ヤマネ接骨院鍼灸院日常記(ブログ)

京都府福知山市でヤマネ接骨院・鍼灸院を開院しております。
日々色々なことを考える場としてブログを活用しています。

小児はり

2022-03-09 20:02:14 | 鍼灸
皆様、こんばんは。

今週から久しぶりに、『小児はり』をする子供さんが治療を受けておられます
※当接骨院・鍼灸院は鍼灸もしていますし、鍼灸治療の中で、『小児はり』があります。

小児はりを少し説明しますと、(小児はり学会から活用させてもらいました)

小児はりは、「小児鍼」・「小児針」(しょうにしん)とも言われ、子どもを対象とした「鍼(はり)」の技法として日本で開発され、江戸時代後期から盛んに行われ、日本独自の治療方法として歴史とともに確立されてきました。
「小児はり」は一般的な「鍼」とは異なり、鍼を体に刺さず、専用の鍼具で皮膚をさする、あるいは皮膚にトントンと当てるだけの技法です※。
患児の症状に合わせて、効果が期待できる部位(経絡や経穴)に施術します。
その軽微な刺激はとても心地よく、施術中に眠ってしまう子どももいるぐらいです。施術時間は2分~10分ぐらいと短時間ですが、子どもをリラックスさせ、自律神経症状、夜泣き、疳の虫(かんしゃくやキーキー声)、便秘、消化不良、夜尿症などを改善します。


ここで今回、当鍼灸院で治療した子供さんのことを・・・(文にして書くことは保護者さんから承諾をいただきました。)

・七か月 (のため、治療中はお母さんに抱っこしてもらいながら体勢を変えてさせていただいています。)
※当鍼灸院では生後わずから、小学3年生ぐらいまでは該当症状の方にはさせていただいています。先日は小学校高学年の方が希望され来院されましたが、症状と照らし合わせ、小児はりでは刺激が弱いので・・・と違う治療で対応したこともあり、適応かどうかも判断させていただきます。

・症状 眠りが浅い、夜泣きをする。


シャ-レ(左)にあるのが、当鍼灸院で使用する『専用鍼具』

右は『天花粉』で、皮膚に塗り、専用鍼具で『さする』時に滑りやすくするために用います。

実際に様子は載せえませんが、

上半身裸で、天花粉を塗り、専用鍼具で体を、目安『したところは赤くなるまで)さすります。

これが赤ちゃんにしたら、『ホコホコして気持ち良くなり』気持ちの落ち着きなど出て、症状の改善に結びつきます。

今回の子供さんも、1回目は少し、泣かれましたが途中からウト-っと眠くなり・・・

2回目は、少し泣いていましたが、涙が出ず(笑)一応、泣いたみたい・・・慣れてくれて、気持ちよくしていました。

結果的に、今回の子供さんは、『しやすい』方だったのかな?と思いますが、

教科書通りに泣いていても、していたら眠くなり・・・みたいな感じでした。
※子どさん、症状も、性格も色々ありますから、小児はりの時、経験上、臨機応変には対応しています。

結果、『良く寝れるようになりました。しっかり寝てくれています』と・・・

保護者さんは治療中、泣くことに少し困られていましたが、こちらからすると『しやすい』ので、早くに効果も出たかなと思います。

目安、間隔も説明し、遠くの方ですが、継続してもらいます。

※今回、しやすいと書きましたが、しにくい方が困るではなく、症状様々、泣いたり、動いたりすることが症状の一つの時もありますので、しにくい方が困るのではなく、そこも診ながら、小児はりはしていくものと思っています。

今回は、住んでいる地域で最近よく聞きます『ベビーマッサージ』に行かれて効果を知っておられる保護者さんでした。
オイルを使って手でしてあげるそうですが、『たぶん』小児はりの応用で、オイルの所(一般の方はオイル)を専用鍼具でしているのが小児はりかな?小児はりから、一般向きになったのが、ベビーマッサージかな?

保護者さんも、さすがに自分でされるときは、そこまで小児はりみたいに赤くなりませんので、驚かれていましたが、小児はりらしい?した?と言う感じで理解されていました。

と久しぶりに小児はりの患者さんがあったので、

長文になりましたが、

適応かどうか?こんな症状はどう?も含めて相談もしていただけます。

鍼灸院で『小児はり』しているよという宣伝も込めて(笑)ブログに。






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