未来社会を夢見る山下ゆみのブログ

アラ還真っ只中の暮らしと関心ごとを綴っています。最近の日本、おかしなことが多すぎる!と行動に。

「都構想」の住民投票、反対の勝利!

2015-05-18 16:47:03 | 地方政治
 昨日行われた、大阪市を廃止・解体して特別区を設置することの是非を問う「住民投票」は、反対が賛成を1万票余り(得票率にして0.8%)上回り、大阪市は存続されることになりました。126年の歴史ある大阪市の廃止にストップをかけることができて、ホッとしています。

 橋下大阪市長が執念でこぎつけた住民投票でしたが、その経過も中身も、民主主義とは程遠い乱暴で住民軽視のものでした。運動期間中は「賛成」「反対」の舌戦が市民を二分する街の雰囲気に、維新の罪深さを感じました。賛成が1票でも多ければ大阪市がなくされてしまう、という一大事に、大阪中はもちろん、関西一円から応援の部隊が駆け付け、連日宣伝・対話を繰り広げました。結果は賛成・反対・棄権がほぼ3分の1ずつ。僅差でしたがなんとか大阪市を守ることができました。私もできる限りの行動に取り組むことができて、この結果を得られたことがほんとうにうれしいです。

 今回の住民投票は、橋下市長が安倍首相に「改憲での協力」を約束して、その見返りとして「都構想実現への協力」を取り付けたとのことです。結果は維新勢力の今後のみならず、国政にも影響を及ぼすと言われており、「戦争できる国」へとひた走る安倍政権にとって大きな痛手、マイナスとなることが期待されます。「負けたら政界から去る」と言っていた橋下氏には、絶対その通りにしていただきたいです。

 これからの大阪市政のあり方は、賛成した人の「現状を変えたい」という想いと、反対した人の「大阪市をよくするためにはもっと別の道を」という想いを、それぞれどう活かして発展させていくかが重要だと考えておられる方が多いと思います。私もそのとおりだと思います。大阪市民のみならず、私たち大阪府民みんなに大きく関係してくると思いますので、要注目ですね。

 特色ある24区の名前が残ってよかったです。今回は私の母校もある天王寺区で活動しました。一緒に行動した天王寺区のみなさんのよろこんでおられるお顔が目に浮かんできて、あらためて感慨ひとしお、うれし涙です。
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