山口建設

社長の独り言

被災地からの元気な手紙です。

2011年04月05日 15時04分46秒 | 日記
              

   生き残ってしまったんだから元気を出さないと笑うおばあさんの言葉です。


高田はすんごくきれいな町だったんだ。
少しでも元に戻らねがな?と思ってさ。風で飛んでくるゴミを毎日拾ってるんだ。
そうすればみんなの気持ちも少しは晴れるべ。

経験したことねえー地震だった。畑さ、へばりついたんだ。津波が来て、耳が悪いから
建物の壊れる音は聞こえねかったけど、町のほうから煙が上がって、泣いて逃げる子供もいて、、、、、、
ここまで生きてきて、見だく無いものを見た。
人から借りて畑をやってんだ。家も畑も被害にあわなかった。
心臓さ、ペースメーカーがはいってるんだけども、生き残ってしまった。

元気な人が手を引っ張って上げないと。
いつもは自分の家で食べる分だけしか野菜をつくらねんだけど、


           余るだけのジャガイモを作るよ。
           みんなに分けないと、だめだべ。


食べ物がないと困るべさ。お腹がすけば落ち込むべ。
下を向いてもしょうがない。
元気な人達が笑って、みんなで頑張らねばね。
もう少ししたら、タネイモを一杯植えるんだ。