日本艦隊司令部

小説、アニメ、特撮、刑事ドラマ、映画などの語り

特別出演2

2013-01-22 01:24:45 | オリキャラ紹介
今回は久しぶりに別作品からの客演をご紹介します。

ポール・J・フォスター大佐(情報部員)
第三部より登場したこのキャラクターは先日述べたとおり「謎の円盤UFO」の登場人物です。常に最前線に立つSHADOの熱血幹部。演じられた俳優マイケル・ビリントンさんはイギリスの俳優さんでBBCのテレビドラマなどを中心に活躍されました。また007シリーズのジェームズ・ボンドのオーディションに何度もエントリーしており、もしもロジャー・ムーアがいなければ彼が三代目ジェームズ・ボンドになれたとも言われております。ちなみに彼は「007・私を愛したスパイ」にちょい役で出演しています。2005年に癌で亡くなられましたがその5日後にはストレイカー司令官役のエド・ビショップさんもお亡くなりになられたそうです。
ちなみに吹き替えの声優さんはグローバル総司令やハンニバル大佐でおなじみの羽佐間道夫さんです。

倉田三郎中佐(ムーンベース01司令官)
このキャラクターは武中中佐と同じく「ウルトラセブン」に登場する準レギュラーキャラ、宇宙ステーションV3のクラタ隊長がモデルです。ウルトラ警備隊キリヤマ隊長とは同期で戦闘機の操縦や宇宙戦闘のプロです。敵機襲来とともに自ら先頭に立ってステーションホークで戦う熱い指揮官です。演じる南廣さんは「マイティジャック」などに出演した後にCM・PR映画製作会社を設立し、代表取締役に就任。1989年に肝臓癌のため60歳でお亡くなりになられました。地球防衛の最前線に立つ熱い指揮官として選んだキャラクターです。

エマ・グレンジャー少佐(「天龍」主任オペレーター)
このキャラクターは「超時空要塞マクロス」より登場です。といってもテレビ版でも劇場版でもなくゲーム版からの登場です。出身はイギリスで未沙の後輩、紅茶党です。地球統合軍航空訓練課程における実機教練オペレーターの経験者。優秀なオペレーターだが、生真面目で少々怒りっぽい。先輩の未沙を敬愛している。マクロス航海時代は未沙の不在時にシャミーと交替で代行していた。輝の親友沖野誠二と恋仲で彼と同じく読書家。他の趣味にカード収拾、映画鑑賞など。ゲーム版はシナリオがテレビ版と劇場版にわかれており、劇場版では主人公と最後に恋仲になります。

007・サンダーボール作戦

2013-01-22 00:43:07 | 映画
さて、今回も「007」を紹介します。第4作「007・サンダーボール作戦」です。

 人間ドックがてらホテル並みの病院で休暇を楽しむボンド。その頃、NATO(北大西洋条約機構)のヴァルカン爆撃機が訓練中に消息を絶った。しかもこの爆撃機にはなんと二発の新型原子爆弾が搭載されていた。
 かつて「ドクターノオ」「ロシアより愛をこめて」でボンドに苦汁をなめさせられた秘密犯罪結社スペクターはこの二発の原爆を手に入れ、NATOに対して一億ポンド相当のダイヤモンドを要求してきた。
 直ちにMI6(英国情報部)は00(ダブルオー)要員を召集し、原爆捜索および奪還作戦、コード名「サンダーボール作戦」を発動、ボンドはバハマのナッソーへ飛ぶことになった。そこには爆撃機に乗り込んでいた空軍少佐の妹がいるという。実はボンドはその空軍少佐の遺体をなんと爆撃機が飛行していたまさに同じ時間に病院で目撃したのだ。実はこれがトリックであった。スペクターはこの人物をニセモノとすり替えて爆撃機を海上に不時着水させて原爆を回収したのだ。
 バハマへ到着したボンドは早速その空軍少佐の妹ドミノに接触したが、彼女の後見人ミスター・ラルゴに何か良からぬものを感じていた。なんとラルゴはスペクターのNO2であったのだ。
 直ちに秘密兵器を持ったQとCIAのフェリックスも合流し、ついにバハマ近海で爆撃機を発見した。しかし、すでに原爆は運び出されていた。ドミノの協力をうけ原爆のありかを突き止めたボンドたち。アメリカ海軍も駆けつけ海上海中を舞台に大決戦の幕が切って落とされた。果たしてボンドは原爆を奪い返すことができるのか。


                  

今作は中米の海を舞台にした作品です。前作がアクション重視であったのに対して今作はアクションとサスペンスを両立させた作品と言えるでしょう。
 今回の悪役は隻眼の紳士、秘密組織スペクターのNo.2ミスターラルゴ。大型クルーザーを所有し、海岸に邸宅を構えた地元でも名の通った人物。
 失敗者には罰としてサメのいるプールへと落とすなどといった場面もありました。
 自分は007のボス悪役ではこのラルゴと「黄金銃を持つ男」の殺し屋スカラマンガが特に好きです。今までと違いいかにも好敵手といった感じで部下達と最前線で作戦を遂行してあの手この手でボンドを追い詰めるまさに強敵でした。

 海が舞台でしてアクアラング装備のボンドが敵の殺し屋達と海中戦に告ぐ海中戦、不適な紳士ミスター・ラルゴとの絡み、実に露出の多い服装の多いボンドガールミス・ドミノ(笑)、ラストはこれぞボンド映画と言って拍手と笑い間違い無しです。ちなみに近作もボンドカーはアストンマーチンDB5です。

 また今回ボンド役のショーン・コネリーが水中シーンの撮影中にプールにサメが迷い込んでしまいコネリーが慌てて水面を走るかのように飛び上がったそうな。


 最後にまとめますと、アクションありの美女あり、若干ミステリーじみた演出がスパイスになったこれぞボンド映画!!
 ちなみに後にショーン・コネリー主演で「007・ネバーセイ・ネバーアゲイン」としてリメイクされました。
 ファミリー向けとしてもお勧めする007第4弾「007・サンダーボール作戦」です!!

敵を欺くには

2013-01-22 00:36:08 | 第三部 戦慄の南太平洋編
 長らくお待たせいたしました。今回いよいよ第3部終盤です。
 ちなみに今回若干気分を害するような描写がございますのでご注意下さい。



 鍔迫り合いを続けていた両者が一旦距離をとった。お互いに息を整えている。
 周囲では久野一矢大尉をはじめとする面々が固唾を呑んで見守っていた。銃を構えた者、警棒を握った者、果てはフライパンを構えた者までいる。
「はあっ!!」
 風見健吾が一気に敵へと警棒を構えて突きを繰り出す。狭い通路の為大振りな攻撃が制限されるのだ。
「むんっ。」
 敵は小太刀で受け止めるが風見はそれを狙っていた。
「おらぁ!!」
 右脚を繰り出す。剣と格闘を混合した戦いだ。
 バシッ、という音が響き渡る。健吾の足技は敵の右腕にガードされた。敵はサウスポーであったために防がれてしまった。
「ちっ!!」
 再び距離をとるが今度は敵が突っ込んできた。
 キィン!!と高い音をたてて警棒と小太刀が交差する。
「きええい!!」
「やああ!!」
 通路に雄たけびが響く。周囲の者達も手に汗握っている。
 その最中、健吾は妙な感覚を覚えていた。相手の動きがどこかおかしい。まるで楽しんでいるかのようだ。
 だが、ゆっくり考え続ける時間は無い。とにかく敵の攻撃を凌がなければならない。彼は警棒を握りなおした。


 艦橋に響いた銃声に誰もが身を堅くした。輝は思わず目を瞑ってしまった。銃口を下げてしまっていたため反撃できなかった。

「ぐああっ!!」
 叫びが艦橋に響いた。右腕を抱えてふらついたその男へと一人の影が飛び掛った。
「この野郎!!よくもやりやがったな!!」
 飛び掛ったのはなんと柿崎幸雄伍長であった。そして彼が飛び掛ったのは右腕を抑えた偽グラントだったのだ。
 その状況に誰もが唖然としていた。なぜ柿崎が動けるのか?誰もが視線を少しずらすとそこに移ったのはさらなる驚愕の状況であった。
「な、なぜだ…。なぜ…」
 柿崎に抑えられた偽グラントが驚愕の目で見たのは自らへと構えたワルサーを向けている仲間の男の姿であった。
「残念だったな。お前達の計画はすでに暴露された。」
 そう言いながら艦橋へと入ってきたのは情報部のポール・J・フォスター大佐であった。
「グラント大尉、君と同じことを我々もさせていただいたというわけさ。」
「な、なんだと…。」
 そのやり取りを見ていた一同を代表するように未沙が問いかけた。
「フォスター大佐、あなたはこの事態を事前に察知していたのですか?」
 未沙へと向き直ったフォスター大佐が答えた。
「その通りです。すいません。敵に察知されない為にあえてだまっていたのです。柿崎君には損な役回りを強制することになって申し訳ない。」
 そういいながらフォスター大佐は頭を下げた。
「『敵を欺くにはまず味方から』か。柿崎、偶然とはいえ大変な役回りを演じる羽目になったな。」
 そう言いながら輝が銃をホルスターへと戻した。沖野誠二中佐もそれにならった。
「しかし、お前もとんだピエロにされたもんだな。」
 その誠二の一言に偽グラントは悔しげに唇をかんだ。
「ま、演じていて中々楽しいショーだったよ。」
 そう言うとワルサーを構えた男とリモコンを握った女がヘルメットを外した。二人とも20代半ばの日本人に近い面立ちであった。
「おれは木戸丈太郎。愛称はキッド、特技は射撃だ。よろしく。」
「私はエンジェル・お町。お町って呼んでね。爆弾はニセモノばかりだから心配ないわ。」
 そう言うとお町はリモコンのスイッチを押して見せた。
「そろそろハンニバル大佐たちも他の連中を抑えている頃だ。」
 キッドのその言葉に対してグラントはうめいた。
「くそぅ!!よくも、よくも!!」
 その時だった。グラントが口から血を吐き始めた。
「きゃあああ!!」
 エマ少佐の叫び声が響き、思わずグラントを抑えていた柿崎伍長が彼を放した。艦橋にいた全員が緊張の度合いを高めた。
 グラントの顔色が見る見る蒼白となっていく。
「ぐっ…、い、今に…逆らった…お前達も、地獄行きだ…ハ…ハイル…ブ…」
 そう言うと自らの喉を掴みながらグラントは倒れこんだ。
 全員が言葉を失った。少し間をおいて誠二が片手に銃を構えたまま傍にしゃがみこんで首筋に手を当てた。
 首を振りながら彼は口を開いた。
「絶命しています。どうやら毒物を隠し持っていたようです。」
 それを聞いて銃を構えていた全員がホルスターへとしまい始めた。
 フォスター大佐が保安員へと指示を出す。
「遺体安置室へ頼む。」
 その一言に直ちに二人の保安員が担架を使って艦橋から運び出していった。
「早瀬司令、自分は所持品の調査と検死に立ち会いますので、失礼致します。」
 フォスター大佐はそう言うと敬礼して艦橋から出て行った。キッドとお町も「お騒がせしました。」と言いながらそれに続いて出て行った。
「エマ少佐、各艦へ通達、戦闘態勢解除、警戒続行。」
 場が落ち着くようにと未沙が軍帽を被りなおしながら指示を出した。
 が、艦橋内は静まり返っている。
 全員の視線がエマ少佐へと注がれる。彼女はそれにも気付かず、ただ大きなショックを受けたようにたたずんでいた。
「エマ少佐!!」
 未沙の言葉が響いてエマは驚いた。
「は、はい!?」
「しっかりしなさい。各艦へ通達、戦闘態勢解除、警戒続行。」
「イ、イエッサー!!」
 そういうと彼女は手元のコンソールを少しおぼつかないように操作し始めた。
 そんな彼女へと沖野誠二少佐が近づき方に手を置いて語りかけた。
「大丈夫だ。おれがついてる。」
 その一言に彼女は気を持ち直したようだ。
「はいっ!!」
 そういう二人に注意を奪われたメンバーは気付かなかった。早瀬司令と一条中佐がいつの間にか並んで手を握り合っていたことに。

「もう一丁あがり!!」
 そういうと男は抱えていた人間を倉庫の中へ放り込んだ。放り込まれた男は縛り付けられており小さなうめき声を発したのみですぐに押し黙った。倉庫の中には同じ様に縛り付けられた男が4人いた。
「とりあえず片付いたな。ハンニバル。」
 愛用のグロック19自動拳銃をホルスターへとしまいながらフェイスはハンニバルへと語りかけた。
「さてと、そろそろあいつを止めに行くとしようか。三人とも、そいつらから目を離すな。」
 そう言うとハンニバルは愛用の葉巻に火をつけて倉庫から出て行った。
 すると猿轡をした一味の一人にモンキーが話しかけていた。
「どう?ビリーってんだよ!!おれのかわいいペットさ!!おいおいそんなにこわがんなよ!!」
 モンキーはまるで子犬をあやすかのような動作をしているが何もいない。
 キョトンとしている男へとフェイスが話しかけた。
「ここには犬がいるのさ、かわいいやつがね。」
 それを聞きながらコングがため息をついたのをモンキー以外のその場の全員が気付いた。

 次回に続きます。いよいよ次回第三部終了です。
 まだ冬本番ですので、皆様寒さなどには充分お気をつけてください。

2013年明けましておめでとうございます!

2013-01-01 09:17:04 | ひとこと
2013年、明けましておめでとうございます!

長い間雲隠れしたためにご心配おかけしたことをお詫びします。

2012も無事終えて気持ちを新たに今年も試験を始め頑張っていきたいと思います。

また、昨年は自作の小説があまり進めなかったので、今年はペースアップさせて、終盤へと持ち込みたく思います。
予定では今月中にも第四部を終わらせるつもりです。

昨年お世話になった方々の健康とご活躍、ご多幸をお祈りしております。
どうか今年もこのブログをよろしくお願いいたします。