今日(3月25日)は、上空の風が強まっているようです。山麓では風が弱いのに、なぜわかるのかと言いますと、風が強いときに現れる雲が出ているからです。一番上の写真は、レンズ雲と呼ばれている雲で、このような凸レンズの美しい雲が出ているときは、上空で風が強くなっています。
また、下の写真は、八ヶ岳に強風がぶつかって上昇し、そこで雲が発生して下降して雲が消えているときにできるレンズ雲で富士山のような独立峰では「笠雲」となります。時間とともに一番下の写真のようにレンズ雲が大きくなっているときは、風が強まってきている証拠。また、八ヶ岳の手前側のレンズ雲のように、両端が尖っている雲も、より風が強いときにできる雲です。これらの雲が現れたときは、稜線を歩く場合など要注意です。
文責:猪熊隆之 ※禁無断転載、無断転用