打ち切り」など言語道断です。

 「1.17」という節目の今日、過酷な経験をどう生かすか、たくさんの方が考えておられることと思います。私もそういう日にしたいと思っています。
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