先日一部ご紹介しました、市議会・厚生文教委員会で行ってきました視察について、もう少し詳しくお知らせします。
きょうはまず1日目、10月20日(月)に訪れました、神奈川県小田原市の小規模特認校・片浦(かたうら)小学校についてです。
JR根府川(ねぶかわ)駅から、目の前に迫る相模湾を背に急峻な階段を上ること約10分、小田原市立片浦小学校にたどり着きました。
全校児童80人という小規模ながら、4階建ての立派な校舎です。
さっそく、6年生の「英語」の授業を参観させていただきました。全学年1クラスで、クラス定員は15人、このクラスは13人(うち女子3人)。2,3人ずつ机を並べ、ネイティブスピーカーの外国人の先生に英語で授業を受けています。担任の先生が時々日本語で補足の説明をされていますが、基本的に英語のみの授業です。
先生の質問に手を挙げる子が何人もいて、活気ある授業です。この日は、国旗が次々に示され、その国名を答えたり、その中から自分の行きたい国を選んだり。また、それぞれの国旗の特徴が英語で説明され、それはどの国のものか、といった設問もありました。全員が複数回当たって答えます。少人数ならではのことですね。
授業は週1回ですが、毎日エンジョイ・イングリッシュ・タイムという英語に親しむ工夫がされています。
その後、校長先生から説明を受けました。
この学校の地元は農業と漁業が産業の中心で、近年それら産業の衰退とともに人口が減り子どもも少なくなり、小学校の存続が危ぶまれたとのこと。実際すぐとなりにあった中学校は数年前に廃校となっています。
まちの人たちは、なんとか小学校を守ろうとその方法を相談し、市内全域から入学可能な小規模特認校となる道を選んだそうです。最初(平成24年度)は子どもが集まるのかどうか心配だったそうですが、ふたを開けてみると応募がたくさんあって、今年度も定員オーバーとなる学年もあったという人気だそうです。
少人数ならではのアットホームな雰囲気と、ひとりひとりに目が行き届きどの子も主人公になれる条件があります。
また素晴らしい海あり山ありの自然環境。
同じ電車通学でも、満員電車で都会の私学に向かう子どもとは、経験することがまったく異なります。田舎の小さな学校が秘める「特別な魅力」を充分感じた視察でした。
*写真は、同日付のブログをご覧ください。
きょうはまず1日目、10月20日(月)に訪れました、神奈川県小田原市の小規模特認校・片浦(かたうら)小学校についてです。
JR根府川(ねぶかわ)駅から、目の前に迫る相模湾を背に急峻な階段を上ること約10分、小田原市立片浦小学校にたどり着きました。
全校児童80人という小規模ながら、4階建ての立派な校舎です。
さっそく、6年生の「英語」の授業を参観させていただきました。全学年1クラスで、クラス定員は15人、このクラスは13人(うち女子3人)。2,3人ずつ机を並べ、ネイティブスピーカーの外国人の先生に英語で授業を受けています。担任の先生が時々日本語で補足の説明をされていますが、基本的に英語のみの授業です。
先生の質問に手を挙げる子が何人もいて、活気ある授業です。この日は、国旗が次々に示され、その国名を答えたり、その中から自分の行きたい国を選んだり。また、それぞれの国旗の特徴が英語で説明され、それはどの国のものか、といった設問もありました。全員が複数回当たって答えます。少人数ならではのことですね。
授業は週1回ですが、毎日エンジョイ・イングリッシュ・タイムという英語に親しむ工夫がされています。
その後、校長先生から説明を受けました。
この学校の地元は農業と漁業が産業の中心で、近年それら産業の衰退とともに人口が減り子どもも少なくなり、小学校の存続が危ぶまれたとのこと。実際すぐとなりにあった中学校は数年前に廃校となっています。
まちの人たちは、なんとか小学校を守ろうとその方法を相談し、市内全域から入学可能な小規模特認校となる道を選んだそうです。最初(平成24年度)は子どもが集まるのかどうか心配だったそうですが、ふたを開けてみると応募がたくさんあって、今年度も定員オーバーとなる学年もあったという人気だそうです。
少人数ならではのアットホームな雰囲気と、ひとりひとりに目が行き届きどの子も主人公になれる条件があります。
また素晴らしい海あり山ありの自然環境。
同じ電車通学でも、満員電車で都会の私学に向かう子どもとは、経験することがまったく異なります。田舎の小さな学校が秘める「特別な魅力」を充分感じた視察でした。
*写真は、同日付のブログをご覧ください。