議員定数

　つい先日、２月４日（火）に臨時議会が行われました。共生会という会派から、「議員定数を２０から１９にする」という条例改正が提案されたためです。
　本会議での採決に先立って行われた議員協議会では、反対意見に基づく質問がいくつも出されました。提案者の「『１９』という数字の根拠はない。」という答えからも、とにかく定数を減らしたいという姿勢が表れていました。

　泉佐野市議会では「幹事長会で決めたことを尊重する。」というルールがあり、これに反するという理由での反対意見もありました。

　私たち、共産党議員団は、住民の意見を反映することや「議会基本条例」で定めた定数の考え方を尊重する観点から定数削減に反対です。また、今回の提案の理由とされた財政的な効果、投票率の向上、議会の活性化という点でも、むしろマイナスであると反対討論を行い、否決するために力を尽くしました。

　本会議では、反対討論が３人、賛成討論が１人で、採決の結果は８対８の賛否同数。その時には議長が決めることになっており、議長採決は「否決」となりました。

　議員定数はこの間ずっと減らされてきた経過がありますが、市民のみなさんのご意見が反映されているのか疑問です。これからも議論は続くと思いますが、議員定数や議員報酬のあり方についての私たちの考え方もお示ししながら、みなさんのご意見をお聞きしていきたいと思います。