日本艦隊司令部

小説、アニメ、特撮、刑事ドラマ、映画などの語り

007・サンダーボール作戦

2013-01-22 00:43:07 | 映画
さて、今回も「007」を紹介します。第4作「007・サンダーボール作戦」です。

 人間ドックがてらホテル並みの病院で休暇を楽しむボンド。その頃、NATO(北大西洋条約機構)のヴァルカン爆撃機が訓練中に消息を絶った。しかもこの爆撃機にはなんと二発の新型原子爆弾が搭載されていた。
 かつて「ドクターノオ」「ロシアより愛をこめて」でボンドに苦汁をなめさせられた秘密犯罪結社スペクターはこの二発の原爆を手に入れ、NATOに対して一億ポンド相当のダイヤモンドを要求してきた。
 直ちにMI6(英国情報部)は00(ダブルオー)要員を召集し、原爆捜索および奪還作戦、コード名「サンダーボール作戦」を発動、ボンドはバハマのナッソーへ飛ぶことになった。そこには爆撃機に乗り込んでいた空軍少佐の妹がいるという。実はボンドはその空軍少佐の遺体をなんと爆撃機が飛行していたまさに同じ時間に病院で目撃したのだ。実はこれがトリックであった。スペクターはこの人物をニセモノとすり替えて爆撃機を海上に不時着水させて原爆を回収したのだ。
 バハマへ到着したボンドは早速その空軍少佐の妹ドミノに接触したが、彼女の後見人ミスター・ラルゴに何か良からぬものを感じていた。なんとラルゴはスペクターのNO2であったのだ。
 直ちに秘密兵器を持ったQとCIAのフェリックスも合流し、ついにバハマ近海で爆撃機を発見した。しかし、すでに原爆は運び出されていた。ドミノの協力をうけ原爆のありかを突き止めたボンドたち。アメリカ海軍も駆けつけ海上海中を舞台に大決戦の幕が切って落とされた。果たしてボンドは原爆を奪い返すことができるのか。


                  

今作は中米の海を舞台にした作品です。前作がアクション重視であったのに対して今作はアクションとサスペンスを両立させた作品と言えるでしょう。
 今回の悪役は隻眼の紳士、秘密組織スペクターのNo.2ミスターラルゴ。大型クルーザーを所有し、海岸に邸宅を構えた地元でも名の通った人物。
 失敗者には罰としてサメのいるプールへと落とすなどといった場面もありました。
 自分は007のボス悪役ではこのラルゴと「黄金銃を持つ男」の殺し屋スカラマンガが特に好きです。今までと違いいかにも好敵手といった感じで部下達と最前線で作戦を遂行してあの手この手でボンドを追い詰めるまさに強敵でした。

 海が舞台でしてアクアラング装備のボンドが敵の殺し屋達と海中戦に告ぐ海中戦、不適な紳士ミスター・ラルゴとの絡み、実に露出の多い服装の多いボンドガールミス・ドミノ(笑)、ラストはこれぞボンド映画と言って拍手と笑い間違い無しです。ちなみに近作もボンドカーはアストンマーチンDB5です。

 また今回ボンド役のショーン・コネリーが水中シーンの撮影中にプールにサメが迷い込んでしまいコネリーが慌てて水面を走るかのように飛び上がったそうな。


 最後にまとめますと、アクションありの美女あり、若干ミステリーじみた演出がスパイスになったこれぞボンド映画!!
 ちなみに後にショーン・コネリー主演で「007・ネバーセイ・ネバーアゲイン」としてリメイクされました。
 ファミリー向けとしてもお勧めする007第4弾「007・サンダーボール作戦」です!!

最新の画像もっと見る

コメントを投稿